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イギリスのいい子日本のいい子: 自己主張とがまんの教育学 (中公新書 1578) 新書 – 2001/3/25
佐藤 淑子
(著)
- ISBN-104121015789
- ISBN-13978-4121015785
- 出版社中央公論新社
- 発売日2001/3/25
- 言語日本語
- 本の長さ191ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2001/3/25)
- 発売日 : 2001/3/25
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 4121015789
- ISBN-13 : 978-4121015785
- Amazon 売れ筋ランキング: - 289,459位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分かりやすいし、ためになる。具体的なデータに基づいてるのも面白い。子育てだけでなく、自分の立ち居振舞いについても考えるきっかけになる。子育ての仕方に迷ってる時に読んだが、以外と気が楽になった。国によって「正」とすることが違うように、自分は自分の信念に基づいて子供と向き合っていこうと思った。
2003年7月11日に日本でレビュー済み
幼少期の発達度合いを自己主張と自己抑制の2点に着眼して論じたものであるが、「だから日本の子育ては間違っていて、イギリスが正しい」という極論ではなく、海外帰国組が持つ違和感の所以を知る意味で的確であると思う。
特に注目する点は、親が子供になんといって叱るかという資料。
「弱いものいじめをしてはいけない」「人に迷惑をかけないようにしなさい」「友達と仲良くしなさい」など人間関係の根本的な指針の6項目について、ドイツ、イギリス、アメリカ、韓国の割合と比較しているが、全ての項目において日本は最低だ。日本の親は何を叱っているのだ?
子供は別の部屋に寝かすだの、小さいときは声を荒げるより叩く方がいいだのの「答え」もしくは「方法」だけを、何故そうすることが必要か!考えもせず導入している弊害ではないのか?
本書の対象となる幼児期というのは、人間関係の基礎ができる時期であることは、どんな育児書にもあることだが、その時期にキチンと叱っていない。何をどうすればいいのか、一番学習できる時期に、「貴方の好きに自己主張していいのよ」と育てておいて、十代に入ってから協調性が無いだの常識で考えろだのといっても、それは無理だ。
訳がわからなくなってひきこもっても仕方が無いし、弱いもの虐めが悪いことだと根本的に解かっていないから、お綺麗な社会正義さえかざせれば集団暴行事件もおこすだろうさ。
これが現在起きていることではないだろうか?
子育て法よりは親自身の教育が必要なのではないかと考えさせられる。
特に注目する点は、親が子供になんといって叱るかという資料。
「弱いものいじめをしてはいけない」「人に迷惑をかけないようにしなさい」「友達と仲良くしなさい」など人間関係の根本的な指針の6項目について、ドイツ、イギリス、アメリカ、韓国の割合と比較しているが、全ての項目において日本は最低だ。日本の親は何を叱っているのだ?
子供は別の部屋に寝かすだの、小さいときは声を荒げるより叩く方がいいだのの「答え」もしくは「方法」だけを、何故そうすることが必要か!考えもせず導入している弊害ではないのか?
本書の対象となる幼児期というのは、人間関係の基礎ができる時期であることは、どんな育児書にもあることだが、その時期にキチンと叱っていない。何をどうすればいいのか、一番学習できる時期に、「貴方の好きに自己主張していいのよ」と育てておいて、十代に入ってから協調性が無いだの常識で考えろだのといっても、それは無理だ。
訳がわからなくなってひきこもっても仕方が無いし、弱いもの虐めが悪いことだと根本的に解かっていないから、お綺麗な社会正義さえかざせれば集団暴行事件もおこすだろうさ。
これが現在起きていることではないだろうか?
