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女の平和: リューシストラテー (岩波文庫 赤 108-7) 文庫 – 1975/6/16

4.4 5つ星のうち4.4 16個の評価

男が戦争を終らせるだけの能力がないのに愛想をつかした女主人公リューシストラテーは,アテーナイの女たちをアクロポリスに立てこもらせ,市民が和議を結ぶまでは男と床を共にしないと誓わせる.女たちの男に対するセックス・ストライキは功を奏して,ついに和平が実現する.滑稽な中に作者の真剣な平和への熱望が溢れている.
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店; 改版 (1975/6/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1975/6/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 154ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003210875
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003210871
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 16個の評価

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男たちの戦争を止めさせようと女たちがセックス・ストライキを始めた
5 星
男たちの戦争を止めさせようと女たちがセックス・ストライキを始めた
『女の平和(原題:リューシストラテー)』(アリストパネース著、高津春繁訳、岩波文庫)は、男たちの戦争を止めさせようと女たちがセックス・ストライキをするという内容の古代ギリシャ喜劇です。喜劇という形をとっているが、著者アリストパネースの平和への強い思いが伝わってきます。意外だったのは、アテーナイ(アテネの古名)の女たちだけでなく、戦争相手のスパルタの女たちもセックス・ストライキに参加していることです。また、ストライキ中、男恋しさから脱落しそうになる女たちが現れる場面では、思わず笑ってしまいました。このセックス・ストライキが功を奏し平和が訪れて、めでたしめでたしとなります。現代の戦争にも、この方法が有効だといいのですが・・・。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年4月8日に日本でレビュー済み
『女の平和(原題:リューシストラテー)』(アリストパネース著、高津春繁訳、岩波文庫)は、男たちの戦争を止めさせようと女たちがセックス・ストライキをするという内容の古代ギリシャ喜劇です。

喜劇という形をとっているが、著者アリストパネースの平和への強い思いが伝わってきます。

意外だったのは、アテーナイ(アテネの古名)の女たちだけでなく、戦争相手のスパルタの女たちもセックス・ストライキに参加していることです。また、ストライキ中、男恋しさから脱落しそうになる女たちが現れる場面では、思わず笑ってしまいました。

このセックス・ストライキが功を奏し平和が訪れて、めでたしめでたしとなります。

現代の戦争にも、この方法が有効だといいのですが・・・。
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5つ星のうち5.0 男たちの戦争を止めさせようと女たちがセックス・ストライキを始めた
2023年4月8日に日本でレビュー済み
『女の平和(原題:リューシストラテー)』(アリストパネース著、高津春繁訳、岩波文庫)は、男たちの戦争を止めさせようと女たちがセックス・ストライキをするという内容の古代ギリシャ喜劇です。

喜劇という形をとっているが、著者アリストパネースの平和への強い思いが伝わってきます。

意外だったのは、アテーナイ(アテネの古名)の女たちだけでなく、戦争相手のスパルタの女たちもセックス・ストライキに参加していることです。また、ストライキ中、男恋しさから脱落しそうになる女たちが現れる場面では、思わず笑ってしまいました。

このセックス・ストライキが功を奏し平和が訪れて、めでたしめでたしとなります。

現代の戦争にも、この方法が有効だといいのですが・・・。
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年3月27日に日本でレビュー済み
『戦争と交渉の経済学』を読んで初めて本書のことを知らされた。不覚にもそれまでアリストファネ
スのことも、このギリシア喜劇のことも知らなかった。本当に「露ウ戦争」や「イスラエル・ハマス
戦争」を終わらせられないものか、あるいは戦争そのものを起こさせないで居られないものかと思う。
(言うまでもないことだが、ごく常識的なことの表現であるはずなのに、本書は相当に”bawdy”であ
る。"tumescences”なんて単語を知らなかった。後者はとても日本語で言えないとみえて多くの辞書
にも載っていない。)
2013年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
演劇研究のために、喜劇の資料として購入。若い人との対話に利用しています。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年12月26日に日本でレビュー済み
作者の機知のすばらしさ。
ペルシアとの戦争、ペロポネソス戦争、シチリア遠征などが同時代人に対して切実な問題を投げかけているときに上演されたものとして見ると、身近に感じられる。
意味のない核武装などが、政治家の人気取りに直結している現在も共通の問題と思われる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年1月27日に日本でレビュー済み
男コロスが「炬火で天ぷらにする」とおどすのを受けて、女コロスは水をぶっかけ
「風呂に入れてあげる」とかわす。
アテナイ人のヒロインが和睦談義中にスパルタ人を引き立てるとき
「わたしたちの主人らみたいに乱暴・強引ではなく、婦人がたにふさわしいようにやらねばならぬ」。
彼女が序盤「暴力で得たものに楽しみなし」と断言したとおり、これは戦争や男根中心主義にたいする
性差の逆用とその勝利を謳っている。
非暴力・非強権による懐柔のまにまに卑猥でバカげた場面をふんだんに織りこむ。
2500年弱前に書かれた作品だが、現代でも通用する笑いだろう。

