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問はずがたり・吾妻橋 他十六篇 (岩波文庫 緑 42-13) 文庫 – 2019/8/21
永井 荷風
(著)
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荷風の戦後は「問はずがたり」とともに始まる。一人の画家の眼を通して、戦中戦後の情景が映し出される。若い女性の心象を掬いとる「吾妻橋」「或夜」「心づくし」「裸体」。下町を舞台とした戯曲「渡鳥いつかへる」。戦渦を生き抜き、新たな生を受けとめる人々への哀感と愛惜のまなざし。戦後の荷風文学がよみがえる。(解説=岸川俊太郎)
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2019/8/21
- ISBN-104003600363
- ISBN-13978-4003600368
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2019/8/21)
- 発売日 : 2019/8/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4003600363
- ISBN-13 : 978-4003600368
- Amazon 売れ筋ランキング: - 274,131位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月20日に日本でレビュー済み
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作品に出てくる本八幡駅周辺を歩いてみたいです。
2019年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
荷風の文庫は、どういう権利関係があるか知らんが、同じ作品を平気で収録する癖がある。 「花火」、「雪解」、「日和下駄」などは定番のように入っている。だから、星ひとつ減点。「四畳半襖の下張」を加えろとは言わんが、せめて、伊丹十三の随筆にも出て来る「冷笑」くらいは、意欲的に入れてはどーですか。
2021年9月20日に日本でレビュー済み
本書は終戦前後に書かれた小説10篇、戯曲1篇、随筆7篇より成る。小説は『問はず語り』『噂ばなし』『或夜』『羊羹』『心づくし』『にぎり飯』『買出し』『裸体』『老人』『吾妻橋』、戯曲は『渡鳥いつかへる』、随筆は『亜米利加の思出』『墓畔の梅』『冬日の窓』『仮寐の夢』『細雪妄評』『出版屋惣まくり』『浅草むかしばなし』である。解説は岸川俊太郎。岸川氏によれば、本書のテーマは「戦後の荷風文学」になるようだ。
小説はどれも戦中戦後の庶民の力強い生活ぶりが窺えて興味深いうえ、この中では最も長い『問はず語り』ではまさに「ケダモノ」としか言いようがない主人公の姿がしみじみと描かれ、そのような人物にもどこか温かい眼差しが注がれていて荷風の「ユルさ」と優しさが味わえる(しかし、この作品を通じて 坂口安吾に「通俗作家」として手厳しく批判もされている )。しかし、どの話でもその底に流れているのはしんみりとした悲しみであり、寂しみであろう。
それは随筆でも同じだ。『冬日の窓』を読むと、荷風は自分自身と芭蕉やモーパッサンを重ね合わせていたのではないかと想像される。芭蕉もモーパッサンもともに自由を求めて生きた芸術家であり、彼らにおいては自由とは寂寞に他ならなかった。荷風もまた浮誉名声より生じる人間関係のしがらみからの自由を求めていた。そして、自分同様に自由に生きる人々が生命の根源的な不安に襲われるのに対し、その進むべき前途を指差すために、「古き日本を追想」したのではないか。それこそが彼の江戸趣味なのではないか。そんなことをつらつらと思いながら本を置いた。
尚、解説はややネタバレ気味なので、最後に読むことをお勧めしたい。
小説はどれも戦中戦後の庶民の力強い生活ぶりが窺えて興味深いうえ、この中では最も長い『問はず語り』ではまさに「ケダモノ」としか言いようがない主人公の姿がしみじみと描かれ、そのような人物にもどこか温かい眼差しが注がれていて荷風の「ユルさ」と優しさが味わえる(しかし、この作品を通じて 坂口安吾に「通俗作家」として手厳しく批判もされている )。しかし、どの話でもその底に流れているのはしんみりとした悲しみであり、寂しみであろう。
それは随筆でも同じだ。『冬日の窓』を読むと、荷風は自分自身と芭蕉やモーパッサンを重ね合わせていたのではないかと想像される。芭蕉もモーパッサンもともに自由を求めて生きた芸術家であり、彼らにおいては自由とは寂寞に他ならなかった。荷風もまた浮誉名声より生じる人間関係のしがらみからの自由を求めていた。そして、自分同様に自由に生きる人々が生命の根源的な不安に襲われるのに対し、その進むべき前途を指差すために、「古き日本を追想」したのではないか。それこそが彼の江戸趣味なのではないか。そんなことをつらつらと思いながら本を置いた。
