『日本人と神』のタイトルであるが、日本人が何に『神』を感じたのかを古代から現代までざっくりと議論する。
新書1冊であるため当然ざっくりとなるが、流石にそこは研究者。押さえるべきは押さえています。
そして何より佐藤弘夫先生の文章が美しい。
単に神社巡り、スピリチュアルに興味がある人よりも、考える人にオススメします。
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日本人と神 (講談社現代新書) 新書 – 2021/4/14
佐藤 弘夫
(著)
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なぜ日本人は、草木や山川までもが成仏できると考えるのか? なぜわれわれは「ご先祖様」をお祀りするのか?ーーふだんは当たり前のこととして、何気なく見過ごされている何気ない日常の習慣、思考パターンにも、それぞれに隠された精神の歴史がある。縄文から現代まで。土偶から「ゆるキャラ」まで、日本思想史の第一人者とともに、さまざまな事象の中に「日本人の心の歴史」をたどる。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2021/4/14
- 寸法11 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104065234042
- ISBN-13978-4065234044
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商品の説明
著者について
佐藤 弘夫
佐藤弘夫(さとう ひろお)
1953年、宮城県生まれ。東北大学名誉教授。東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。専門は日本思想史。『日本中世の国家と仏教』(吉川弘文館)『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫『アマテラスの変貌』(法蔵館文庫)『日蓮』(ミネルヴァ書房)『偽書の精神史』『起請文の精神史』(ともに講談社選書メチエ)『日蓮「立正安国論」 全訳注』『「神国」日本』(ともに講談社学術文庫)など多数の著書がある。
佐藤弘夫(さとう ひろお)
1953年、宮城県生まれ。東北大学名誉教授。東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。専門は日本思想史。『日本中世の国家と仏教』(吉川弘文館)『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫『アマテラスの変貌』(法蔵館文庫)『日蓮』(ミネルヴァ書房)『偽書の精神史』『起請文の精神史』(ともに講談社選書メチエ)『日蓮「立正安国論」 全訳注』『「神国」日本』(ともに講談社学術文庫)など多数の著書がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2021/4/14)
- 発売日 : 2021/4/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4065234042
- ISBN-13 : 978-4065234044
- 寸法 : 11 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 117,703位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 52位宗教史 (本)
- - 1,063位講談社現代新書
- - 23,652位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年4月21日に日本でレビュー済み
淡々と平易に論理的に述べ進められるなかに突然著者の生の声が聞こえたように感じた。
「精神的に追い詰められたときでも、他人に心を開き甘えることは容易でない。」p.254
「日本人にしか通用しない常識を前提として、閉じられた国内の学会で議論するだけでは不十分である」p.258
「本書はこうした問題提起を、閉じられたアカデミズムの世界を超えて、広くこの問題に関心を抱く一般読者の皆様と共有することを目指すものである」p.258-9
人々の救済を願い自ら十字架にかからんとするキリストのような気高さ、聖なるもの、
カミなるものが見えた気がした。
自分がどこからきて何をしようとしていたのかが照らされたようにも。
問いは深く響きすぎ、しばらくことばが出てきそうにない。
「精神的に追い詰められたときでも、他人に心を開き甘えることは容易でない。」p.254
「日本人にしか通用しない常識を前提として、閉じられた国内の学会で議論するだけでは不十分である」p.258
「本書はこうした問題提起を、閉じられたアカデミズムの世界を超えて、広くこの問題に関心を抱く一般読者の皆様と共有することを目指すものである」p.258-9
人々の救済を願い自ら十字架にかからんとするキリストのような気高さ、聖なるもの、
カミなるものが見えた気がした。
自分がどこからきて何をしようとしていたのかが照らされたようにも。
