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神とゴッドはどう違うか (新潮選書) 単行本 – 1997/2/1
鹿嶋 春平太
(著)
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1997/2/1
- ISBN-104106005123
- ISBN-13978-4106005121
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
キリスト教を日本ほど誤解した国はなかった-。聖書における「創造主があって被造物がある」という複眼的存在観から、日本国内の社会問題に焦点を当てて、日本の特殊性を示す試み。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1997/2/1)
- 発売日 : 1997/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 260ページ
- ISBN-10 : 4106005123
- ISBN-13 : 978-4106005121
- Amazon 売れ筋ランキング: - 495,401位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月20日に日本でレビュー済み
著者の鹿嶋春平太なる人物は、日本におけるキリスト教布教の成功を願っている。それは彼のブログ『鹿嶋春平太チャーチ』から明らかである。この点に注意して彼の著作を読むべきである。春平太が本書中で日本を指して「我が国」という語を用いるとき、それには、キリスト教の真髄に無理解であるゆえに福音に応えられない者たち、というキリスト教信者視点による悪評価が含まれる。例えば74-75頁のコラムでは、「聖書は、全体が一枚の絵に収まるような内容を持った本です。中心はイエス・キリストで…みなイエスをくっきりと浮かび上がらせる役割を果たしています」とゴテゴテの原理主義的信仰を披露した上で、「我が国では、それ抜きで聖書を読んだ気になって…」と日本を批判し、原理主義的な聖書理解が広まっていない現状に対する苛立ちを露わにする。75頁では「そのままでは国際化の波に洗われ…」と述べているが、ここで言う「国際化」が、キリスト教的メンタリティを持つ欧米や韓国を指していることは明らかである。本書はこのような偏狭的な観点に立って書かれている本である。序章では、日本語訳聖書の「神」という語が、聖書の「ゴッド」の概念を伝えるにはあまりに不適切である、と批判している。春平太によれば、聖書の「ゴッド」は「万物の創造者で、全能者」(14頁)だそうだが、これは原理主義的な神理解であり、神の原語(ヘブライ語)の「エロヒーム」には必ずしもそのような意味はない。彼の「エロヒーム」への無知は第二章で暴露される。32頁の稚拙な図式で彼は、聖書のゴッドと、日本のカミとの意味上の差を視覚化して見せている。そしてゴッドには含まれないが、カミには含まれる意味として、「局地的存在、死者の霊、動物(狐、蛇など)の霊、自然の中の神秘」を列挙している(なぜ狐や蛇をわざわざ挙げるのか?)。これは悪質な印象操作であり、春平太の物書きとしての素質と品性を疑わせる。われわれは、ヘブライ語聖書において、エロヒームが地方神や死霊、動物(としての神)をあらわすために用いられていることを知っている。そのような事実をあえて隠し、自身の原理主義的な神理解を読者に吹き込むために、捏造した関連図式を用いるのは「詐術」と形容する他ない。春平太は自身のブログの2007年4月3日の記事で、自分が本書で、訳語「神」が間違いであり、それは「創造主」「創主」に改められるべきだと主張したことに対して、堀越暢治なる牧師から絶賛の電話をもらったと自慢している。その堀越という牧師は、人々の間から進化論を排斥し創造論を浸透させるために聖書の「神」を「創造主」に改めようとする運動の一角をなす人物である(彼らは韓国語訳聖書の「ハナニム」が最良の選択だとする)。われわれはこのような著作の背後にうずまく原理主義的イデオロギーに警戒しなければならない。