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コメント: 2004.11 1刷。帯なし。カバーに多少スレ・焼け等の使用感あり。天に弱い焼け・シミあり。本文は概ね良好です。
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感性の起源: ヒトはなぜ苦いものが好きになったか (中公新書 1772) 新書 – 2004/11/1

3.7 5つ星のうち3.7 7個の評価

バクテリアなど単細胞生物は苦いものから逃げる。なぜなら毒だからである。ヒトの赤ちゃんも苦いものを避けるが、成長にしたがって好むようになる。違いはどのように生まれ、どれほど違うのか。そして私たちがふだん認識している「感性」は何にもとづくのだろうか。五感のうち、生きることに直接かかわる味覚と嗅覚を手掛かりに、生物が外界の情報を認知し、イメージを形成する過程を追って、ヒトとは何かを問い直す。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2004/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 205ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121017722
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121017727
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 7個の評価

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都甲 潔
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年5月14日に日本でレビュー済み
 視覚・聴覚・嗅覚・味覚をヒトがどんな仕組みで、なにを知覚しているのか、というのが話の中心。しかし、前半の自己組織化の話とか、粘菌における環境への対応方法と主題は、直接的につながってはいない。味覚センサの製造や、味の合成などの研究を通じて、著者が日ごろから興味を持つ事項についていろいろと語ってくれている。
 感性といえば感覚器の仕組みというよりは、芸術性など感覚を総合化した結果の感情的反応のことを意味すると思うのだが、本書は感覚器の仕組みを中心の話題としている。本書の焦点がいくらか拡散している印象を受けるのは、著者自身がそうしたさらに高度な感情反応などまでも視野において自身の研究を進めているからであるようにも思える。
 ともあれ感覚の種類によって違っている、人間の知覚それぞれの仕組みは大変興味深かった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月30日に日本でレビュー済み
人の本質を問う意欲的作品

味覚センサーを開発した著者による数多くの学問領域を横断し感性
の起源を探る意欲的作品.

バイオエレクトロニクス,神経生理学,生化学,自己組織化(物理
学),分子遺伝学,文化人類学,食品栄養学,等の学問領域の知見
を総動員し,単細胞生物と人,ヒトとの違いを詳細に考察,分析し
ている.

ところどころ理系的な記述を織り交ぜ,それらに基づく哲学的考察
を一気に読ませてくれる.1人の学者が,その豊富な知見を元に,
人,ヒトの本質にグイグイと迫るその筆力には圧倒される.

先日,NHKの『爆笑問題のニッポンの教養』を見たが,その内容は
ほぼ本書に従っているように思える.幅広い膨大な知見を融合し,
読者に納得させる結論に持って行く著者の才能にはただただ感服す
る.

世界初の味を測る機械(味覚センサー)を開発した実力派の著者の
労作であるだけに,有無を言わせぬ迫力がある.必見.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本について、ある雑誌の書評に「精緻な論拠を積み上げて『人とは何か』を問い直す」とありましたが、実際は精緻さが大きく欠けています。
脳の活動部位から感性の性質について安易な結論を下していたり、
進化論をよく理解していないような記述があったり、
感性の話を日本食文化の礼賛にこじつけてあったりします。
生物学や心理学についてある程度知識を持っている方ならツッコミを入れながら読んで楽しむこともできますが、
入門者には、この本の内容を鵜呑みにすると大変なので、お薦めできません。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年4月25日に日本でレビュー済み
この本は味覚や嗅覚という表現することが困難とされている化学感覚の数値化に成功してきた,世界でもトップクラスの研究者によって記された著書である.
普通,このような研究者によって書かれた著書の場合,独自で進めてきた研究の成果とその理論やメカニズムについて書かれているものが多いため,初心者には分かり難い部分も多々あるのだが,当著者は「感性」を測定するにあたり,生物界で起こりうる様々な現象や更には生体系の遺伝情報までも追求し,味覚・嗅覚を測る意義,ならびに著書のテーマである人間の嗜好性について,知識の乏しい私でも深く考えさせられるものがあった.
これを読むと我々人間は味覚や嗅覚を曖昧に捉えていたことを知ることができ,その曖昧な感覚の由来や,味覚・嗅覚を客観的に評価することの意義を様々な観点から学ぶことが出来るため,様々な分野の方でも楽しめる本だと思った.
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート