もう少しだけ丁寧に書いてみれば、中国産の食料には有毒物質が沢山入ってて、漢方なんてデタラメで、飲むだけで癌になる水が出てる村がある。そんな事を記した本。
これを読む限りでは、確かに生々しい。
それにこの本の場合、耳にした情報だけを便りに非難中傷してるのではなく、直接自分の手触りで確かめた上で書き殴っているわけなので、個人的には信頼しても良いと思う。
ただ、やっぱり中国は馬鹿みたいに広いので、この本に記されているような劣悪な条件とはかけ離れた地区も、多分在るはず。これを馬鹿正直にタイトルどおりに受け取ってしまうと、中国全部がゴミクズで、中国人全員が駄目人間、みたいに取られてしまう可能性もある。
あとがきの最後のほうに、簡単に「私は中国そのものを全否定しているわけでは勿論無い」旨の一言は記してある。けれど、この一文はハジマリの序文に書くべきではないかな、とも思える。
これを読んでみる限り、確かに中国の衛生面においては日本とは比べ物にならないほど酷いのかな、とも思ってしまったし、概ね合ってると思う。ただ、ここに書いてある事象の全ての根底にあるものは、結局カネなわけで。
雛型変えたら、まんま日本にも当てはまる。
もう少し、前提条件にクッションを置いてくれていたら、これは多くの人に薦めて良い一冊かな、とは思う。批判本は通常、余り好みとは成りえないのだけれども、この著者の本は他にも読んでみたい。
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「猛毒大国」中国を行く (新潮新書 267) 新書 – 2008/6/1
鈴木 譲仁
(著)
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- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/6/1
- ISBN-104106102676
- ISBN-13978-4106102677
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/6/1)
- 発売日 : 2008/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 205ページ
- ISBN-10 : 4106102676
- ISBN-13 : 978-4106102677
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2022年1月24日に日本でレビュー済み
数年前、医薬品用アンプル製造機を中国山西省に納入しました。
アンプルのガラスパイプは現地製でした。日本製に比べバーナーで加熱すると柔らかすぎて加工しにくいものでした。成分を分析すると毒物指定のヒ素が多量に含まれていました。金属材料でもヒ素を入れると柔らかくなり加工しやすくなるのですが、EUでもすでに昔から禁止されています。
この材料で作った医薬品用アンプルや錠剤用瓶はヒ素が含まれているので薬品のpHによっては薬品そのものに混入する可能性が否めません。
私はそれからは中国製ガラス容器に入った飲料や医薬品は一切利用しておりません。
アンプルのガラスパイプは現地製でした。日本製に比べバーナーで加熱すると柔らかすぎて加工しにくいものでした。成分を分析すると毒物指定のヒ素が多量に含まれていました。金属材料でもヒ素を入れると柔らかくなり加工しやすくなるのですが、EUでもすでに昔から禁止されています。
この材料で作った医薬品用アンプルや錠剤用瓶はヒ素が含まれているので薬品のpHによっては薬品そのものに混入する可能性が否めません。
私はそれからは中国製ガラス容器に入った飲料や医薬品は一切利用しておりません。
2008年6月20日に日本でレビュー済み
夏の暑い日に中国の緑豆はるさめを食べるが私は大好きです。食欲の無い
時に春雨は本当においしいものです。
私は中国で二週間、中国人だらけの、外人のいかないレストランで朝、昼、
夜と食事をしていましたが、体を壊すことなく日本に帰ってきました。
ジャーナリストの鈴木さんも中国のレポートを書く時中国で食事をしていた
と思います。
中国は怖い、信じられないとあおるだけで無く、じゃどうしたらいいのかをも
う一歩踏み込んで書いて欲しかったです。
不安をあおるだけなので星一つです。
時に春雨は本当においしいものです。
私は中国で二週間、中国人だらけの、外人のいかないレストランで朝、昼、
夜と食事をしていましたが、体を壊すことなく日本に帰ってきました。
ジャーナリストの鈴木さんも中国のレポートを書く時中国で食事をしていた
と思います。
中国は怖い、信じられないとあおるだけで無く、じゃどうしたらいいのかをも
う一歩踏み込んで書いて欲しかったです。
不安をあおるだけなので星一つです。
2012年10月8日に日本でレビュー済み
「白い春雨」「段ボール肉まん」を始め、様々な珍品が出てくる。
赤福やミートホープで日本においても話題になった所謂「食品”偽装”」と、
中国のそれとは性格が大きく異なり、彼の国のものには劇物や毒物が入っている
本当に「ヤバイ」食品である。
作者はその人脈を活かし、中国に存在するこれらの食品の裏側を余すことなく
取材している。さらに、そのような危険食材をあげつらうだけでなく、
なぜそこまで危険な事情が中国国内で問題にならないのかを、報道規制や
村社会で形成される文化という一面から考察しており興味深い。
巻頭に各地の毒物が記載された名所?マップあり。
赤福やミートホープで日本においても話題になった所謂「食品”偽装”」と、
中国のそれとは性格が大きく異なり、彼の国のものには劇物や毒物が入っている
本当に「ヤバイ」食品である。
作者はその人脈を活かし、中国に存在するこれらの食品の裏側を余すことなく
取材している。さらに、そのような危険食材をあげつらうだけでなく、
なぜそこまで危険な事情が中国国内で問題にならないのかを、報道規制や
村社会で形成される文化という一面から考察しており興味深い。
巻頭に各地の毒物が記載された名所?マップあり。
2008年6月23日に日本でレビュー済み
著者は春雨の白さを出すために漂白剤を入れている現場を見に行き、従業員からそのことを確認する。漂白剤には、もちろん発がん性があり、食品への使用は厳禁されている。しかし、地域行政と工場はぐるになっているので、ろくに指導もできない。村がうまく回ればそれでよいではないか、ということだ。ほかにも苛性ソーダ水の中にぶち込んだパンを焼いて売ったり、劇薬入りの人工卵の講習会が北京で開かれていたり、食の倫理はないのかと。私も1週間北京に滞在したが、出てくるものはほとんどおいしく頂いただけに、ショックだった。また、漢方薬も百害あって一利なし、と断言する。900年前の本がいまだに漢方として正しいかの判断基準になっているのだが、著者は「西洋医学ですら日進月歩なのに、900年でどれだけ世界は進歩したんだ」という。もっともな話だ。
冒頭の春雨村では、正体を隠していったが目的がばれ、著者は追っ手からカーチェイスのように逃げ帰ったという。こうした底辺を這うようなルポから、中国の農村はどこも悲鳴をあげている、中国のカタストロフは近い、と著者はいう。崩壊する農村から見れば食の倫理なんてたいした問題ではないのかもしれない。偽装表示なんかで騒いでいる日本が馬鹿らしく感じてしまった。
冒頭の春雨村では、正体を隠していったが目的がばれ、著者は追っ手からカーチェイスのように逃げ帰ったという。こうした底辺を這うようなルポから、中国の農村はどこも悲鳴をあげている、中国のカタストロフは近い、と著者はいう。崩壊する農村から見れば食の倫理なんてたいした問題ではないのかもしれない。偽装表示なんかで騒いでいる日本が馬鹿らしく感じてしまった。