尚、解説はややネタバレ気味なので、最後に読むことをお勧めしたい。
2019年9月14日に日本でレビュー済み
荷風散人、老いてますます盛んというところでしょうか。
「おもへば、葛飾土産までの荷風散人であつた。戦後はただこの一篇」という石川淳の評価のせいか、戦後の荷風作品があまり顧みられませんでした。本書はその不憫な作品群に光を当てたもの。「小説十篇、戯曲一篇、随筆七篇」を収録しています。
約3分の1を占めるのは「問はずがたり」。主人公である画家の視線で若い時分から戦後までの暮らしを描いた中編です。情婦とその娘、そして女中など、女たちとの恋愛遍歴を交えて、主に戦争中の暮らしに頁が割かれています。芸術と女を愛しながらも、主人公は随所で隠遁にあこがれ、懐古にふける。荷風本人がかなり反映された人物造型となっていますね。息子を戦争で失い、娘を遠方に嫁がせた老父の述懐が悲しい「老人」もそうで、主人公の独白には、生涯独身だった荷風の人生観が伺えます。
残り八編の小説は、みな戦後を舞台にした短編です。戦死した夫の弟と再婚後、当の夫が帰還するという「噂ばなし」は実際にあった話をもとにしたもの。戦争の生んだ悲劇と言えるでしょう。空襲を生き延び新たな所帯を持った女が元の配偶者と鉢合わせする「にぎり飯」も同様の作品です。
他は主に女性たちが主人公。夜道で男からのアプローチを期待し(或夜)、同じ劇団の男優のためにセーターを編む(心づくし)。かと思えば急死した老婆から食料を奪い(買出し)、50男に囲われたのち、街で袖引く娼婦となる(裸体)。戦時中の鬱屈を一気に吹き飛ばすように、性に積極的な女性を描いています。焼け跡で生きるパンパンの一寸した孝心が自らの身を守る「吾妻橋」も情景描写に野趣のある佳作です。
随筆七篇は、新支配者のアメリカ、戦時下の不自由な暮らし、嫌いな出版社のこと、谷崎の細雪についてなど、多彩な内容。しかしやはり「戦敗」後の日本の行く末が気になるようで「亜米利加の思出」では「日本にもルネ・バザンの『優美なる仏蘭西』Douce Franceと云ったような真正な愛国の文学の表れ出でんことを切望して止みません」「国民は祖先伝来の言語を愛護し、それを丁重に使用しなければならない責任があります」 と、長年の韜晦を脱ぎ捨てて愛国者としての本心を吐露しています。
解説の岸川俊太郎氏によれば「戦後の荷風文学を再評価する機運が高まりつつある」とのこと。本書でその機運はますます盛り上がることでしょう。
「おもへば、葛飾土産までの荷風散人であつた。戦後はただこの一篇」という石川淳の評価のせいか、戦後の荷風作品があまり顧みられませんでした。本書はその不憫な作品群に光を当てたもの。「小説十篇、戯曲一篇、随筆七篇」を収録しています。
約3分の1を占めるのは「問はずがたり」。主人公である画家の視線で若い時分から戦後までの暮らしを描いた中編です。情婦とその娘、そして女中など、女たちとの恋愛遍歴を交えて、主に戦争中の暮らしに頁が割かれています。芸術と女を愛しながらも、主人公は随所で隠遁にあこがれ、懐古にふける。荷風本人がかなり反映された人物造型となっていますね。息子を戦争で失い、娘を遠方に嫁がせた老父の述懐が悲しい「老人」もそうで、主人公の独白には、生涯独身だった荷風の人生観が伺えます。
残り八編の小説は、みな戦後を舞台にした短編です。戦死した夫の弟と再婚後、当の夫が帰還するという「噂ばなし」は実際にあった話をもとにしたもの。戦争の生んだ悲劇と言えるでしょう。空襲を生き延び新たな所帯を持った女が元の配偶者と鉢合わせする「にぎり飯」も同様の作品です。
他は主に女性たちが主人公。夜道で男からのアプローチを期待し(或夜)、同じ劇団の男優のためにセーターを編む(心づくし)。かと思えば急死した老婆から食料を奪い(買出し)、50男に囲われたのち、街で袖引く娼婦となる(裸体)。戦時中の鬱屈を一気に吹き飛ばすように、性に積極的な女性を描いています。焼け跡で生きるパンパンの一寸した孝心が自らの身を守る「吾妻橋」も情景描写に野趣のある佳作です。
随筆七篇は、新支配者のアメリカ、戦時下の不自由な暮らし、嫌いな出版社のこと、谷崎の細雪についてなど、多彩な内容。しかしやはり「戦敗」後の日本の行く末が気になるようで「亜米利加の思出」では「日本にもルネ・バザンの『優美なる仏蘭西』Douce Franceと云ったような真正な愛国の文学の表れ出でんことを切望して止みません」「国民は祖先伝来の言語を愛護し、それを丁重に使用しなければならない責任があります」 と、長年の韜晦を脱ぎ捨てて愛国者としての本心を吐露しています。
解説の岸川俊太郎氏によれば「戦後の荷風文学を再評価する機運が高まりつつある」とのこと。本書でその機運はますます盛り上がることでしょう。
2022年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
good