ANAの国内線の機内誌『翼の王国』に、「発想のチカラ」という
面白いクイズのページがあり、
飛行機が飛んでいる間ずっと、そのクイズを解いていました。
その記事の著者がこの本の著者と同じ植島啓司さんということを知り、
さっそくに買ってみました。
予想通り、この本も面白かった!
一見難解なクイズやパズルが並んでいるけれど、読み進めるうちに、
クイズとはこれぐらいでなくては意味がないように思えてきました。
クイズの選択眼がいい。同ジャンルの本とは一線を画す
「味のある問題」の連続で、本気で取り組まないと
正解を出せないし、難しくて解けない問題もありました。
だから面白い! 「大人のひとり遊び心」を
くすぐってくれる「滋味豊かなクイズ本」という感じです。
クイズの紹介のしかた、エッセイも、
味のある素敵なことばが並んでいるので、隅々まで楽しめました。
続編が読みたいなあ。
本棚に大切にしまっておきたい、良い本だなあ、と思いました。
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「頭がよい」って何だろう ―ひらめき問題から探る (集英社新書) 新書 – 2003/9/17
植島 啓司
(著)
勉強ができること、偏差値が高いことと「頭がよい」ことは違う。では本当の「頭のよさ」とは何か? 子供でも解けるパズルや図形問題など、ひらめきが必要な楽しい問題を例示しつつ論じる。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2003/9/17
- ISBN-104087202070
- ISBN-13978-4087202076
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2003/9/17)
- 発売日 : 2003/9/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4087202070
- ISBN-13 : 978-4087202076
- Amazon 売れ筋ランキング: - 840,063位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2003年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々なパズル(普通に考えては解けにくいパズル)を散りばめた、なかなか面白い本です。
パズルの他に、頭がよい、に関する著者の意見も散見でき、ある意味で、そこに出題される
パズルの解説とも取れる内容です。
ひらめき、が活躍する本ですが、個人的には、一番の活躍は、「普通でいない事を貫く態度」
ではないかと思います。
また、人工知能に関する考え(と、いうよりも紹介)はとても感動しました。
燻るテーマを突きつけられた感です。
人から「変わっている」と思われている事に、不快を受ける方にオススメです。
何故なら、読んでいる間に、その内容に意外な方向性を見出せるかもしれないからです。
ただ、やはり、「正解は一つしかない」は頂けません。
パズルの他に、頭がよい、に関する著者の意見も散見でき、ある意味で、そこに出題される
パズルの解説とも取れる内容です。
ひらめき、が活躍する本ですが、個人的には、一番の活躍は、「普通でいない事を貫く態度」
ではないかと思います。
また、人工知能に関する考え(と、いうよりも紹介)はとても感動しました。
燻るテーマを突きつけられた感です。
人から「変わっている」と思われている事に、不快を受ける方にオススメです。
何故なら、読んでいる間に、その内容に意外な方向性を見出せるかもしれないからです。
ただ、やはり、「正解は一つしかない」は頂けません。
2007年9月23日に日本でレビュー済み
問題9は、正しい考え方と陥りやすい錯覚の説明が逆なんじゃないかと思えてなりません。
クジ2本(=円板2枚)のうち1本存在する当たりを引く確率は1/2が正解で、クジの確率とは関係ない要素でクジが3本あるかのように錯覚する可能性がある、ということではないかと。
あと、猿と錘の問題では慣性が作用するのでは・・。
間違えることの積極的意味については参考になりました。
どう間違えたら発展的であれるか、そして、ギャンブルで確率以外に作用する力について更に突っ込んでくれたらと思います。
前記の2問でもやもやしているのと、冗長気味な文体と、ギャンブルに関する部分ではオカルト主義っぽさを感じてしまったりで・・・・。
クジ2本(=円板2枚)のうち1本存在する当たりを引く確率は1/2が正解で、クジの確率とは関係ない要素でクジが3本あるかのように錯覚する可能性がある、ということではないかと。
あと、猿と錘の問題では慣性が作用するのでは・・。
間違えることの積極的意味については参考になりました。
どう間違えたら発展的であれるか、そして、ギャンブルで確率以外に作用する力について更に突っ込んでくれたらと思います。
前記の2問でもやもやしているのと、冗長気味な文体と、ギャンブルに関する部分ではオカルト主義っぽさを感じてしまったりで・・・・。
2007年12月21日に日本でレビュー済み
「頭がよい」ことについて、
結論を出している訳ではありません。
アインシュタインのノートなどから、
天才の思考パターンが、
空間把握の能力や視覚的な直感により行われている可能性に触れています。
その視覚的な思考・発想が求められる知的ゲームとしてのパズルを紹介しながら、
読者の直感力を試しています。
パズル・クイズは難しかったです。難問ばかり。
視覚的な理解はとても自分には無理だと思いました(笑)。
とても教養的な一冊です。
結論を出している訳ではありません。
アインシュタインのノートなどから、
天才の思考パターンが、
空間把握の能力や視覚的な直感により行われている可能性に触れています。
その視覚的な思考・発想が求められる知的ゲームとしてのパズルを紹介しながら、
読者の直感力を試しています。
パズル・クイズは難しかったです。難問ばかり。
視覚的な理解はとても自分には無理だと思いました(笑)。
とても教養的な一冊です。
2008年7月10日に日本でレビュー済み
頭がよいとは本当のところ、どういうことなのか。
大人になるにつれてあれこれ考えたけれど
なかなか説明がつきそうでつかない。
「頭がよい」ことへの興味はつきず、いいかげん答えがほしい。
と思っていたところに、ついに見つけたそのまんまのタイトル。
これにひかれて買いました。
ひとつの考え方を追求する手法ではなく、
「考え方そのものを変える」ことは、実はとても
難しいこと。それを実行するにはどうすればいいのかを
ユーモラスで難解なクイズを通して教えてくれます。
大人になるにつれてあれこれ考えたけれど
なかなか説明がつきそうでつかない。
「頭がよい」ことへの興味はつきず、いいかげん答えがほしい。
と思っていたところに、ついに見つけたそのまんまのタイトル。
これにひかれて買いました。
ひとつの考え方を追求する手法ではなく、
「考え方そのものを変える」ことは、実はとても
難しいこと。それを実行するにはどうすればいいのかを
ユーモラスで難解なクイズを通して教えてくれます。
2003年9月24日に日本でレビュー済み
夜に読み始めたら、朝方になってしまいました。
古今東西のパズル・クイズを厳選して掲載するとともに、「天才」とは何かを論じた本です。単なる読み物としても興味深いし、クイズ本としてもエクセレント!