子育て法よりは親自身の教育が必要なのではないかと考えさせられる。
2005年12月22日に日本でレビュー済み
基本的に論文を本にした感じで、論調がやや控えめ。論文ベースなので当たり前ではあるものの、読み物として期待した場合には、少し期待はずれの感も。
ただし、文化比較の研究に取り組んでおられる方や、その手のレポートに追われている方は絶好の参考書になりうる。研究テーマとしてはとてもおもしろいし、論も深い。
ただし、文化比較の研究に取り組んでおられる方や、その手のレポートに追われている方は絶好の参考書になりうる。研究テーマとしてはとてもおもしろいし、論も深い。
2023年10月14日に日本でレビュー済み
自己主張と自己抑制のバランスを見直さないと、いまの経済社会で日本人は不利益を被る。
が、日本国内にいる限り、世界の他文化に比べて日本社会が特異な存在であることに気づかない。
本書を読むと、そうした点に気づくことができる。
なお、日本社会では子育て中の主婦等に冷たい人が多いという話は、日本人は内には配慮するが、外には無関心という「内と外」で説明すべきだと思う。
が、日本国内にいる限り、世界の他文化に比べて日本社会が特異な存在であることに気づかない。
本書を読むと、そうした点に気づくことができる。
なお、日本社会では子育て中の主婦等に冷たい人が多いという話は、日本人は内には配慮するが、外には無関心という「内と外」で説明すべきだと思う。
2008年9月26日に日本でレビュー済み
実際にイギリスに住んで、子育てをしているうちに日本とイギリスの教育の違いについて、考えたり、戸惑ったりしたことがある。
口で表現できない不思議な感情。この本はそんな私に比較という方法で、そして文章という表現方法でもやもやした気持ちを理論つけてくれた。
しかしながら、比較の対象の日本に住む日本人母子、イギリスに滞在する日本人母子そしてイギリスに住むイギリス人母子であったが、日本に住むイギリス人母子ならば、どんな結果がでるのか興味がありそれがなくて残念であった。
日本の親は、子供を生み育てる前に、育児という大仕事についてもう少し勉強が必要なのかもしれない。良い子はいくらでもいるが、子供としての幸せを生きている子供は何人いるのだろう・・そんな気持ちになった本である。
口で表現できない不思議な感情。この本はそんな私に比較という方法で、そして文章という表現方法でもやもやした気持ちを理論つけてくれた。
しかしながら、比較の対象の日本に住む日本人母子、イギリスに滞在する日本人母子そしてイギリスに住むイギリス人母子であったが、日本に住むイギリス人母子ならば、どんな結果がでるのか興味がありそれがなくて残念であった。
日本の親は、子供を生み育てる前に、育児という大仕事についてもう少し勉強が必要なのかもしれない。良い子はいくらでもいるが、子供としての幸せを生きている子供は何人いるのだろう・・そんな気持ちになった本である。
2014年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この著者の強みは、英語で子供とお話できるという点にあると思います。子供の英語はなかなか難しいです。ただこの点が同時に本書の弱点にもなっています。
と言いますのは、本書にはアンケートとその統計処理がたくさん出てきますが、①「アンケート内容を作成して実際にアンケートを取った人物」と②「その結果を解釈した人物」が同じですが、これが問題だと思います。科学の世界では、①と②は全く別でないといけません。この条件を、「②の人は、設問のカテゴリーについてblindであること」と言います。②は通常は論文の著者です。つまり本書の場合も筆者です。これを守らないと、アンケートを取る場面で研究者のバイアスがかかってしまうとされていて、自然科学の分野では通用しません。統計処理もちょっと。。。という部分が少しありました。
ただ、参考になった部分もあります。イギリスでは、社会性を身につけさせるのは家庭の責任、勉強は学校の責任とされている。しかし、これが日本では逆転していて、家庭で子供をしつけていない、そのことが大問題だという指摘、これには私も賛同します。母親自身が子供をしつけることができるほどには社会的に成熟していない。
