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隠された奴隷制 (集英社新書) 新書 – 2019/7/17

4.1 5つ星のうち4.1 53個の評価

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◇「自由」に働く私たちは、なぜ「奴隷」にすぎないのか?

マルクスの『資本論』には「隠された奴隷制」というキーワードが登場する。
一般に奴隷制と言えば、新大陸発見後にアフリカから連れて来られた黒人奴隷が想起され、すでに制度としては消滅している。
しかし著者によれば、「自由」に契約を交わす、現代の私たち労働者も同じく「奴隷」であるという。
その奴隷制はいかに「隠された」のか。格差社会はじめ諸矛盾が解決されることなく続く資本主義にオルタナティブはあるのか。
マルクス研究の大家である著者がロックから現在に至る「奴隷の思想史」350年間を辿り、資本主義の正体を明らかにする。

【目次】
第一章 奴隷制と自由──啓蒙思想
1.ロックと植民地経営
2.モンテスキューと黒人奴隷制
3.ルソーのモンテスキュー批判
4.ヴォルテールの奴隷制批判

第二章 奴隷労働の経済学──アダム・スミス
1.奴隷貿易の自由化
2.スミスとヴォルテール
3.奴隷労働の費用対効果
4.「労働貧民」としての「自由な」労働者

第三章 奴隷制と正義──ヘーゲル
1.ヘーゲルとハイチ
2.自己解放の絶対的権利
3.奴隷解放への期待と幻滅
4.労働者階級の貧困と「不正」

第四章 隠された奴隷制──マルクス
1.直接的奴隷制と間接的奴隷制
2.ブレイとマルクス
3.マルクスとアメリカ南北戦争
4.強制労働と「自由な自己決定」
5.「いわゆる本源的蓄積」論の意味

第五章 新しいヴェール──新自由主義
1.新自由主義的反革命
2.「自立」と「自己責任」
3.「人的資本」
4.「自己啓発」
5.「強制された自発性」

第六章 奴隷制から逃れるために
1.資本主義と奴隷制──ポメランツ
2.マルーンとゾミア──スコット
3.負債と奴隷制──グレーバー
4.資本主義の終焉を生きる

終章 私たちには自らを解放する絶対的な権利がある

◇植村 邦彦(うえむら・くにひこ)
1952年愛知県生まれ。一橋大学大学院博士課程修了(社会学博士)。関西大学経済学部教授。専門は社会思想史。
主な著作に『マルクスを読む』『「近代」を支える思想 市民社会・世界史・ナショナリズム』『マルクスのアクチュアリティ マルクスを再読する意味』
『市民社会とは何か』『ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性 世界システムの思想史』など。


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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2019/7/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/7/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087210839
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087210835
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.3 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 53個の評価

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植村 邦彦
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会を見る視点が変わりました
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年10月10日に日本でレビュー済み
タイトルに惹かれ、かなり期待して読み始めたので、「その割には、」期待したほどではなかったかも。
1章~4章は読みごたえがあり、「もしかして自分は『奴隷』かも?」と不安がよぎったときに、自分の思索を深めるための枠組みを学ぶことができる。
だが、5章以降で肩すかしを食らう。

4章までは、ロック、ルソー、アダム・スミス、マルクスといった、有名な思想家たちの論を、「奴隷」をキーワードに紹介。そこに、欧米史を重ね合わせることで、現代の資本主義経済が、ネイティブアメリカンの虐殺と米国南部の黒人奴隷の使役によって発展したものであることを示す。(先人の論文からの引用が多いものの)なかなか刺激的な内容であった。

しかし、5章、6章、終章は、時代が下がって現在の世界経済情勢に直結してくるわりに、掘り下げが浅い。
現代日本における『奴隷』的な状態として、長時間労働・過労死・低賃金ばかりが取り上げられている点も物足りなかった。

