太平洋戦争中には国民の総動員が行われ、画家も戦争に協力させられた。戦意を高揚する画法、戦争を美化する画題が要求され、大東亜戦争画と呼ばれる作品が生み出された。藤田嗣次ら著名な画家も積極的に参与したことで知られる。
本書では、そうした画家の戦争責任が追求される。戦争画は弁護されることが多い。戦時中で仕方なく協力させられたのだとか、戦争画であっても芸術性には変わりないというものである。しかし、だからといって許されて良いものだろうか。
著者は戦後の画家であり、戦争画に直接関わったわけではない。しかし戦時中のつらい体験を抱えており、戦争画を糾弾する姿勢には真摯なものがある。
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戦争と美術 (岩波新書 新赤版 237) 新書 – 1992/7/20
司 修
(著)
第二次大戦中,戦争画を描いた多くの有名画家たちがいた.また時局にささやかな抵抗を試み,描くことを拒否した画家たちもいた.彼らの根底に潜む人間の弱さを凝視しつつ,自らが画家であることを踏まえ,当時の画家の戦争責任を考える.藤田嗣治と松本竣介の二人の画家を焦点にしつつ,時代と向き合う芸術家の生き方を問う.
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1992/7/20
- ISBN-104004302374
- ISBN-13978-4004302377
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1992/7/20)
- 発売日 : 1992/7/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4004302374
- ISBN-13 : 978-4004302377
- Amazon 売れ筋ランキング: - 136,530位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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