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伽藍が白かったとき (岩波文庫 青 570-1) 文庫 – 2007/7/18

4.6 5つ星のうち4.6 13個の評価

商品の説明

著者について

ル・コルビュジエ
1887-1965

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2007/7/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/7/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003357019
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003357019
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 13個の評価

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ル・コルビジェ
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年4月2日に日本でレビュー済み
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建築家本人が書いた本というのは、文庫化されるものが少なく、今回のように文庫化してもらえると有難い。内容は、やや難解ではあるが、建築家本人の言葉で書かれており、ル・コルビュジェという人を理解する一助になると思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色あせたり、苔むしたり、錆びていたりしたほうが「味」があるとか
それらしい、ありがたいと思いがちです。あるいはたとえば祇園まつりの山車をビルの上から眺めて
何だ大したことないなんて、高い建物比較で、つい口にしてしまいがちですが
祇園祭がはじまったころ、ビルなんてなかった、電柱もなかった、それをイメージするといいと教えてくれた人が
名著だとすすめたのがこの本です。実際そんなようなことも書かれていました。
なかなか難解な部分も多いけれど、勉強になりました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月16日に日本でレビュー済み
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全部読み終わっていませんが、建築士の資格もない、
コルビジェのすばらしさが伝わってきます。
私には、安藤君はただの、出世欲の人、コルビは神様です。
チャンsyがあれば読んでください。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年3月21日に日本でレビュー済み
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僕が学生の頃はレム・コールハースが建築界のスーパースターだった。そんな
ポスト・ポストモダンな世代である。グローバリゼーション、情報革命、そして
高度資本主義。建築家が社会の救世主だなんて幻想はとっくの昔の話で、そういう
シニカルな態度をいかに乗り越えるかといったことが僕らのテーマだった。

コルビュジエの建築や功績は勿論知識としては知っていたし、ある種の「捻れた憧れ」を
持っていた。それは建築が力を持っていた時代に最も輝いていた人物だから。
恥ずかしながら、モダニズムすら古き良き時代として懐古の色眼鏡で見ていた。

そしてこの本を読んだ。衝撃だった。コルビュジエは本物だ!!詩的で自信たっぷりの
文章でとにかく建築を、輝く未来の建築を、賛美する、賛美する。
当たり前ではあるが、コルビュジエは「本気で」建築の力を全力で信じていたし、
建築こそが社会を変えるということを心から信じていたのだ!

我々の世代でこういう文章を書く人を僕は当然ながら知らない。だからこそコルビュジエの
文章は新鮮で衝撃的だ。こんな不勉強な私が勧めるのも恥ずかしい話だが、若い世代にこそ
読んでほしいように思う。その理論は現在でも通用することは保証しないが、
未来を志向する建築への力強い意思が、心の裏側を刺激してくれることは保証できる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年3月22日に日本でレビュー済み
 天才建築家ル・コルビジュがアメリカに招待され(ニューヨークの近代美術館が招聘元)、数ヶ月滞在したさいに訪ねた地域の建築や芸術を中心にした旅行記的なエッセイ集。主としてニューヨークはマンハッタンの摩天楼を中心に分析された都市論をその中心にしているが、彼の視線はヨーロッパ大陸と新大陸アメリカの両方を較べながら、詩的なインスピレーションとスケッチを織り込んでおり、読みすすめるたびに刺激される。
 本書は後にレム・コールハースの『錯乱のニューヨーク』に比肩する以上に芸術家肌の文体で、創造の源泉を感じさせる。その一方で、アメリカ文化の特異性をヨーロッパとして比較して描き出しており、慧眼な観察に読者は瞠目するであろう。建築を中心にしながらも、卓抜なアメリカ論でもあり、鋭利で詩的な文章がル・コルビジュの創造の源泉であることを明かした1冊。何度読み返しても刺激される文章が、散乱していて、どこを読んでも面白いが、そのライト・モチーフのように繰り返される書名「伽藍が白かったとき」が意味するものを理解するための詩的想像力をかき立てられるが、それが本書のカタルシスかもしれない。再読の楽しみとマンハッタンの不易な性格を描きつくしている。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年1月14日に日本でレビュー済み
 20世紀最大の建築家の一人、ル・コルビュジェは1970、80年代に批判にさらされました。当時流行していたポストモダン建築の文脈においてのみならず、インドのチャンディガールやブラジリアでの都市計画の失敗を見ればその問題点は明らかだったように思われます。
 本書でも書いているとおり、ル・コルビュジェは「摩天楼は、まだ小さすぎる」と評しています。この言葉は誤解を受けやすいのですが、その真意は、住宅を高層化することによって生まれた敷地を緑地にして、住民が共用する生活スペースを生み出し、道路は碁盤の目状に通して交通渋滞を解消し、全ての人が自家用車を利用できるようにするという、生活優先のユートピアを目指したもの。
 しかし残念なことに、このような理想がどのような結果をもたらすか、すでに20世紀に国家主導で行われた数々の都市計画の失敗が実証しています。工場生産されたプレハブ住宅はあまりに画一的で、住民の多様な生活実態に合わず、電車などの都市交通を持たない都市は低所得者層に不便と経済負担を強いて、富裕層は都心を逃げ出し、貧困層は規格からこぼれて周辺にスラムを作る。かくして誰も住まないゴーストタウンが出来上がる。このような結果はル・コルビュジェ本人にとっては不本意なものだったでしょうが、彼が産業社会の展開を読みまちがえたことは否めません。

 彼は1887年にスイスの時計職人の家に生まれ、正規の大学教育は受けず、建築事務所のたたき上げで建築家としてのし上がってきた人です。本書にも書いていますが、生涯「手仕事」の重要性を忘れませんでした。本書の表題「伽藍が白かったとき」とは12、3世紀、ヨーロッパでゴシック様式の大聖堂がさかんに建てられていた時代のこと。ル・コルビュジェはこの時代を職人=労働者の黄金時代だったと捉え、期待をこめて自分と同時代のアメリカをこの古きよき時代にかさねるのです。
 その意味ではル・コルビュジェは、ラスキンからウィリアム・モリスへ流れる社会主義思想の系譜に属する人だといえるでしょう。彼は本質的に職人で、技術が世界を変えると信じている。旧世界の因習的な社会制度に対して強く批判的で、権力に対して距離をおいてしかるべき人だったのだと思うけれど、なぜか国家権力とは協調的。アメリカもソ連も労働者のユートピアでないことは十分に理解しているが、それでもなお国家主導の都市計画やモータリゼーションに対する期待をすてられない。それほどまでにフォーディズムは幻惑的だったのでしょうか。もしかしたらウィリアム・モリスも半世紀おそく生まれていたらル・コルビュジェと同じ反応を示していたのかもしれません。

 短い滞在期間で、アメリカという国の本質をずばり捉えている。20世紀にフランス語で書かれた紀行文としてはロラン・バルトの『表象の帝国』と並ぶ、質の高い思索を展開している。西側世界の覇者となる前のアメリカの雰囲気を伝えている点でも貴重な本で、本来は5つ星に値する内容だとは思いますが、彼のフォーディズムや技術至上主義に対する批判の欠如を考えると減点せざるを得ません。
 もっとも今日彼のモダニスムを無条件に信じる人はいないでしょうから、私が減点してもあまり意味がないのですが。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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