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フォルトゥナの瞳 (新潮文庫) 文庫 – 2015/11/28

4.1 5つ星のうち4.1 287個の評価

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映画大ヒット御礼! 累計46万部突破! !
愛と運命をめぐる感涙の物語。

僕には、人の運命が見える――。


「他人の死の運命」が視える力を手に入れた男は、愛する女性を守れるのか――。
生死を賭けた衝撃のラストに涙する、愛と運命の物語。

映画『フォルトゥナの瞳』大好評公開中!

出演: 神木隆之介 有村架純 志尊淳 DAIGO 松井愛莉/北村由起哉/斉藤由貴/時任三郎
監督 三木孝浩
配給 東宝

幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は、友人も恋人もなく、
自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。
だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。
はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、
無情にも彼を窮地へと追いやり……。
生死を賭けた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。
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書影 書影 書影 書影 書影 書影
フォルトゥナの瞳 カエルの楽園 カエルの楽園2020 夏の騎士 成功は時間が10割 地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝
カスタマーレビュー
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【新潮文庫】百田尚樹 作品 「他人の死の運命」が視える力を手に入れた男は、愛する女性を守れるのか──。生死を駆けた衝撃のラストに涙する、愛と運命の物語。 その国は、楽園のはずだった──。平和を守るため、争う力を放棄したカエルたちの運命は。国家の意味を問う、日本人のための寓話。 「新しい病気」がカエルの国を襲う。迷走する政治やメディアの愚かさを暴き、コロナ禍の日本に3つの結末を問う、警告と希望の書。 あの夏、ぼくは勇気を手に入れた――。騎士団を結成した六年生三人のひと夏の冒険と小さな恋。永遠に色あせない最高の少年小説。 成功する人は「今やるべきことを今やる」。社会は「時間の売買」で成り立っている。人生を豊かにする目からウロコの思考法。 モハメド・アリ、ジョー・ルイスらヘビー級チャンピオンの熱きドラマと、彼らの生きた時代を活写するスポーツノンフィクション。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2015/11/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/11/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 496ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101201919
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101201917
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 287個の評価

著者について

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百田 尚樹
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1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数を構成。2006年、特攻隊の零戦乗りを描いた『永遠 の0(ゼロ)』で作家デビュー。高校ボクシングの世界を舞台にした青春小説『ボックス!』が圧倒的な支持を集め、2010年、映画公開(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『影法師』(ISBN-10:4062162245)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