著者が本書を書かれたのは、現代日本の(特に「ブラック企業」に勤める)勤労者は、自覚していないだけで、本当は「奴隷」なんじゃないの? というような問題意識を持たれたからだろうと思う。
であるならば、「和を尊ぶ」、「空気を読む」といった日本の伝統文化(?)や、「服務規律」や「人事権」といった労働慣行の問題、「公僕」のありよう、日本における奴隷制度の歴史などについても、多角的に論じられていると、より奥行きのある書となったと思う。
とはいえ、「勤労者と奴隷」について考える上で、参考になる書の一つであることは間違いない。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月20日に日本でレビュー済み
奴隷制は巧妙に形を変えて現在も続いている。そういう社会に生きているという。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マルクスが資本論で書いた「隠された奴隷制」というキーワードを軸に近代思想史を振り返り、その上で現代資本主義を批判するという、新書にしては壮大すぎる試みだが、残念ながら成功しているとは言いがたい。
確かに、モンテスキューやロックの自由主義的政治思想が新大陸の奴隷制を容認していたことや、ヘーゲルが『精神現象学』で書いた有名な「主人と奴隷」の弁証法がハイチ革命を念頭に置いていることなどは興味深い指摘ではある。
また、マルクスがアメリカの南北戦争に関し北軍支持の立場から論説を送り、奴隷制について議論していたとの指摘もあまり知られていないことだろう。
しかし、そもそも著者の「奴隷制」の定義が明確に示されていないため、議論が拡散してぼやけてしまっている。
マルクスの「隠された奴隷制」という言葉は、一般には比喩、すなわち資本主義の労働者搾取を非難するためレトリックとして理解されるが、著者はこれを文字通りの奴隷制として理解して議論を進める。しかし、奴隷制とは人間が人格を否認され他人に所有されて支配・服従関係に置かれる社会制度のことを言うのであり、これに対し、資本主義は自由な主体である労働者が労働力を売買することで成立するから、労働者が文字通り奴隷なわけがない。逆に、この奴隷ではない自由な労働者に自発的に労働力を提供させる点が資本主義の搾取の強みなのである。
実は、マルクスこそがこの搾取の仕組みを解明して、市場原理で公平に労働力を売買しても剰余価値を資本に搾取されることを示したのである(マルクス研究者である著者はそのことを十分知っているはずなのだが)。
著者は現代の過労死やブラック企業の例を挙げるが、これとても労働者が文字通り奴隷だから生じる悲劇なのではなく、労働者を自ら自発的に「奴隷のような」労働に向かわせる新自由主義的な行き過ぎなのである。こうした行き過ぎは現代資本主義システム内部で修正されつつある。

では、著者のいう「奴隷制」に対して、どのような対抗理論が提示されるのか?
ここで著者のまず挙げる例は、なんと「マルーンとゾミア」、すなわち国民国家に統合されずに山岳僻地に逃れた人々の共同体なのである。著者はこれを大真面目に議論して、だらだら仕事やサボり、常習欠勤といった方法が現代資本主義からの「脱出」であり「階級闘争」の一形態なのだという。しかし、これはもはや対抗理論ではなく、革命理論の退行である。ヘーゲル・マルクス的な弁証法的発展の議論は全く放棄されている。
さすがに、著者は「資本主義の終わりの始まりを生き抜く試み」としてスペインの「社会連帯経済」を挙げるが、どの程度の普遍性と将来展望があるのかまったく不明である。

そもそも著者は、第4章のマルクスの「隠された奴隷制」の議論から一足飛びに第5章の新自由主義批判に議論を進めているが、その間にはソ連をはじめとする社会主義国の実践と他方で資本主義国におけるケインズ的な社会福祉国家の実践があった。むしろ問題は、「隠された奴隷制」を克服しようとした社会主義国の試みがなぜ破綻したのか、また、社会主義に対抗する修正資本主義としてのケインズ的福祉国家を新自由主義の経験をふまえてどう評価するかではないのか?
困難ではあるが最も重要なこれらの課題をすっ飛ばして「奴隷制」批判をするから、対抗理論どころか退行的な議論にならざるをえないのではなかろうか。
まさにマルクスが『資本論』で試みたような、現代のグローバル資本主義の搾取の仕組みの分析とそこから導かれる発展的な社会改革論こそが求められているはずである。
38人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月2日に日本でレビュー済み
新世界の奴隷制がなければ資本主義はなかったし、近代世界システムも生まれなかった。
オランダの東インド会社、イギリスのアフリカ会社や東インド会社のような武力による奴隷制プランテーション経営こそ「株式会社」の出発点だった、とのこと。
現下の新型コロナウイルスによる在宅勤務は、労働者を奴隷から本物のプロフェッショナルに解放してくれているのかもしれませんね。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月2日に日本でレビュー済み
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紙の本と間違って注文したので、返品したいのですが、方法が判りません。本の内容には興味があるので、返品の上、紙の本を注文しようと思います。服部春彦
2019年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の構成・内容は、「商品の説明」に詳しいのでそれに譲る。端的に結論から述べると第1~4章までの、思想史的解説は実証的な論旨で「奴隷制」への各思想家らの考察に詳しく興味深いものがある。しかしマルクス(方法論)に拘泥するせいか、これを近現代へ歴史的に敷衍するに、他者論文・当該思想等の論旨の切貼感とそこからの牽強付会な論脈が感じられ、些か趣旨を判りにくくさせている。社会思想史の現象論的演繹において、「自己啓発」や「自己責任」等の現代資本主義社会上の概念(第5章2~4節)を、古典的概念の「奴隷制」へと直接的に収斂させる志向性について、少なくとも私には首肯することはできない。蓋し、全く異質の複数の概念を他者の論理を援用しても外見的形式化に過ぎず、その本質に変わりはないからである。私はマルキストでもイデオロギストでもなく、学生時代は本書で言及されるような古典書を(学究的に)漁るように読んできたが、“著者のような読み方もあるのか?”とこの年になって驚いた次第。

