①毛沢東の権力論から習近平へ。農民革命を成し遂げ、社会主義革命を達成した毛沢東の権力論には説得力があった。改革開放路線以降の目覚ましい資本主義の発展とGDP世界2位の経済大国に成長したが、習近平は政治的な社会主義とイデオロギーの強化を図り、独裁体制を強める。
②中国という国家のイデオロギーの統一に習近平は主力を注いでいるのではないか?香港、チベット、ウイグル、そして台湾へ。反体制運動を斥け、国家的統一を完成させる。一帯一路もその一貫だ。台湾の国民党政権は、国際的に承認されていない。つまり、台湾は中国の一部である。遠からず台湾併合へ乗り出すに違いない。その時、日本はどう対応するか?難しい問題だ。
中国共産党の現状を知る格好の一冊だ。
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あぶない中国共産党 (小学館新書 482) 新書 – 2024/12/2
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習近平の“危険な夢”の正体が明らかに!
習近平体制3期目で権威主義的・覇権主義的性格を強める中国。世界の関心は「米中対立」「台湾侵攻」などに集まっている。
しかし、「中国共産党」の“指導”により世界2位の経済大国となったこの国が、どんな原理原則・価値観に基づき動いているかを知る人は少ない。
毛沢東を凌ぐ“超一強”体制を築いた習近平は、中国を、中国共産党をどこに導くのか。
長年にわたり中国を内側と外側から観察・分析する社会学者・橋爪大三郎氏とジャーナリスト・峯村健司氏が、中国共産党の歴史を裏の裏まで解剖し、その“本質”に迫る異色の対談。
「これは、ファシズム以上の独裁だ」(橋爪氏)
「実態は、世界最大のスパイ組織である」(峯村氏)
序章 なぜ「中国共産党の研究」が必要か
第一章 「毛沢東」の凶暴性
第二章 狂気の文化大革命
第三章 「改革開放」は矛盾のかたまり
第四章 江沢民、胡錦濤、習近平 三代の角逐
第五章 中国共産党の本質とは
第六章 ポスト習近平の中国
習近平体制3期目で権威主義的・覇権主義的性格を強める中国。世界の関心は「米中対立」「台湾侵攻」などに集まっている。
しかし、「中国共産党」の“指導”により世界2位の経済大国となったこの国が、どんな原理原則・価値観に基づき動いているかを知る人は少ない。
毛沢東を凌ぐ“超一強”体制を築いた習近平は、中国を、中国共産党をどこに導くのか。
長年にわたり中国を内側と外側から観察・分析する社会学者・橋爪大三郎氏とジャーナリスト・峯村健司氏が、中国共産党の歴史を裏の裏まで解剖し、その“本質”に迫る異色の対談。
「これは、ファシズム以上の独裁だ」(橋爪氏)
「実態は、世界最大のスパイ組織である」(峯村氏)
序章 なぜ「中国共産党の研究」が必要か
第一章 「毛沢東」の凶暴性
第二章 狂気の文化大革命
第三章 「改革開放」は矛盾のかたまり
第四章 江沢民、胡錦濤、習近平 三代の角逐
第五章 中国共産党の本質とは
第六章 ポスト習近平の中国
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2024/12/2
- 寸法10.9 x 1.4 x 17.3 cm
- ISBN-104098254824
- ISBN-13978-4098254828
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登録情報
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- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4098254824
- ISBN-13 : 978-4098254828
- 寸法 : 10.9 x 1.4 x 17.3 cm
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- 2024年12月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2025年1月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入現代中国の歴史、時代認識等大変勉強になりました。予測のつきにくい国ですが、注目です。
- 2024年12月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入中国経済急進し、そしてバブル崩壊を迎えているがそもそも共産党の支配する資本主義経済ってどういうこと?
習近平はなぜ長期政権を目指すの?
など今一よく分かってないことをしっかり解説している内容でした。
日本が(同じ漢字圏というアドバンテージがあるのに)ろくに中国を研究せずパフォーマンスに引っかかりグダグダの関係を続けていることにも危機感を感じました。
対談形式かつ、基本の解説も多く読みやすい。
今、読むべき本だと思います。
- 2024年12月7日に日本でレビュー済みAmazonで購入中国共産党が「なぜこのように行動しているのか」という点をわれわれにも分かりやすく説明しようとする本。中国ヘイト本ではなく誰にもお勧めしたい。
- 2024年12月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入国際情勢が緊迫する中、現在の日本人向け必読書である。後は日本が十分な備えをして、不幸な戦争が起こらないことを願うばかりである。
- 2025年2月14日に日本でレビュー済み対談形式ですが、とても内容の深い情報のオンパレードで、非常に参考になりました。シナの実態を知りたい方には、必読の書のひとつだと思います。
- 2025年1月3日に日本でレビュー済み前作の佐藤優との対談で、佐藤優に対話することすらあきらめられた橋爪大先生による対談本。
大先生は学者として大丈夫なんだろうか、p.208あたりから言ってることがあやしくなってくる。特にp.210-211「労働者と地主と資本家がいるということになりますが、それらを頭越しに、すべて支配しているのが中国共産党です。その支配力が、共産党幹部が享受しているところの権力です。(改行)この権力は、資本に対する支配力ですが、同時に、土地に対する支配力であり、人的資源に対する支配力でさえある。このように、経済学の教科書に書いていない社会階層が存在しているということが、中国共産党の本質だと、私は思うのです」(橋爪)
いやいや、これってどこの国にもありますよ。官僚、警察など、統治のための強制力や暴力なんて、別にうちの国にもありますから…
そのあともp.213-214「権力があるから階級を維持できて支配ができるけど、その根拠は何かと考えると、権力なんです。権力が権力を生み出すという…」(以下略、だるい)、ってかむちゃくちゃ言うな、いい加減にしろ、単に暴力や軍事力だろ、そんなもん。次のページで峯村氏が軍事力であることを指摘しつつも、橋爪大先生の議論はお空に飛んで行く。
最後の章は「ポスト習近平の中国」と名付けつつ、もしも習近平がいなくなってくれたら、という仮定の話で延々と夢を語り続ける。いやあなたたち、藁人形に釘でも打つんですか?
大丈夫ですか大先生?