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昔話と日本人の心 (岩波現代文庫 学術 71) 文庫 – 2002/1/16
- 本の長さ419ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2002/1/16
- ISBN-104006000715
- ISBN-13978-4006000714
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2002/1/16)
- 発売日 : 2002/1/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 419ページ
- ISBN-10 : 4006000715
- ISBN-13 : 978-4006000714
- Amazon 売れ筋ランキング: - 499,450位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1928-2007)兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。
日本のユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
河合先生の「日本人とアイデンティティ」内の引用で買い求めましたが、日本人の特性を理解するための良書です。
2008年8月21日に日本でレビュー済み
河合氏は童話や神話、昔話、ファンタジーなどオハナシを通じ、ユング心理学をツールに使って、人間の心を、日本人の心を、日本文化を解き明かそうという本を何冊も著している。
本書はその代表的な1冊である。
日本各地に伝わる昔話を豊富に例示しつつ、昔話に出てくる(主に)女性像を、日本人の心(どちらかというと無意識の領域)のありようを象徴する存在と捉え、その様々なバリエーションを示すことで、日本人の心を、日本文化の姿を解き明かしている。
昔話をもって日本文化の深層を探ろうというアプローチは民俗学の領域のようにも思えるが、そこで「心」「無意識」といった心理学の切り口を用いているところが本書のオリジナリティーである。
あわせて、昔話を分析することで、人の心や文化のみならず、物語の「構造」まで理解できるオマケつき。
かなり学術的な本だが、それでも語り口の平易さは河合氏ならでは。
ご興味ある方はご一読を
本書はその代表的な1冊である。
日本各地に伝わる昔話を豊富に例示しつつ、昔話に出てくる(主に)女性像を、日本人の心(どちらかというと無意識の領域)のありようを象徴する存在と捉え、その様々なバリエーションを示すことで、日本人の心を、日本文化の姿を解き明かしている。
昔話をもって日本文化の深層を探ろうというアプローチは民俗学の領域のようにも思えるが、そこで「心」「無意識」といった心理学の切り口を用いているところが本書のオリジナリティーである。
あわせて、昔話を分析することで、人の心や文化のみならず、物語の「構造」まで理解できるオマケつき。
かなり学術的な本だが、それでも語り口の平易さは河合氏ならでは。
ご興味ある方はご一読を
2018年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心理学によって昔話を読み解いた本として必読であるだけでなく、
昔話研究の必読書としてほぼ必ず名前のあがる本。
体系的に整理されているというよりは感覚的な文章で、論考も主観的(それこそが著者が選んだ方法なのだが)であり、あらかじめ予想された結論に合うものを集めて思考しているような恣意性も感じられる。
しかし、ユング心理学、日本の昔話、海外の昔話、神話、伝説、古典文学、海外の心理学による昔話研究、実際に患者と接してきた経験…
それらの豊富な知識に基づいた想像力によって昔話を読み解いて行くさまは圧巻で、読んでいて楽しいし、
柳田國男の著作がそうであるように、昔話を研究するうえで絶対に無視することのできない示唆を与えてくれる。
昔話研究の必読書としてほぼ必ず名前のあがる本。
体系的に整理されているというよりは感覚的な文章で、論考も主観的(それこそが著者が選んだ方法なのだが)であり、あらかじめ予想された結論に合うものを集めて思考しているような恣意性も感じられる。
しかし、ユング心理学、日本の昔話、海外の昔話、神話、伝説、古典文学、海外の心理学による昔話研究、実際に患者と接してきた経験…
それらの豊富な知識に基づいた想像力によって昔話を読み解いて行くさまは圧巻で、読んでいて楽しいし、
柳田國男の著作がそうであるように、昔話を研究するうえで絶対に無視することのできない示唆を与えてくれる。
2018年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHKテレビ「100分de名著」の河合隼雄編をきっかけに、詳しくしっかり知ろうと思い購入。初版から11年、25版を重ねたもので、納得させられる内容である。民話や昔話については柳田国男など先行する著作が多数ある(この著者も引用している)が、それとは違う視点から解釈をしている。というより、現代の生活感覚にマッチした示唆が多いように思われる。心理療法という著者の職業経験が単なる研究ではなく、現実の精神生活に実践的に役立てたいという目的を根底に据えてあるからではないか。読み物としてすらすら読めるという文体ではないが、用語や表現になじめば得られるものは多く、大きい。
2013年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は『昔話の深層』や『母性社会日本の病理』、また『無意識の構造』など、著者が手掛けてきた著作を読んだ後に読むと、非常に意味深く、すんなりと理解できるだろう。いきなり読むより、そのほうがわかりやすいと思う。
河合さんはずっと、完全性ではなく全体性の意義を感じていたのだろう。
日本人の心にある絶対無への信仰や、女性的精神は、行き詰まる科学信仰に新たな可能性を示してくれるはずだ。
私達の中に意志する女性が産まれ導いてくれることを願いたい。
そのために、私自身には待つこと、耐えることが必要なのかもしれない。
絶対的な意志ではなく、変化を受け容れる柔軟性を手にしたいと思えた。
河合さんはずっと、完全性ではなく全体性の意義を感じていたのだろう。
日本人の心にある絶対無への信仰や、女性的精神は、行き詰まる科学信仰に新たな可能性を示してくれるはずだ。
私達の中に意志する女性が産まれ導いてくれることを願いたい。
そのために、私自身には待つこと、耐えることが必要なのかもしれない。
絶対的な意志ではなく、変化を受け容れる柔軟性を手にしたいと思えた。
2017年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の頭脳にはついていけませんでした。
難しい本です。賢い方にお勧めです。
難しい本です。賢い方にお勧めです。
2014年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の昔話や西洋の昔話を使って、人間の心理の構造や特徴を素人に分かりやすく解説している本だと思いました。筆者の温かさや人間味までもが伝わってきます。