問いは深く響きすぎ、しばらくことばが出てきそうにない。
2021年5月17日に日本でレビュー済み
『カラマーゾフの兄弟』(新潮文庫)
の「大審問官」を読んでもドストエフスキーの問題意識に共鳴できなかった私は、自分を含めた日本人の神意識とでもいうものが一体何であるのかを知りたくなり、本書を手に取った。実際に大学で授業を受けているような語り口なので、何らかの問題意識を持って読む方が得るものは大きい。そうでもなければ、「ふーん、そうなんだ」と流し読みするだけで終わってしまうだろう。
本書を読むと、どうして「大審問官」にピンと来なかったのかがわかるような気がする。ロシアと違って、「神はいるのか、いないのか」なんて、日本では問題にならないからだ。だって、「神なんていくらでも、どこにでもいる」のが当たり前だし、この自分自身ですら神になるかもしれないのだからね。実利主義的な日本人は、そんなどこにでもいる神に「必要な時に」祈りながら生きてきた。「困った時の神頼み」である。逆に言えば、絶対的な神など日本にはいないわけで、そういう意味では「神はいない」のが日本では普通なのかもしれない。このような「神」観が形成されるにいたった歴史的変遷を主軸に、それが社会構造の変化の影響を強く受けてきたこと、そして、これが日本固有の事態ではなく、世界中のあらゆる地域でも社会構造と「神」観は連動しながら変化していること等が、本書では明記されている。このような問題を歴史の縦軸に沿って解説した点に本書の意義がある。
尚、上記のような問題意識を持って読む場合、「第五章 還俗する来世ー近世から近代へ」「終章 神のゆくえ」は参考になる。ただ、著者独自の主張・見解も大変興味深くストーリーとしては面白いのだけれど、主張の根拠がどこかぼんやりしているようにも感じられる。
本書を読むと、どうして「大審問官」にピンと来なかったのかがわかるような気がする。ロシアと違って、「神はいるのか、いないのか」なんて、日本では問題にならないからだ。だって、「神なんていくらでも、どこにでもいる」のが当たり前だし、この自分自身ですら神になるかもしれないのだからね。実利主義的な日本人は、そんなどこにでもいる神に「必要な時に」祈りながら生きてきた。「困った時の神頼み」である。逆に言えば、絶対的な神など日本にはいないわけで、そういう意味では「神はいない」のが日本では普通なのかもしれない。このような「神」観が形成されるにいたった歴史的変遷を主軸に、それが社会構造の変化の影響を強く受けてきたこと、そして、これが日本固有の事態ではなく、世界中のあらゆる地域でも社会構造と「神」観は連動しながら変化していること等が、本書では明記されている。このような問題を歴史の縦軸に沿って解説した点に本書の意義がある。
尚、上記のような問題意識を持って読む場合、「第五章 還俗する来世ー近世から近代へ」「終章 神のゆくえ」は参考になる。ただ、著者独自の主張・見解も大変興味深くストーリーとしては面白いのだけれど、主張の根拠がどこかぼんやりしているようにも感じられる。
2021年9月22日に日本でレビュー済み
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今までの思想史・宗教史の本は、時系列に並べ、比較し、その差異を記述してあるものが多く、またその変遷(仏教伝来・神仏習合)を政治・社会の変化と絡めて書いてあるものがほとんどのような気がします。
しかし、この本は日本人が「超越的なもの」(著者はカミと記されています)や「人知を超えた自然現象・社会現象」をいかに捕らえ、考えたかという視点で書いてある本で、このような視座も思想史・宗教史を研究する事が必要であると感じました。神道も仏教もその他の信仰も、「超越的なもの」や「人知を超えた自然現象・社会現象」をいかに捕らえ、考えたかという視点で捕らえると、仏も神も霊もその動きは違っても同列が考える事ができます。その動きで私が心に残っているのは、「古墳」・「天皇の存在」・行者・神の来迎図・垂迹・伊勢神道・後醍醐天皇の「即位灌頂」「一揆」「差別の思想」「明治維新の天皇」「現人神」・・・切りがありませんが、これらは、コスモロジーのバリエーションと言えると思います。日本人の心の中を探りながら、今の社会現象(例えばゆるキ毀滅の鬼滅刃とか)を見て行くのもおもしろいなとこの本を読んで感じました。
しかし、この本は日本人が「超越的なもの」(著者はカミと記されています)や「人知を超えた自然現象・社会現象」をいかに捕らえ、考えたかという視点で書いてある本で、このような視座も思想史・宗教史を研究する事が必要であると感じました。神道も仏教もその他の信仰も、「超越的なもの」や「人知を超えた自然現象・社会現象」をいかに捕らえ、考えたかという視点で捕らえると、仏も神も霊もその動きは違っても同列が考える事ができます。その動きで私が心に残っているのは、「古墳」・「天皇の存在」・行者・神の来迎図・垂迹・伊勢神道・後醍醐天皇の「即位灌頂」「一揆」「差別の思想」「明治維新の天皇」「現人神」・・・切りがありませんが、これらは、コスモロジーのバリエーションと言えると思います。日本人の心の中を探りながら、今の社会現象(例えばゆるキ毀滅の鬼滅刃とか)を見て行くのもおもしろいなとこの本を読んで感じました。