1902年に書かれた、帝国主義について、経済的、社会的な側面から分析した古典的な名著。
上巻では、経済的な視点で帝国主義の実態に迫っている。
イギリス全体の経済規模から見ると、植民地における経済規模は、それほど大きくない。
帝国主義の恩恵を受けているのは、ごく一部の人々であることを、具体的な数値で説明している。
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帝国主義論 上 (岩波文庫 白 133-1) 文庫 – 1951/8/5
今世紀初頭イギリスが植民地獲得に乗り出したころに書かれたホブスン(1858‐1940)の主著.帝国主義にはじめて全面的体系的に批判的分析を加えた先駆的著述である.レーニンも「改良主義の立場をとってはいるが帝国主義の根本的な経済的政治的特徴を非常によく叙述している」と高く評価したように,近代帝国主義の基本性格は正しく解明されている.(全2冊)
- 本の長さ188ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1951/8/5
- 寸法10.5 x 0.8 x 14.8 cm
- ISBN-104003413318
- ISBN-13978-4003413319
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1951/8/5)
- 発売日 : 1951/8/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 188ページ
- ISBN-10 : 4003413318
- ISBN-13 : 978-4003413319
- 寸法 : 10.5 x 0.8 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 323,944位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,166位岩波文庫
- - 14,780位投資・金融・会社経営 (本)
- - 31,602位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月16日に日本でレビュー済み
2017年7月16日に日本でレビュー済み
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レーニンの「帝国主義」はこの本を下敷きにして、マルクスの労働価値説をぶち込み、当書で指摘された帝国主義の収奪性、非効率、非民主的性格といった害悪へ処方箋としての共産主義運動の正当性、合理性を世に示した(=プロパガンダした)もの。
ということはレーニンの「帝国主義」ー労働価値説=ホブスンの帝国主義になるわけで、今となってはマル経野郎の最大の突っ込まれどころである労働価値説に寄らない初期の「帝国主義」なるものの運動原理を考察した名著。
1951版p12「国内市場の有効需要を上回る工業生産力」が有利な輸出業者、「金融業者」によるより「有利な投資先」への要求(この本では海外投資)となること、(この部分を「株主」による「有利なROE」への要求とか読替えてみたり)P13「蓄積と投資の過程が急速に進行し過ぎた」「古典派経済学者(nearly=近代経済学者)たちは・・・・現実に起こる過度な蓄積と過度の投資へのいかなる傾向もこの経済法則によって抑制されるであろうと考えた・・・しかしながら利子率の高低は蓄積を適当に配分するに役立つとはいえ総額を増減する機能は演じ得ない」(VS IS=LM分析)。P14「国民所得の中から新資本として有効に用いられるよりも大きい割合を蓄積しようと努める傾向・・・労働階級の手には過少な分け前を雇主、所有階級(=株主)の手には過大な分け前を与えるそう所得の分配に起因する(←ピケティ?)」。この本の時代では資本の利潤欲求はトラスト、カルテルなど大企業や大金融機関および政府の「談合」による寡占、独占が問題だったが現在では個人、並びに機関投資家のROEに代表される利潤要求によるM&Aやらジャックウェルチの「選択と集中」による「自由競争=弱肉強食」による寡占、独占(ディフェクトスタンダードの獲得とカッコよく言っているが)の励行が行われている。またP18「国防の目的のためにする自給自足の訴えによって支持された国家主義的感情」から起因する保護貿易の記述はトランプ以前なら既に解消済みとされてたが現在は笑い話ではなくなりつつある。など、現代にも全然通じる構造分析。モダンエコノミクス野郎の方々は労働価値説抜きでどう反駁する?
ということはレーニンの「帝国主義」ー労働価値説=ホブスンの帝国主義になるわけで、今となってはマル経野郎の最大の突っ込まれどころである労働価値説に寄らない初期の「帝国主義」なるものの運動原理を考察した名著。
1951版p12「国内市場の有効需要を上回る工業生産力」が有利な輸出業者、「金融業者」によるより「有利な投資先」への要求(この本では海外投資)となること、(この部分を「株主」による「有利なROE」への要求とか読替えてみたり)P13「蓄積と投資の過程が急速に進行し過ぎた」「古典派経済学者(nearly=近代経済学者)たちは・・・・現実に起こる過度な蓄積と過度の投資へのいかなる傾向もこの経済法則によって抑制されるであろうと考えた・・・しかしながら利子率の高低は蓄積を適当に配分するに役立つとはいえ総額を増減する機能は演じ得ない」(VS IS=LM分析)。P14「国民所得の中から新資本として有効に用いられるよりも大きい割合を蓄積しようと努める傾向・・・労働階級の手には過少な分け前を雇主、所有階級(=株主)の手には過大な分け前を与えるそう所得の分配に起因する(←ピケティ?)」。この本の時代では資本の利潤欲求はトラスト、カルテルなど大企業や大金融機関および政府の「談合」による寡占、独占が問題だったが現在では個人、並びに機関投資家のROEに代表される利潤要求によるM&Aやらジャックウェルチの「選択と集中」による「自由競争=弱肉強食」による寡占、独占(ディフェクトスタンダードの獲得とカッコよく言っているが)の励行が行われている。またP18「国防の目的のためにする自給自足の訴えによって支持された国家主義的感情」から起因する保護貿易の記述はトランプ以前なら既に解消済みとされてたが現在は笑い話ではなくなりつつある。など、現代にも全然通じる構造分析。モダンエコノミクス野郎の方々は労働価値説抜きでどう反駁する?
2023年10月30日に日本でレビュー済み
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自由民権運動の人々にはフランス思想だけではない必読書だったはずとの思いがあるのですが、どうなのか点検しています。