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287グローバルレーティング

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医師の黒川がなぜ亡くなったのか不明
3 星
医師の黒川がなぜ亡くなったのか不明
内容は、幼い頃に両親と妹を火事で亡くした木山慎一郎の物語です。慎一郎は火事で両親と妹を亡くした後に施設で育てられました。学校を卒業後に車にガラスコーティングをする従業員数名の町工場に勤めます。社長の遠藤に腕を認めれて重要な仕事は慎一郎に任されるようになりました。先輩で慎一郎によく金をたかっている金田と松山と後藤は、それを快く思ってません。ただ事務員の真理子とは、気が合いよく昼食を共にしてました。真理子は、お客で来ている金持ちの宇津井という男と付き合うようになる。のちに真理子は、振られて自暴自棄になり会社を辞めて二年後にはソープランド嬢になる。話は変わり 慎一郎には不思議な力あった。それは死期が近づくとその人の体が透明になって見える能力だ。指先だけが透明に見える人は、1ケ月以内に死ぬとか全体的に透明だとすぐ死ぬとか舌だけ透明なら一年以内に死ぬとか分かる能力です。昔 両親と妹が火事で亡くなった時も妹の姿が透明になった記憶があったがそれ以来気にしなくなっていた。しかし、最近電車のなかでつり革に捕まってる人の手が透けているのを見てそのことを思い出す。慎一郎はその能力でタクシー運転手や公園で遊んでいる子供の命を救う。また会社内でいざこざが起きて従業員の金田と社長の遠藤が喧嘩を起こす。遠藤は、金田にクビを言い渡したし金田を殴る。その瞬間に遠藤の腕が透明になったことを慎一郎は気が付く。遠藤に死期が近づいているのだ。遠藤を心配して慎一郎は、その日一緒に帰る。そうすると復讐に燃えた金田がバットを持って遠藤を襲う。慎一郎は金田の奇襲から遠藤を助ける。これで遠藤を死から救うことが出来た。後に金田は、遠藤の推薦で運送会社に勤める。話が変わり 慎一郎は駅で透明になりかけている人を見つけてなんとか救うおうと思い話かける。それを見ていた黒川はそんなことはしないほうがいいと言う。この黒川という人物は医師で慎一郎と同じ死期が近い人は透明に見える能力を持っている。黒川の話を聞くため二人で居酒屋に行く。黒川は自分の体は死期が近づいても透明には見えない。また理由はその時は言わなかったが透明に見える人を救ってはいけないと話す。その時に慎一郎はビールをこぼし携帯電話が濡れる。次の日、前日ビールをこぼした携帯電話を直そうと携帯ショップに行く。そこで店員の桐生葵という女性に合う。桐生葵の指先を見ると透けており死期が近いことを知る。慎一郎は桐生葵のことが気になり何度も携帯ショップに足を運ぶ。日に日に桐生葵の体が透けて行っていることに困惑する慎一郎。なんとか死の運命を回避させなくてはと思い慎一郎は桐生葵をデートに誘う。その誘いに乗ってくれたおかげで桐生葵の命は助かる。翌日の新聞で桐生葵が通る通勤路の工場が爆発してデートに行かなければその爆発に巻き込まれて死んでいたことが分かり慎一郎に感謝する桐生葵であった。その後二人は付き合うことになる。慎一郎はホームページで調べてもう一度 黒川医師に合う。そこで黒川は、透明に見えてる人の命を助けると自分の寿命が短くなるという話を聞く。慎一郎は、それで人を救うと胸が痛くなるのかと合点がいく そしてむやみに透明に見えてる人の命を救うのはやめようと思う。話が変わり 最近電車のなかで手先が透明になってる人が多いことに気づく慎一郎であった。調べてみると12月24日の9時頃に川崎駅に向かう電車が以前の職場先輩の金田の運転するトラックにぶつかり大量に死亡するとの結論に達する。そのことを黒川に相談に行こうとして病院に連絡取るが黒川は数日前に脳内出血で死んでいた。数日前まで透明に見えてなかった黒川が死んでしまったのはなぜなのか最後までわかりませんでした。話は変わり 慎一郎は、桐生葵との関係は名残惜しいがみんなを救ううために9時頃に川崎駅に向かう電車を止める為に線路内に入り電車の通行を妨害する。それにより運命であった大惨事は回避される。それに伴いみんなの命を救った代償で慎一郎は命を落といしてしまう。後日談なのだがじつは、桐生葵も死期が近づいた人は透明に見える能力を持っていて慎一郎の体が透明になってきて死期が近づいていたことは知っていたのだ。電車の進行を妨害した慎一郎のことを世間の人はなんとも思ってないが桐生葵だけは、みんなを救った英雄だということを理解していた。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月25日に日本でレビュー済み
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最高です
2023年3月18日に日本でレビュー済み
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大変、いい状態での!本でした!!
2023年12月6日に日本でレビュー済み
冒頭から結構読みやすくて面白いぞと思ってたけど、展開が一向に進まないし、主人公は優柔不断でダメダメ過ぎて好きになれない。

時間かけて読みたくない人だけ見て下さい。

あれ?人が透けて見える、何だこれ?
ドーン!えっ?透けたら死ぬの?

モヤモヤ。。気まぐれに助けてみるか
うっ!透けてた人を助けたら、頭痛い胸痛い

その度に自分の体がボロボロ

くそー、どうせ死ぬなら周りにどんだけ迷惑かけようが沢山の人を救ってやる!!チーン

って感じ😅
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月2日に日本でレビュー済み
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読みやすく、物語に一気にのめり込みます。
暖かく、ちょっと悲しい物語でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人て、自己犠牲の精神の中に、人道的美学を強く感じる部分がありますよね。
勿論、そうした部分というのはどの国の人であろうがある程度は持っているとは思いますが、個人的な印象ではその傾向というのは相対的に見て他国の人々よりもかなり強いのではないかと思っています。

・・・そして、そうした面を自身の作品の中に巧みに織り込んで物語を綴っていく。
百田さんという人は、そんな物語を作るのにも非常に長けた作家なんだよなぁ、とは常々思ったりもしていました。
本作も又、そうした作品となっています。
・・・メチャクチャ感動させられました。泣かされました。 

ここに掲載された諸々レビューに目を通していると、結構辛辣な意見も多く、個人的には皆なかなか厳しいなぁなどと感じたりもしましたが、まぁこれが百田作品であるという視点で捉えれば、それだけハードルも高くなっているのかなと考え直したりもしました。
・・・ただ、それでもやっぱり、これが素晴らしく美しいストーリーであることには100パーセント間違いはないと、確信しています。

