タイトルからは、世界中の美術館に収められているムンクの傑作を紹介しているものを想像してしまうかもしれません。
副題は『大原美術館収蔵のムンクの版画 OHARA Museum of art』です。
1884－1904にかけての作品12点が光沢のある紙に印刷され、一枚一枚挿むようにして納められています。
「病める子」「骸骨の腕のある自画像」「クリスティアニア・ボヘーム Ⅰ」「マックス・アッシュ博士の像」「マドンナ」「吸血鬼」
「アウグスト・ストリンドベリーの肖像」「壷」「海を背にした女の顔」「女」「亡くなった母と子供」「裸婦」です。
大原美術館館長の藤田慎一郎氏による作品入手の経緯と、千足伸行氏によるこの時期のムンクと作品への解説文が載っています。
大原美術館については、城山三郎氏の『わしの眼は十年先が見える-大原孫三郎の生涯-』を合わせて読むと大変面白いですよ。
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