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宴のあと (新潮文庫) 文庫 – 1969/7/22

4.4 5つ星のうち4.4 51個の評価

この商品には新版があります:

宴のあと (新潮文庫)
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プライヴァシー裁判であまりにも有名になりながら、その芸術的価値については海外で最初に認められた小説。都知事候補野口雄賢と彼を支えた女性福沢かづの恋愛と政治の葛藤を描くことにより、一つの宴が終ったことの漠たる巨大な空白を象徴的に表現する。著者にとって、社会的現実を直接文学化した最初の試みであり、日本の非政治的風土を正確に観察した完成度の高い作品である。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1969/7/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1969/7/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101050163
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101050164
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 51個の評価

著者について

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三島 由紀夫
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(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威。

1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。

主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
51グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年8月10日に日本でレビュー済み
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読み返しのため購入しました。
政界と男女の恋愛を深くおもしろく描写した三島由紀夫の感性に驚きます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年3月16日に日本でレビュー済み
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〇 主人公である料亭の主人かづ、都知事候補の雄賢、保守党政治家の永山など、主要な登場人物がとても魅力的だ。物語は、成り上がりのかづが、雄賢の妻となって夫を助け、名誉をも手に入れようとするものの、夫が都知事選に敗れたことによって凡ては水泡に帰し、結局はそれぞれがもと居たところに戻るというもの。夢幻泡影ともいえるし、元の木阿弥に終わった一幕のドタバタ劇ともいえる。

〇 作者もこの作品には晦渋なテーマを持ち込まず、個性豊かな人物を活写することを楽しんでいるように見える。むずかしい話が好きな読者にはそのあたりが物足りないかもしれないが。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容を知らないで読み始めたのですが、主人公が女将さんということに最初気づかなかったです。
そのまま読み進めていくと、老夫婦のラブロマンスが始まるじゃないですか!驚いてページを読み進めていくと選挙をすることになり、クライマックスまでいくのですが私が注目したのはかづの心情です。
かづは自分のことをしっかり者の女将として演じているけれど、その根幹は若々しい乙女みたいだ。と感じました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年5月3日に日本でレビュー済み
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人物の感情の描写がすごい。三島由紀夫の人間観察眼にいつも驚かされます。
もしかしたらそれだけ臆病な人でもあったのかもしれない、なんて事を考えました。
しかし、とにかく文章もかっこいいねんなあー
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年2月26日に日本でレビュー済み
レビューの冒頭がすべてになってしまうのだが、本作は三島由紀夫氏の作品の中では凡作だと思う。
 単純な結論から言ってしまうと。つまらない。そして随所に挿入される観念的な心理描写が、パッチワークのような完成度を壊している。と同時にストーリーテリングを阻害し、冗漫な印象が否めなかった。本作には三島氏の綺羅星のような自然描写も精彩を欠き、凡庸に堕している。
 三島由紀夫氏が作家として天才だった事に一切異論は無い。二十歳頃に読んだ「仮面の告白」にはそのあまりの才能に大きな感銘を受けた記憶はいまでも鮮明だ。
 氏の小説は彼のソウルが表現されているものと、世間を観察したものとに二分される。本作は後者だ。僕の個人的な小説観なのだが、純文学は優れていても著者の魂の熱さが響いてこないとどうしても冷めてしまう。---前者の顕著な例は中上健次氏の「地の果て至上の時」---僕は本書から三島氏が世間を観察したうえで、才能のほんの一部を使い、後は頭脳だけを使って書いたものだと思う。
 この水準の作品は三島由紀夫氏にとって愛すべき自作だったのだろうか・・・?
本作レベルのものなら、天才三島由紀夫でなくても書ける。そういった残念な読後感が残った。
◆本書はテーマの掘り下げからも純文学ではなく中間小説だなーという印象だ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年10月6日に日本でレビュー済み
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初めててにしました
う~ん
いっきに読み終えました。続けて読んでみたいと思います
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月4日に日本でレビュー済み
「金閣寺」、「鏡子の家」、「豊饒の海」などの観念的作品と異なり、本書は都知事選に立候補する元外交官と政治家が出入りする料亭の女将二人の出会い―結婚―離婚という現実の世界における心理の変遷を描いた作品である。本小説は、題材のモデルになった元外交官に提訴されたことで、日本において初めてプライバシー権が認められる契機になった作品である(憲法13条「幸福追求権」の一つとしてのプラバシー権)。作品発表から60余年経つ現在においても題材の現実性は色褪せておらず、情熱的感情が豊かな女主人公の心理と行動力が痛快で面白い。

同じ外交官仲間のOB会では西欧駐在時代の貴族的社交場の思い出話はでるが、いずれの外交官も西欧的行動様式に欠けているとか、女将と結婚する元外交官も内省的人物で西欧的エスプリを欠いているとか、天真爛漫な女将が夫のための選挙応援演説中目の前の聴衆の中に突如現れた昔の同棲相手のワルに恐喝される等々の諧謔的な色付けが凝らされており、ストーリーに面白さを与えている。

カントが唱えた人間の精神に必要な要素で、日本でも実業人を含む多くの人たちに信奉されている三要素は、「知(机上でなく生きた知識)」、「情(正義感等豊かな感情)」、「意(意欲、精神力)」である。生命力に富む現実感覚と心の優しさを持つ女将は「知情意」のいずれの要素にも富んだ人物として読者を虜にする一方、書斎型の観念家で選挙に負けて即隠居生活に入る夫との激しいまでの対照性が面白い。本小説も高い芸術性を持っているが、三島作品の中では構えずに読める作品だと思う。
2020年4月5日に日本でレビュー済み
学校の授業で名前だけは確実に聞いた事があると思いますので、内容はざっくりと皆様はご存知だと思います。少し難解ですが、三島氏らしい文章の美しさと著者の美意識を感じられる内容になっています。