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わたしが出会った殺人者たち (新潮文庫) 文庫 – 2014/8/28

4.0 5つ星のうち4.0 86個の評価

人間という不可思議な生き物の正体とは?
事件の裏で繰り広げられていた人間模様、
甦る18人の息遣い
昭和・平成と事件を見つめてきた著者の集大成的犯罪回顧録


幾多の殺人犯に取材を重ねてきた犯罪小説の先駆者が、古希を越えた今、
40数年にわたる交流を回顧する。拘置所で大粒の涙を見せた無期懲役囚、
「自分を小説に書いてくれ」と資料を寄越した家族殺しの知能犯、
著者が喪主を務め見送った前科十犯…。
日常に生活する「陰の隣人たち」のあまりにも人間臭い、その横顔。

本書に登場する殺人者たち
『復讐するは我にあり』の西口彰
『曠野へ死刑囚かの手記から』の川辺敏幸
『千葉大女医殺人事件』の藤田正
『悪女の涙 逃亡十五年』の福田和子
『連続幼女誘拐殺人事件』の宮崎勤
『別府三億円保険金殺人事件』の荒木虎美
『身分帳』の山川一こと田村明義
『一〇八号―連続射殺事件』の永山則夫
『和歌山毒カレー事件』の林真須美
『オウム真理教事件』の麻原彰晃こと松本智津夫
『トビ職仲間と五人殺し』の木村繁治
『黒い満月の前夜に』の尊・卑属
『中洲美人ママ連続夫殺し』の高橋裕子
『奈良女児誘拐殺人事件』の小林薫
『深川通り魔殺人事件』の川俣軍司
『大阪池田小大量殺人事件』の宅間守
『下関駅通り魔殺人事件』の上部康明
『偉大なる祖国アメリカ』の安田幸行

著者について
1937-2015
1976年『復讐するは我にあり』で直木賞を受賞(同作は今村昌平監督、緒方拳主演で映画化されヒットした)。犯罪小説、犯罪ノンフィクションを数多く手掛けた。裁判傍聴にも精力を注ぎ、テレビなどでの事件解説でも知られた。『越山田中角栄』『殺人百科』『事件百景』『海燕ジョーの奇跡』『法廷のなかの人生』『小説大逆事件』など著書多数。北九州市立文学館名誉館長。

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2014/8/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/8/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 426ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101315027
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101315027
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 86個の評価

著者について

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佐木 隆三
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1937年広島県から旧朝鮮咸鏡北道に渡った両親のもとに生まれる。1941年広島へ帰国、終戦後八幡市に移住。

1956年福岡県立八幡中央高校卒業後、八幡製鐵に就職し文筆活動を開始。1963年「ジャンケンポン協定」で新日本文学賞受賞。1964年に八幡製鐵を退社後、文筆業に専念。

1976年「復讐するは我にあり」で第74回直木賞を受賞。1991年「身分帳」で第2回伊藤整文学賞を受賞。

法廷ルポルタージュを多く執筆し、「裁判傍聴業」を自称する。

1999年北九州市門司区へ帰郷。2006年に北九州市立文学館館長へ就任(2012年より名誉館長)。 風師山の中腹で愛猫の「ふーちゃん」と二人暮らし。

2015年10月31日 下咽頭がんのため78歳で死去。

2016年4月 遺言により関門海峡に遺骨を散骨

2021年2月 『身分帳』を原案とする映画『すばらしき世界』が主演役所広司、監督西川美和で公開

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
86グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本のコリン・ウィルソンとも言われる作者の記憶に残る独特な殺人者達のエッセイ。
元は雑誌に掲載されてたらしい。
昭和しらけ世代生まれの私には思い入れのない名前も二三あるが大抵は「ああ アレか」と思い浮かぶ顔ぶれである。
まァ中には「なぜ無いんだ?」という顔もあるが それにも理由があるのだろう。
とにかく買うだけの価値は間違いなく有る。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐木隆三さんはとても頭が良く回転も早い人
この本でそれが嫌というほどよく分かる

佐木さんの中で理解していることを 半周先で説明を始めているので
まだスタート地点の読者は半周頑張って理解を巡らせてやっと追いつける
しかし 追いつけたと思ったら次のページで既に半周先に行っているから いつまでも追いつけない

こちらもある程度事件について予習をしてから読まないと
いつまで経ってもその半周分は無理解のまま読み進めなければならない
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作風は悪くないですがもう少し掘り下げてほしかったです。
この文庫本に18事件はきついかも、読み応えにかけるかもしれません。
裁判傍聴業を自称するだけあって彼特有の言い回しはありますが、
佐木さんの一つの事件に徹底したものを読んでみたいところです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月20日に日本でレビュー済み
この著者でしか書けない本です。著者が作品を書くに当たってのこだわりは、
知能犯から凶悪犯への変身の理由など、もはやどうでもよく、事実をもって
語らせるべき、ということだそうです。 正しいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全部事実なので、びっくりしました。ぞくぞくしながら読みました。文章も偏っていないので引っかからずに読めました。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年10月20日に日本でレビュー済み
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事件の裏側、を書いている作家さんの裏側。
事件そのものへ肉薄する本ではありません。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月10日に日本でレビュー済み
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まあまあ、の感じです。
もう少し、詳しく書いてあると良いです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月22日に日本でレビュー済み
 犯罪小説の傑作『復讐するは我にあり』を契機に、殺人犯の公判傍聴コメンテーターとしてもニッチェなポジションを築いた故・佐木隆三が、新潮社のPR誌『波』2010年六月号から2011年十一月号まで連載していたものに加筆修正、まとめ上げた一冊。

 元々薄い雑誌で、佐木に割り当てられた一回当たりの文章量は多くなく出来不出来もあり、物足りなさを感じる方々もいらっしゃるだろうが、掲載誌の編集方針により自らの生活も随筆風に含め意図的に薄めて書いた感がある。

 客観的姿勢を通そうとしつつ、ある時は疑問を率直に表し、ある時は激しく怒り、ある時は悲嘆に暮れ、ある時は深く恥じ入る“生の人間としての佐木隆三”が文章のあちこちに滲み出ている。
 ルポルタージュ作家として相当な力量と言うより、実際に起こった事件を素材にしていることを割り引いても、一部を除き小説より興味深く読んだ。

 P207~は、『中洲美人ママ連続夫殺し』の高橋裕子。
 個人的に特に美人とは思わないが、幼い頃から周りにチヤホヤされ、高度成長期を経てバブル景気という時代にほだされ欲塗れになった女性の半生は罪深くも憐れだ。
 佐木さんは、“もし「美人ママ」でなければ、関心がなかったことだろう。そこで改めて思うのは、「美人ってなんだ?」である”と、正直過ぎることを書いている。

 僕が知っている綺麗でエロい某女友達は、特に派手な服装をしている訳でもなく性格は全くの男であるのに、物心つく前に数々の露出狂に出くわすわ、バスや地下鉄に乗ればしつこい痴漢たちに触られ捲るわ、深刻なストーカー被害が一度や二度ではないわ、戸外で襲われ殺されるかと思ったことが三度あったそう。
 男からコクられる度に「またかぁ……」と、憂鬱度が半端ないそうで、言われてみれば「美人」って傍から思う程幸福じゃないみたいだね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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