一方でこの作品には、主人公の自己犠牲的行動の美学を殊更に強調するだけなのではなく、彼の人間としての平凡さや弱さというものもその内面をつぶさに描くことによって表現されていて、そこのところがまたとても素晴らしいと思いました。
読者によってはウジウジした優柔不断で軟弱な奴と彼のことを評価する人もいるのかもしれませんが、個人的にはもの凄く共感出来るキャラでした。
・・・ひょっとすると、これまで読んできた百田作品の中でも、一番親近感が持てたかもしれない程に、です。

そして彼を取り巻く人々の存在も良かった。
総じて前向きに生きようとする人々が多く、読者である自分と一緒になって主人公を応援してくれます。
その暖かい心根に、胸に熱いものが込み上げてくるシーンがいくつもありました。

その一方で、人生の選択と決断の難しさというか、巡り合わせの良し悪しというか・・・
そんなことについて深く考えさせられるのも本作の大きなテーマのひとつなんだろうなと感じさせられました。

・・・同様に主人公のことを愛した二人の女性について。
一見、片方は不幸になり、もう片方は幸せになり。
そういう風に思えたりもするのですが、果たしてどうなのでしょう。
そして、そういう風になったその結果というのは、本当に主人公の決断ゆえの(あるいは決断しなかった結果ゆえの)ものだったのでしょうか?

何れにせよ、この二人の女性の存在が、そして更に言えば、幼き日に失った妹の存在が、彼の人生の選択と決断に大きく作用したというのは間違いないでしょう。
・・・そして、それが本当に正しい決断だったのかは、結局のところ誰にも分からないのです。

確かに、結果としては彼の行動は多くの命を救うことになった。
ただ、この行動により、ひょっとすると別の不幸に見舞われる運命になる人だって現れるのやもしれないのです。
何が正解だったのかなんて、本当に人間一個人の力では推し量れよう筈もないんだろうな。
・・・そんな気持ちにもさせられ、人の世の儚さや無常さというものを改めて考えさせらえる物語でした。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月23日に日本でレビュー済み
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ストーリーは好きです。SFで非現実的ですが、物語に引き込まれた。

最後のエピローグもなるほどと思った。

ただ、最後は寂しい気持ちになる作品。特殊な能力を持った主人公の恋愛物語を想像しているのなら裏切られる。

朝の通勤電車で結末を迎え、虚しい気持ちになりました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月9日に日本でレビュー済み
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近々、この作品が映画になります。作者の百田さんは試写を見て、良く出来ているとおっしゃっています。
原作が素晴らしいので、映画も期待できると思います。
ネタバレしないように簡潔に記します。
主人公の木山慎一郎は、死が迫っている人の運命を予見する目(フォルトゥナの瞳)を持ってしまっています。体が透けて見える人は間もなく死ぬのです。救わなくて良いのか?知らぬふりをすべきなのか?命を救う度に慎一郎の体はズタズタになっていきます。その心の葛藤がとてもリアルです。人は誰しも理解し難いことに出くわすと「ああでもない、こうでもない」と思い悩み、一度納得したことでもまた元に戻って同じ考えを繰り返します。
葵からの「ぶつけるようなキス」にはドキッとします。最後まで読むと、その時慎一郎の顔は…。
人のために生き、人のために死す。公(おおやけ)に奉仕する、日本人の生き方を百田さんは書きたかったのだと思います。
「永遠の0」以来の一貫したモチーフです。
大東亜戦争の敗北、GHQの占領政策と洗脳によって日本人が失った日本の心です。
百田尚樹、あなたは素晴らしい。

(補足)
映画を見ました。
2時間の中に原作を見事にアレンジして素晴らしい作品に仕上がっています。
事件に次ぐ事件、アクションに次ぐアクションといったストーリーではなく、いささか冗長な作品なので、どうなることかと心配していましたが、最後まで飽きさせない出来栄えでした。
愛する人、子どもたち、普通の人々の命を救うために自分を犠牲にする。見るものにその心が伝わってきます。
原作を読まなくても楽しめる映画です。いや、百田さん、ごめんなさい。原作を超える映画です。
お勧めします。
47人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年12月21日に日本でレビュー済み
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百田さんの小説は、『永遠のゼロ』、『海賊と呼ばれた男』、『幻庵』といった、実在のモデルがいる小説においては凄さを発揮します。
でも、創作の主人公の場合は、どこかリアリティの薄さを感じてしまいます。
本作は、主人公が可哀相に○○ために作中で存在していたのだと終盤に気付いてしまい、一気に覚めてしまいました。