答えやヒントが巻末にまとめて掲載してあるので、「すぐに答えを見る」という愚を犯さないで済むのがいいですね。たくさん売れて、続編を待ちたいと思います。
古今東西のパズル・クイズを厳選して掲載するとともに、「天才」とは何かを論じた本です。単なる読み物としても興味深いし、クイズ本としてもエクセレント!
答えやヒントが巻末にまとめて掲載してあるので、「すぐに答えを見る」という愚を犯さないで済むのがいいですね。たくさん売れて、続編を待ちたいと思います。
2007年12月12日に日本でレビュー済み
なかなか楽に書けそうな本である。準備すべきものは有名なパズルの本数冊、ブリタニカ百科事典の知能の項目、知能や頭脳ゲームに関するニュースのスクラップ、偉人伝。これらから適当に抜粋して体裁を少々整えれば本書のできあがり。この本を読むよりは有名なパズル集やちゃんとした解説を読んだほうがよい。
もうすこし突っ込んでおこう。まず、本書に書かれている確率に関する記述はデタラメである。確率に関する記述ほど酷くはないにしても、表面的な未消化の知識を適当に紹介したとみられる記述が非常に多い。パズルの説明にしても、例えば、14ページのパズルの解説(17ページ最初に書いてある)は間違いである。また、同じ問題の正解(178ページ)が間違いであることを著者自身が76ページから77ページにかけて説明している。
このような中途半端な本ではあるが、扱っている題材自体は興味深いものなので、さらっと流して読むには悪くないかもしれない。
もうすこし突っ込んでおこう。まず、本書に書かれている確率に関する記述はデタラメである。確率に関する記述ほど酷くはないにしても、表面的な未消化の知識を適当に紹介したとみられる記述が非常に多い。パズルの説明にしても、例えば、14ページのパズルの解説(17ページ最初に書いてある)は間違いである。また、同じ問題の正解(178ページ)が間違いであることを著者自身が76ページから77ページにかけて説明している。
このような中途半端な本ではあるが、扱っている題材自体は興味深いものなので、さらっと流して読むには悪くないかもしれない。
2003年12月17日に日本でレビュー済み
著者自身、自分の「頭がよい」という前提のもと
書かれているような印象を受けるのは僻みでしょうか?
バカと天才は紙一重だと言われているように
人に理解されうる「ひらめき」が天才で、
理解されない「ひらめき」がバカなんでしょう。
そして、ひらめかない人たちはいわゆる凡人。
クイズはほとんど解けましたが
(分かるわけない、と突っ込みたくなるのもありましたが(問・21))
「ひらめき」というよりも、思考のプロセスの末、
解答にたどり着いた僕は、やはり凡人止まりだと思いました。
また、下の人も書いておられるように
クイズに「正解は一つしかない」と書いてしまったのは失敗だと思います。
自身で「いかなる問題にも答えは無限に存在している」、
「ここ(本文内)に載せた解答以外にも様々なアプローチが可能かもしれない」と書いているのに、
ずいぶんとお粗末なことを書いてしまったなぁ、と残念です。
でも、読み物として楽しかったので星は4つ。
書かれているような印象を受けるのは僻みでしょうか?
バカと天才は紙一重だと言われているように
人に理解されうる「ひらめき」が天才で、
理解されない「ひらめき」がバカなんでしょう。
そして、ひらめかない人たちはいわゆる凡人。
クイズはほとんど解けましたが
(分かるわけない、と突っ込みたくなるのもありましたが(問・21))
「ひらめき」というよりも、思考のプロセスの末、
解答にたどり着いた僕は、やはり凡人止まりだと思いました。
また、下の人も書いておられるように
クイズに「正解は一つしかない」と書いてしまったのは失敗だと思います。
自身で「いかなる問題にも答えは無限に存在している」、
「ここ(本文内)に載せた解答以外にも様々なアプローチが可能かもしれない」と書いているのに、
ずいぶんとお粗末なことを書いてしまったなぁ、と残念です。
でも、読み物として楽しかったので星は4つ。