※ 写真・自己紹介は無視して下さい(次のコンテンツを言い当てるのは様々な事情があります)
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年9月15日に日本でレビュー済み
 本書は、『女の議会』『雲』などの作品で知られる古代ギリシャの喜劇詩人アリストファネスの代表作です。高校世界史の教科書にも作品名が出てくる位有名な本書ですが、内容的には高校生に対してちょっと胸を張っては薦めにくい(笑)類のものとなっています。でもこのネタはウケるだろうなあ・・。

 物語の筋は皆さんが書いておられるように、男達が始めたギリシャ全土を苦しめる無益な戦争を、女達がセックス・ストライキという男の弱みをストレートに突いた非常手段を駆使して見事に勝ち取る、というなんとも言えず笑えるものです(一部の女達も、ストライキの途中で堪らなく旦那が恋しくなったりはするのですけど、それも可笑しいし可愛い笑)。結構露骨な性表現も出てきて、まあ実際上品な作品とはいえませんけれども、『千一夜物語』や『金瓶梅』のエロスがアリならこれもアリでしょう、という感じではないでしょうか。それにしてもこの発想、アリストファネスやはり天才だな・・と笑いながらも唸らされます。

 アリストファネスは、『雲』でソクラテスをソフィストの親玉みたいに描いた人ということでイメージは良くなかったのですが(ソクラテス贔屓)『雲』自体や本書を読む限りでは全体として非常に平和主義的な人物という印象で、またソクラテスも実はそんなに酷い悪意を持ってこき下ろされた訳ではないようですし、「やはり一般的評価や風評で先入観を持つのは良くないなあ」と改めて思わされました。数編作品を読んだ限りでもアリストファネスは「ソクラテスを悪く描いたから嫌い」と言って切り捨てるのは余りに惜しい、質の高い喜劇を書く人だと思います。本書も、笑いの奥には本然的に平和主義者である女性への賛美や共感、期待などの女性への暖かく深い理解と、平和を希求する真剣な祈りが確かに感じられます。最後を女達の勝利で終わらせる都合上なのか、女性陣が腕っ節も強いという設定になっており、砦に助けられているとはいえ街に攻めてくる男達を軽くいなす辺りはフィクションだな(笑)という気はしますけれど。
本書の舞台はギリシャですが現代風に敷衍すれば、世界中の国の女性代表が一所に集まって平和会議を行うというような発想ではないかと思います。戦争で子どもを失う悲哀をこの世から無くすためには、聡明なる女性また母達の団結が必要であると改めて思わされます。
 
 薄くて一時間もあれば読めてしまうので、ぜひご一読ください。

 
 
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年12月6日に日本でレビュー済み
昔も今も古今東西も関係なく、下半身と戦争(内戦も含めて)は歴史から離れない。下半身は繁殖本能だから当然にしても、戦争も闘争本能だからいつまでたってもなくならないのかな。喜劇なのに、なんだか哀しい気もするし、人間ってしょうがないなあ、と溜息つきつつも、いとしいとおもうのです。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年10月18日に日本でレビュー済み
ギリシア喜劇。女性達のストライキで平和が訪れる。この時代に?というのが○○年前(高校時代)の感想。
でも、よくよく考えれば我が国の女神様もストライキで岩屋に閉じこもったものなあ。
悲劇より喜劇がすきです。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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