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ホモ・モーベンス: 都市と人間の未来 (中公新書 198) 新書 – 1969/9/1

4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

目次 序説 ホモモーベンスとは何か 第一章ホモモーベンスの環境 第二章ホモモーベンスの条件 第三章ホモモーベンスのすみか あとがき
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1969/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1969/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 170ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121001982
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121001986
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

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情報化社会を生き抜くには?
4 星
情報化社会を生き抜くには?
 著者は、技術の進歩に伴う工業化社会に続くものとして「情報」に着目し、来るべき情報化社会の特徴として「多様性社会」「ネットワーク型社会」などを挙げる。 都市と建築の設計とは、情報の流れにかたちを与えることである。 そのような社会では、定住性よりも自由に動き回れる機動性(モビリティ)が必要になると説き、人間の移動性に注目して「道の建築」「ホモ・モーベンス(動民)」なる鍵語を用いて持論を展開している。 一般には日本人の農耕民族的定住性が強調されているが、著者は敢えて日本人気質の中に騎馬民族的なモビリティを認めようとする。それは言い換えると、情報社会を生き抜く上でポイントとなる「オープンシステム」「適応性」「ネットワーク型組織」などの柔軟性を、日本人は生まれつき備えているということにもなる。 そして最後には、「メタボリズム」の具現化でもある、独創的かつユニークな「カプセル宣言」を提唱する。 建築とは、無数の機能=カプセルの集合状態そのものであり、いくつかのカプセルが出会ったときにできる群または場の状態である。 それにしても、今から40年も前(私が生まれる前)に情報化社会の行く末をいち早く見抜き、それに対する建築的対応策を提唱するその洞察力はさすが。 しかしながら、ソニータワーの取り壊しなど、その建築的意義が受け継がれていないのは実に残念。それもまた、情報化社会の特徴でもある「予測不可能性」の結果だろうか。 個人的に建築作品としてはあまり好きではないが、著作を通じて知り得る思想的な射程距離の広さには感心させられる。
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年12月17日に日本でレビュー済み
 著者は、技術の進歩に伴う工業化社会に続くものとして「情報」に着目し、来るべき情報化社会の特徴として「多様性社会」「ネットワーク型社会」などを挙げる。

 都市と建築の設計とは、情報の流れにかたちを与えることである。

 そのような社会では、定住性よりも自由に動き回れる機動性(モビリティ)が必要になると説き、人間の移動性に注目して「道の建築」「ホモ・モーベンス(動民)」なる鍵語を用いて持論を展開している。

 一般には日本人の農耕民族的定住性が強調されているが、著者は敢えて日本人気質の中に騎馬民族的なモビリティを認めようとする。それは言い換えると、情報社会を生き抜く上でポイントとなる「オープンシステム」「適応性」「ネットワーク型組織」などの柔軟性を、日本人は生まれつき備えているということにもなる。

 そして最後には、「メタボリズム」の具現化でもある、独創的かつユニークな「カプセル宣言」を提唱する。

 建築とは、無数の機能=カプセルの集合状態そのものであり、いくつかのカプセルが出会ったときにできる群または場の状態である。

 それにしても、今から40年も前(私が生まれる前)に情報化社会の行く末をいち早く見抜き、それに対する建築的対応策を提唱するその洞察力はさすが。

 しかしながら、ソニータワーの取り壊しなど、その建築的意義が受け継がれていないのは実に残念。それもまた、情報化社会の特徴でもある「予測不可能性」の結果だろうか。

 個人的に建築作品としてはあまり好きではないが、著作を通じて知り得る思想的な射程距離の広さには感心させられる。
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5つ星のうち4.0 情報化社会を生き抜くには?
2008年12月17日に日本でレビュー済み
 著者は、技術の進歩に伴う工業化社会に続くものとして「情報」に着目し、来るべき情報化社会の特徴として「多様性社会」「ネットワーク型社会」などを挙げる。

 都市と建築の設計とは、情報の流れにかたちを与えることである。

 そのような社会では、定住性よりも自由に動き回れる機動性(モビリティ)が必要になると説き、人間の移動性に注目して「道の建築」「ホモ・モーベンス(動民)」なる鍵語を用いて持論を展開している。

 一般には日本人の農耕民族的定住性が強調されているが、著者は敢えて日本人気質の中に騎馬民族的なモビリティを認めようとする。それは言い換えると、情報社会を生き抜く上でポイントとなる「オープンシステム」「適応性」「ネットワーク型組織」などの柔軟性を、日本人は生まれつき備えているということにもなる。

 そして最後には、「メタボリズム」の具現化でもある、独創的かつユニークな「カプセル宣言」を提唱する。

 建築とは、無数の機能=カプセルの集合状態そのものであり、いくつかのカプセルが出会ったときにできる群または場の状態である。

 それにしても、今から40年も前(私が生まれる前)に情報化社会の行く末をいち早く見抜き、それに対する建築的対応策を提唱するその洞察力はさすが。

 しかしながら、ソニータワーの取り壊しなど、その建築的意義が受け継がれていないのは実に残念。それもまた、情報化社会の特徴でもある「予測不可能性」の結果だろうか。

 個人的に建築作品としてはあまり好きではないが、著作を通じて知り得る思想的な射程距離の広さには感心させられる。
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