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怪談人恋坂 (角川文庫) 文庫 – 2002/1/25
赤川 次郎
(著)
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生と死の悲しみは、人恋坂で交差する――現代怪奇譚の最高傑作!
謎の死をとげた姉の葬式の場で、郁子が伝えられたショッキングな事実。その後も郁子のまわりでは次々と殺人が起こって…。不穏な事件は血塗られた人恋坂の怨念か。生者と死者の哀しみが人恋坂にこだまする。
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生と死の悲しみは、人恋坂で交差する――現代怪奇譚の最高傑作!
謎の死をとげた姉の葬式の場で、郁子が伝えられたショッキングな事実。その後も郁子のまわりでは次々と殺人が起こって…。不穏な事件は血塗られた人恋坂の怨念か。生者と死者の哀しみが人恋坂にこだまする。
- 本の長さ442ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2002/1/25
- ISBN-104041879612
- ISBN-13978-4041879610
登録情報
- 出版社 : 角川書店; 一般文庫版 (2002/1/25)
- 発売日 : 2002/1/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 442ページ
- ISBN-10 : 4041879612
- ISBN-13 : 978-4041879610
- Amazon 売れ筋ランキング: - 229,737位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。「三毛猫ホームズ」「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 幽霊物語 下 (ISBN-13: 978-4198931827 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かれこれ30年以上前に、赤川次郎氏にハマりかなり読んでいました。中学から高校にかけてです。今では、小説を読むこと自体かなり減っていたのですが、Kindle読み放題で読めることを知り、今また片っ端から読んでいます。こちらは、レビューもかなり良かったのですが、本当に面白く世界にどんどん惹き込まれて一気に読んでしまいました。本に夢中になる面白さをまた思い出させてくれた貴重な一冊です!目が離せないストーリー展開、一癖ある魅力的な登場人物達、あの片足を引きずった女性は一体誰なの?静かに忍び呼る恐怖劇場の幕開けです。ホラーは好きだけどグロいのはちょっと、、、と言うそこのあなた、私の様に以前よく読んでいたけど、、、と言う紳士淑女の皆様方、是非、赤川次郎氏の恐怖劇場を御堪能下さいませ。
2010年9月10日に日本でレビュー済み
赤川さんを読みつくしてはいないのですが、たまに手にとるとのめり込みます。
ある少女の事件と、彼女の家へと続く坂道を舞台に「怪談」は展開していきます。しかし
小気味良すぎるほどに人が死んでゆくので「あれれ」と思ったのですけれども、なるほど
「怪談」とすれば、納得はいきますね。ありありと映像が浮かぶ物語です。
ある少女の事件と、彼女の家へと続く坂道を舞台に「怪談」は展開していきます。しかし
小気味良すぎるほどに人が死んでゆくので「あれれ」と思ったのですけれども、なるほど
「怪談」とすれば、納得はいきますね。ありありと映像が浮かぶ物語です。
2020年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女子高生を兄がレイプだ、妊娠だの、殺人だの気持ち悪いです。読んだ後に嫌な気分でした
2016年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"その日、郁子が小学校から帰ると、お姉ちゃんが死んでいた"から始まる怪談、恋愛でもある推理小説です。
雨が降ると何かが起きる。郁子の姉が死んだ時も雨が降っていました。郁子の成長と共に姉の死の真相、新たな事件の真相が明らかになってゆく面白い本です。最後の最後まで推理小説です。
雨が降ると何かが起きる。郁子の姉が死んだ時も雨が降っていました。郁子の成長と共に姉の死の真相、新たな事件の真相が明らかになってゆく面白い本です。最後の最後まで推理小説です。
2020年3月11日に日本でレビュー済み
坂がテーマ、そこを起点に事件が起こる。
どうしてもどんな坂かを頭の中で想像してしまう。
赤川氏の小説の中で1,2位を争う怖さ。
文体はらしいがストーリはらしくないともいえる。
とにかく怖く、普通の家の生まれでよかったと思わせられる。
どうしてもどんな坂かを頭の中で想像してしまう。
赤川氏の小説の中で1,2位を争う怖さ。
文体はらしいがストーリはらしくないともいえる。
とにかく怖く、普通の家の生まれでよかったと思わせられる。
2002年2月21日に日本でレビュー済み
赤川次郎さんはユーモアミステリーが多いけど、こうしたホラーや情緒的な話も結構多いのです。代表的なのは映画にもなった『ふたり』とか。
このお話は淡々と進んでいきます。だから『三毛猫ホームズ』や『吸血鬼はお年頃』が好きな人はちょっと不服が残るかもしれません。
最後になって強く思ったのですが、四谷怪談や、累が淵のような古典的な怪談に通じるものがあります。だからこそあえて古めかしく怪談と赤川次郎さんはおつけになったのでしょう。
悲しくも、どこが澄んだ気持ちになれるお話です。
このお話は淡々と進んでいきます。だから『三毛猫ホームズ』や『吸血鬼はお年頃』が好きな人はちょっと不服が残るかもしれません。
最後になって強く思ったのですが、四谷怪談や、累が淵のような古典的な怪談に通じるものがあります。だからこそあえて古めかしく怪談と赤川次郎さんはおつけになったのでしょう。
悲しくも、どこが澄んだ気持ちになれるお話です。
2011年6月18日に日本でレビュー済み
赤川次郎作品にしては恐い部類に入ります。
幸せ終わり(happy end)がよい人にはお勧めできません。
9歳の少女が、16歳の姉とのかかわりが最初。
少女が16歳になったときの、家族とのかかわりが最後。
いつも坂にまつわる話がでてきます。
何人の人がこの坂で亡くなるのでしょう。
親子、姉妹兄弟、夫婦の間の軋轢を、これでもかというくらい追求します。
最後まで生き残る人がいることだけを頼りに結末まで読み進みました。
幸せ終わり(happy end)がよい人にはお勧めできません。
9歳の少女が、16歳の姉とのかかわりが最初。
少女が16歳になったときの、家族とのかかわりが最後。
いつも坂にまつわる話がでてきます。
何人の人がこの坂で亡くなるのでしょう。
親子、姉妹兄弟、夫婦の間の軋轢を、これでもかというくらい追求します。
最後まで生き残る人がいることだけを頼りに結末まで読み進みました。
2002年2月26日に日本でレビュー済み
ゆるく曲がっている上に石垣に挟まれているため、進んでいくと坂しか見えなくなって心細くなってしまう「人恋坂」が舞台です。坂が人々の織り成すドラマを見つめているようにも思われます。序破急の構成、藍に桃色の題字の装丁が古風で重々しい雰囲気を醸し出しています。
姉の奇妙な死の落とす影を感じながら16歳になった郁子は、姉の死に隠された厳しい現実と直面します。人間につきものの確執や、生きることと死の意外な近さを感じさせられます。また、死者の怨念という「怪談」の要素を多分に含んだ異色の作品でもあります。
姉の奇妙な死の落とす影を感じながら16歳になった郁子は、姉の死に隠された厳しい現実と直面します。人間につきものの確執や、生きることと死の意外な近さを感じさせられます。また、死者の怨念という「怪談」の要素を多分に含んだ異色の作品でもあります。