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北愁 (講談社文芸文庫) 文庫 – 2013/11/9

4.4 5つ星のうち4.4 6個の評価

幼くして母を亡くし、継母と文筆家の父に育てられた才気煥発な娘あそぎ。そのまっすぐな気性は時に愛され、時に人を傷つける。婚家の没落、夫婦の不和、夫の病――著者・幸田文自身を彷彿とさせる女性の波乱の半生を、彼女を取り巻く人々とのつながりの中でこまやかに描きあげた長編小説。

商品の説明

著者について

幸田 文
幸田 文(1904・9・1~1990・10・31) 小説家・随筆家。東京向島生まれ。文豪幸田露伴の次女。女子学院卒。1928年結婚。10年間の結婚生活の後、娘玉を連れて離婚。幸田家に戻り、父の傍らにあって家を守り、父の最期を看取る。47年父との思い出の記「雑記」「終焉」「葬送の記」を執筆。その清新な文体が好評を博し、随筆家として出発。56年『黒い裾』で読売文学賞、57年『流れる』で芸術院賞等を受賞し、小説家としても文壇的地位を得た。70年頃から、奈良法輪寺三重塔の再建のために奔走した。著書は他に『おとうと』『闘』『崩れ』『木』『台所のおと』『きもの』等多数。『幸田文全集 全23巻別巻1』(岩波書店刊)がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2013/11/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/11/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062902141
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062902144
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.1 x 15.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 6個の評価

著者について

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幸田 文
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(1904-1990)東京生れ。幸田露伴次女。

1928(昭和3)年、清酒問屋に嫁ぐも、十年後に離婚、娘を連れて晩年の父のもとに帰る。露伴の没後、父を追憶する文章を続けて発表、たちまち注目されるところとなり、1954年の『黒い裾』により読売文学賞を受賞。1956年の『流れる』は新潮社文学賞、日本芸術院賞の両賞を得た。他の作品に『闘』(女流文学賞)、『崩れ』『包む』など。

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年8月6日に日本でレビュー済み
幸田文の作品は、これまで非常に多くの作品を読んできており、そこからすると、この作品は作者自身の半生を描いている様に思えます。
ただ、夫婦関係の危機に関しては、そのまま夫を支えると言う別の道を選んでいます。

主人公は、あそぎと言う女性です。
彼女は、執筆家と継母と弟の4人暮らしをしており、非常に強い女性として描かれています。
そんな彼女が選んだ伴侶は、どこか自身のなさそうな男性でした。
強い女性と弱い男性と言う組み合わせの夫婦は、事業が順調に進んでいる間は、様々な問題を隠してしまいます。
そして、事業の破綻を切っ掛けに、主人公の視野に「離婚」と言う選択肢が表れてきます。そこで、主人公は・・・。

小説全体は、ハッピーエンドでもありませんし、明るい小説と言うには程遠い作品です。
でも、読者の側に素直に抵抗なく文章が入ってくるのは、その文章の中にある滑稽さや洒脱さだろうと思います。

今では考えにくい女性の結婚における考え方の問題が描かれていますが、そこでの伴侶の選び方、見極め方はある意味共通性がある様に思います。
「家」の問題は今では過去の問題ですが、人間としての見極めは重要なことです。
長い結婚生活を考えれば、非常に重要なことであり、これがなければ安易な「離婚」と言うことになってしまうのでしょう。
現在、改めて読んでみても良い作品だと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年11月17日に日本でレビュー済み
1959〜1960年「婦人ノ友」に連載。

感情の激しい娘・あそぎ と、
優しい従兄・順二、真逆な性格の二人。
ちぐはぐでありながら調和もする、
「いとこ」という血縁の確かさ。

波瀾に満ちた二つの人生の交流を描きだした小説。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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