著者略歴を観るとご専門は「社会思想史」のようであるが、資本主義社会における「奴隷制」の歴史的意義を説くに“弁証法的唯物史観”(具体的には共産主義的歴史必然性)、即ち“経済発展段階説”について何らの言及がないのも違和感を感じる。そもそも現代社会に「階級闘争」や「奴隷制」の古典的概念を当て嵌める時点で、私には(学術的ではない)政治的イデオロギー史観を感じてしまうのである。また本書で「本源的蓄積」や「奴隷制」等まで踏み込みながら、イギリス重商主義と「奴隷制」の(大西洋)三角貿易に掘り下げた言及があまり見えないのも偏りを感じざるを得ない(古典的イギリス重商主義については『
ロック 利子・貨幣論 (1978年):〔初期イギリス経済学古典選集 4〕 』の拙稿参照)。取り上げられた古典的思想家たちへの考察に細かな注文を付けても多数・多岐に渡り限りがないので、これらは措くとして以下総論的に指摘しておきたい。

叙上の通り私が感じる違和感としては、①第6章の結論の趣旨不明‐即ち現代社会における(著者の言う)「奴隷制」から「逃れるため」に何をするのか曖昧である。これに付き著者は「資本主義崩壊後の『社会的混乱と無秩序』を生き抜くための『自己啓発』と『人的資本の育成』…『雇用なしで生きる』生き方…労働者協同組合」をして(前記「逃れるため」の)「ポスト資本主義」であると言う(242~245頁)。マルクス的方法(唯物史観に言う「奴隷制」)を検証ツールとした著者が、「ポスト資本主義」と言う概念を用いるのは意外である。そもそもマルクスの史的唯物論では、資本主義は共産主義制の歴史的前段階でしかないはずである(「ポスト資本主義」なるものは唯物史観では想定されていない)。かてて加えてそもそも「自己啓発」なる概念(「自己責任」も同様)は、現代における「奴隷制」或いは「階級闘争」に代わる唯物史観からの表象ではなかったか?‐端的には自家撞着か(176~204頁など)。

次に前記とも関連するが、②古典的概念からの歴史性(奴隷制・自由な労働・階級闘争ほか)を、現代における社会的人的諸現象(長時間労働・自助努力・自己啓発ほか)と対置しての牽強付会な論旨が散見されることである。その殆どは第5~6章の前記①に摘示した概念と歴史的事象(他者報告)の検証等にある。古典を本書のように…即ち特に後半に見える歴史的「奴隷制」の現代資本主義社会事象への敷衍又は歴史的「奴隷制」概念を現代的事象へ無理に演繹するのでなく、古典的唯物史観と現代資本主義の歪み等は“素直に別個独立に”読み解くべきであって、史的唯物論との現象的・論理的整合は無理筋と思料する。何故なら現実を観れば改めて論を俟つまでなく、既にマルクスの言う弁証法的唯物史観(共産主義制への歴史必然的革命論)は破綻しているからである。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年1月13日に日本でレビュー済み
新大陸における黒人奴隷によるプランテーション経営の成功が、イギリスひいては先進諸国の大規模工場での賃金労働につながった。そういう意味では賃金労働者は隠された奴隷なのだ・・・と言えなくもない。

しかし、そこから一気に新自由主義を資本家階級による(隠された)奴隷制の強化とつなぐのはあまりにも短絡的ではないか。工業化社会以降は資本と労働はときには闘争状態、ときには協力してここまでやってきた。いたずらに「資本家VS奴隷」を強調するのはマルクス・レーニン主義的。共産主義国家の失敗や国内であれば革新政党の弱体化など要素はあまりにも多い。・・・と川北稔ファンは思うのだが
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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