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ニコライの見た幕末日本 (講談社学術文庫) 文庫 – 1979/5/8
ニコライ堂で知られるロシア正教の宣教師ニコライは、幕末・維新時代の激動の渦中に日本に渡り、函館を本拠地に布教活動を行った。本書は、そのニコライがつぶさに見た日本の事情を、祖国の雑誌に発表したものである。日本の歴史・宗教・風習を、鋭い分析と深い洞察を駆使して探求し、日本人の精神のありよう、特質を見事に浮き彫りにしている。「日本人とは何か」を考える上に、多くの示唆を与える刮目すべき書である。本邦初訳。
- 本の長さ155ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1979/5/8
- 寸法10.8 x 0.7 x 14.8 cm
- ISBN-10406158393X
- ISBN-13978-4061583931
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商品の説明
著者について
【ニコライ】
ロシアのハリストス正教会大主教。1836年スモレンスク生まれ。神学大学在学中、1861年来日、函館に滞在。一度帰国し1871年再来日、東京で宣教活動に従事。1912年東京で永眠。
【中村健之介】
1939年新潟県生まれ。国際基督教大学・東京大学大学院(比較文学)に学ぶ。東京大学教養学部教授。著書『ドストエフスキー・作家の誕生』訳書『ドストエフスキー・裁判記録』
ロシアのハリストス正教会大主教。1836年スモレンスク生まれ。神学大学在学中、1861年来日、函館に滞在。一度帰国し1871年再来日、東京で宣教活動に従事。1912年東京で永眠。
【中村健之介】
1939年新潟県生まれ。国際基督教大学・東京大学大学院(比較文学)に学ぶ。東京大学教養学部教授。著書『ドストエフスキー・作家の誕生』訳書『ドストエフスキー・裁判記録』
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1979/5/8)
- 発売日 : 1979/5/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 155ページ
- ISBN-10 : 406158393X
- ISBN-13 : 978-4061583931
- 寸法 : 10.8 x 0.7 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 478,261位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ニコライは本名では、なかったとはびっくり。新島壤の密航を手伝いしたとは、またそれまでの日本語の教師が郷土にある銅像の人であったので二度びっくり。
2017年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幕末日本というよりも、当時の日本の宗教の状況を概説したもの
です。30代前半の宣教師ニコライの聡明さ、イキの良さが読み取れ
ます。日本人の勤勉さや知的レベルの高さを指摘されると、今さら
ながら嬉しくなりますね。
です。30代前半の宣教師ニコライの聡明さ、イキの良さが読み取れ
ます。日本人の勤勉さや知的レベルの高さを指摘されると、今さら
ながら嬉しくなりますね。
2007年3月8日に日本でレビュー済み
1978年に私家版として出されたものの文庫化。
ニコライとは、函館のハリストス正教会や神田駿河台のニコライ堂で知られる人物。1861年に函館のロシア領事館付き主任司祭として来日し、いったん帰国したのち、東京へ赴任している。
本書はいったん帰国した1869年にロシアの雑誌に発表した論考で、日本の宗教の状況、キリスト教布教の可能性などが論じられている。
前半は仏教や神道、儒教などについて。後半は室町期〜明治期のキリスト教について。透徹した目で各宗教の盛衰、成功や失敗の原因が語られている。歴史的な理解も鋭いし、日本人の心性への理解もきわめて正確で驚かされる。
巻末に詳しい訳注、解説が付いているのもありがたい。
あくまでも宗教について書かれた本なので、幕末の風俗などを知りたい人には不向き。
ニコライとは、函館のハリストス正教会や神田駿河台のニコライ堂で知られる人物。1861年に函館のロシア領事館付き主任司祭として来日し、いったん帰国したのち、東京へ赴任している。
本書はいったん帰国した1869年にロシアの雑誌に発表した論考で、日本の宗教の状況、キリスト教布教の可能性などが論じられている。
前半は仏教や神道、儒教などについて。後半は室町期〜明治期のキリスト教について。透徹した目で各宗教の盛衰、成功や失敗の原因が語られている。歴史的な理解も鋭いし、日本人の心性への理解もきわめて正確で驚かされる。
巻末に詳しい訳注、解説が付いているのもありがたい。
あくまでも宗教について書かれた本なので、幕末の風俗などを知りたい人には不向き。
2007年3月12日に日本でレビュー済み
神田のニコライ堂、函館のハリストス正教会で知られるロシアの宣教師ニコライの論文である。
その内容は、キリスト教、西欧文明は優れているという前提で展開する。他宗教の神話、伝説を否定的に描いており、読中、不愉快な想いが心を包む。
しかし、本書は江戸幕府が終焉し、ついにキリスト教禁止令が解禁されようという時代のもの。宣教師としては、その土地に宗教が根付くことを力説する必要があった。
解説にも、ニコライが日本語の習得に真剣に取り組んだことが述べられているし、本書の内容からも神道、仏教、儒教についてよく研究したことが分かる。
作品が描かれた時代背景を考慮すれば、致し方ない点もあったと理解できる。
その後長きに渡ってニコライは日本に滞在する。その足跡は確実に日本に残されている。
その内容は、キリスト教、西欧文明は優れているという前提で展開する。他宗教の神話、伝説を否定的に描いており、読中、不愉快な想いが心を包む。
しかし、本書は江戸幕府が終焉し、ついにキリスト教禁止令が解禁されようという時代のもの。宣教師としては、その土地に宗教が根付くことを力説する必要があった。
解説にも、ニコライが日本語の習得に真剣に取り組んだことが述べられているし、本書の内容からも神道、仏教、儒教についてよく研究したことが分かる。
作品が描かれた時代背景を考慮すれば、致し方ない点もあったと理解できる。
その後長きに渡ってニコライは日本に滞在する。その足跡は確実に日本に残されている。