犬を飼って4ヶ月、犬という生き物が持つ高い知性や人間への共感性に驚くばかりでした。
犬がどういう生き物なのかアカデミックな観点から知りたいと思い本書を手に取りましたが正解だったと思います。犬の起源、犬がなぜ人間と共存したか、犬が人の心に与える影響などを、実験の内容などを踏まえ平易な文体で記されています。
犬という「人の最高の友」を知るにはオススメの一冊です。
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犬のココロをよむ――伴侶動物学からわかること (岩波科学ライブラリー) 単行本(ソフトカバー) – 2012/11/8
あなたの愛犬への接し方は間違っていませんか。犬は言葉を交わせなくても、あなたの意図を全力で知ろうとしています。こうした犬のコミュニケーション能力の研究は始まったばかりですが、人間の認知の研究にも大きな影響を及ぼしつつあります。誰でもできる簡単な観察実験とともに、その最先端の成果をわかりやすく紹介します。
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2012/11/8
- ISBN-104000295993
- ISBN-13978-4000295994
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商品の説明
著者について
菊水健史(きくすい たけふみ)
1970年鹿児島生まれ.東京大学農学部獣医学科卒.獣医学博士.三共(株),東京大学農学部生命科学研究科助手を経て,2007年麻布大学獣医学部准教授,2009年より同教授.著書に『いきもの散歩道』(文永堂,2011).
永澤美保(ながさわ みほ)
1992年早稲田大学第一文学部卒.ビクター音楽産業(株)などを経て,2008年麻布大学大学院獣医学研究科動物応用科学専攻博士課程修了,学位取得(学術博士).現在は麻布大学獣医学部動物応用科学科伴侶動物学研究室特任助教.
1970年鹿児島生まれ.東京大学農学部獣医学科卒.獣医学博士.三共(株),東京大学農学部生命科学研究科助手を経て,2007年麻布大学獣医学部准教授,2009年より同教授.著書に『いきもの散歩道』(文永堂,2011).
永澤美保(ながさわ みほ)
1992年早稲田大学第一文学部卒.ビクター音楽産業(株)などを経て,2008年麻布大学大学院獣医学研究科動物応用科学専攻博士課程修了,学位取得(学術博士).現在は麻布大学獣医学部動物応用科学科伴侶動物学研究室特任助教.
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2012/11/8)
- 発売日 : 2012/11/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 128ページ
- ISBN-10 : 4000295993
- ISBN-13 : 978-4000295994
- Amazon 売れ筋ランキング: - 823,226位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,465位生物・バイオテクノロジー (本)
- - 107,816位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2018年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近の躾本とか人間側の本違い、犬との向き合い方が今までと180度と変わるためになる1冊でした。
2024年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界各国のこれまでの、犬を中心とした動物行動学の論文のまとめのような印象。
どこかで読んだことがある、聞いたことがあるという内容が多い。
犬行動学の初歩知識を勉強するには良いが、
作者自身の研究テーマ、姿勢、犬に対する思い、展望、読者へのメッセージ、
そういったことがオーラのように本からあまり感じられなかったのが残念。
どこかで読んだことがある、聞いたことがあるという内容が多い。
犬行動学の初歩知識を勉強するには良いが、
作者自身の研究テーマ、姿勢、犬に対する思い、展望、読者へのメッセージ、
そういったことがオーラのように本からあまり感じられなかったのが残念。
2014年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後から思えば「なんでこうしたのか」「もっとこうしていれば」と言う思いはつきません。もちろんその時点では分からないことがほとんどなんですけども。少しでも楽しく、元気に、長く地上にいてもらうために出来る事はまだまだあると教えて下さる一冊です。
2013年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実験や観察に基づいて犬の行動を解明してくれる、とても興味深い本。
なかでも、「嫌いな犬が現れるとしっぽが左に大きく振れ、飼い主が現れたときにはしっぽが右に大きく振れる」という実験結果が紹介されていたのが印象的でした。
これは右脳と左脳が異なった情動処理機構を持っていることによる「情動の表出の左右差(側性化)」の一種なのだそうです。
犬を飼っている人は、この本を読むと、愛犬のしぐさを観察するのが面白くなると思います。
なかでも、「嫌いな犬が現れるとしっぽが左に大きく振れ、飼い主が現れたときにはしっぽが右に大きく振れる」という実験結果が紹介されていたのが印象的でした。
これは右脳と左脳が異なった情動処理機構を持っていることによる「情動の表出の左右差(側性化)」の一種なのだそうです。
犬を飼っている人は、この本を読むと、愛犬のしぐさを観察するのが面白くなると思います。
2014年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
菊水先生の御本を読んでみたくて購入しました。読みやすく分かり易く書かれています。飼い主さんだけでなく 動物に興味のある方もお読みになってみて下さい。思わぬ発見があるかもしれませんよ。
2023年10月29日に日本でレビュー済み
犬の感覚やコミュニケーションの研究から、その「ココロ」に迫ろうとした一冊だ。
たとえば、犬と人間は目に「白目」の部分があるのが特徴だが、見ている方向が仲間にも分かるからで、狩りをするときなどのコミュニケーションに役立ってきたという。現在なら、飼い主との意思の疎通を成り立たせているわけだ。
また、あくびがうつるのはヒトも犬もいっしょで、群れで生活しているから、同じ時間に眠る必要があるからだと説明される。
ほかにも犬が不平等に敏感だという事実や、クンクンとキャンキャンの鳴き声の区別など、最先端の知識が次々と披露され、刺激的な一冊であった。
本書を読んでから、愛犬を観察してみたら、発見がいろいろあるのではないだろうか。
たとえば、犬と人間は目に「白目」の部分があるのが特徴だが、見ている方向が仲間にも分かるからで、狩りをするときなどのコミュニケーションに役立ってきたという。現在なら、飼い主との意思の疎通を成り立たせているわけだ。
また、あくびがうつるのはヒトも犬もいっしょで、群れで生活しているから、同じ時間に眠る必要があるからだと説明される。
ほかにも犬が不平等に敏感だという事実や、クンクンとキャンキャンの鳴き声の区別など、最先端の知識が次々と披露され、刺激的な一冊であった。
本書を読んでから、愛犬を観察してみたら、発見がいろいろあるのではないだろうか。
2019年6月22日に日本でレビュー済み
著者(菊水健史氏)が犬の進化、人との関係の歴史についてテレビで語るのを観た直後に本書を手に入れました。
テレビはごく最近であり、発行が2012年となっているので、本書では最近の研究成果は生かされていないこと見ることもできそうです。そういうこともあってか、研究成果を生かしたテレビでの発言の方が刺激的でした。
しかし、本書も全編興味ふかいことが詰まっています。最後の章で、人と犬が関わり合いながら進化してきたのではないか、という考えかたが示されており、違う意味で刺激的でした。
テレビはごく最近であり、発行が2012年となっているので、本書では最近の研究成果は生かされていないこと見ることもできそうです。そういうこともあってか、研究成果を生かしたテレビでの発言の方が刺激的でした。
しかし、本書も全編興味ふかいことが詰まっています。最後の章で、人と犬が関わり合いながら進化してきたのではないか、という考えかたが示されており、違う意味で刺激的でした。