日本人の特徴、「場面ごとに人格が変わる」、イギリス人には、「状況に左右されないpersonalityの一貫性」がある。これもよく分かる。
私自身がKindle本でハイライトした部分がたくさんあるので、その部分も含めてもう一度読んでみるつもりです。現場に通暁した筆者の記載にはなかなか深い部分があった。
誤記でしょうか。Kindle本80%のところにある「謝辞」は「陳謝」が正しいでしょう。真逆です。謝辞だと、「お宅のお子さんに、昨日幼稚園で私の子供が顔をひっかいていただきました。ありがとうございました」になります。
と言いますのは、本書にはアンケートとその統計処理がたくさん出てきますが、①「アンケート内容を作成して実際にアンケートを取った人物」と②「その結果を解釈した人物」が同じですが、これが問題だと思います。科学の世界では、①と②は全く別でないといけません。この条件を、「②の人は、設問のカテゴリーについてblindであること」と言います。②は通常は論文の著者です。つまり本書の場合も筆者です。これを守らないと、アンケートを取る場面で研究者のバイアスがかかってしまうとされていて、自然科学の分野では通用しません。統計処理もちょっと。。。という部分が少しありました。
ただ、参考になった部分もあります。イギリスでは、社会性を身につけさせるのは家庭の責任、勉強は学校の責任とされている。しかし、これが日本では逆転していて、家庭で子供をしつけていない、そのことが大問題だという指摘、これには私も賛同します。母親自身が子供をしつけることができるほどには社会的に成熟していない。
日本人の特徴、「場面ごとに人格が変わる」、イギリス人には、「状況に左右されないpersonalityの一貫性」がある。これもよく分かる。
私自身がKindle本でハイライトした部分がたくさんあるので、その部分も含めてもう一度読んでみるつもりです。現場に通暁した筆者の記載にはなかなか深い部分があった。
誤記でしょうか。Kindle本80%のところにある「謝辞」は「陳謝」が正しいでしょう。真逆です。謝辞だと、「お宅のお子さんに、昨日幼稚園で私の子供が顔をひっかいていただきました。ありがとうございました」になります。
2003年12月11日に日本でレビュー済み
能力主義の台頭で個人がクローズアップされる昨今。五ヶ月になる我が愚息をどう育てようか、幼少期にどのような教育をつけようか悩んでいるとき、ここで偶然見つけて読みました。
はっきり言って面白いです。内容は他のレビュアーの方々が書いていらっしゃるし、百聞は一見(読?)に如かずなので割愛しますが、良い意味での「自己主張」に着目して、日英米を中心とした比較、日英の詳細な分析、日本の詳細な分析と、深掘りして行くストーリー展開がすごい。一気に読めました。
(後書きにトヨタ財団の援助への謝意があって、個人的にまたびっくり。)
読んでいて少しだけ詰まったのは、統計(検定)の用語/表記がナマで出てくるところ。中盤以降の具体的な分析の中で、いきなり「*** : p<0.001」などの記述が出て来ますが、「*が多いほど著しい差がある」というだけだと思います。このくらい注釈付ければいいのに…
内容はとても参考になりました。コトが育児だけに、必要十分で無いのは承知ですが、これから我が愚息を育てるのに、取り入れたいと思います。
はっきり言って面白いです。内容は他のレビュアーの方々が書いていらっしゃるし、百聞は一見(読?)に如かずなので割愛しますが、良い意味での「自己主張」に着目して、日英米を中心とした比較、日英の詳細な分析、日本の詳細な分析と、深掘りして行くストーリー展開がすごい。一気に読めました。
(後書きにトヨタ財団の援助への謝意があって、個人的にまたびっくり。)
読んでいて少しだけ詰まったのは、統計(検定)の用語/表記がナマで出てくるところ。中盤以降の具体的な分析の中で、いきなり「*** : p<0.001」などの記述が出て来ますが、「*が多いほど著しい差がある」というだけだと思います。このくらい注釈付ければいいのに…
内容はとても参考になりました。コトが育児だけに、必要十分で無いのは承知ですが、これから我が愚息を育てるのに、取り入れたいと思います。