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哲学する<父(わたし)>たちの語らい ダウン症・自閉症の<娘(あなた)>との暮らし

竹内章郎, 藤谷秀  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2013年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 286p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/小児科学/小児科学
ISBN 9784916112255
商品コード 1013802982
NDC分類 493.94
基本件名 ダウン症候群-闘病記
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2013年11月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1013802982

著者紹介

竹内章郎(著者):竹内章郎 1954年、神戸市生まれ。岐阜大学の先生。ヘーゲルなどの研究をしていたが、障がい者問題と能力主義、平等論へとシフト。「能力の共同性」概念を生み出す。趣味はソフトテニスとマリンバだが、ほとんどできない日々。『平等の哲学――新しい福祉思想の扉をひらく』大月書店・2010年、『哲学塾 新自由主義の嘘』岩波書店・2007年、『いのちの平等論――現代の優生思想に抗して』岩波書店・2005年、『平等論哲学への道程』青木書店・2001年ほか。
藤谷秀(著者):藤谷秀 1956年、愛媛県生まれ。山梨県立大学の先生。現代思想やドイツ哲学の研究をふまえて、人と人のかかわりの基礎を考える倫理学的な研究が専門。50年来のプロ野球球団阪神タイガースの大ファン。「〈いのち〉の承認と連帯の倫理をめぐって」『唯物論研究協会研究年誌第17号』大月書店・2012年、『あなたが「いる」ことの重み――人称の重力空間をめぐって』青木書店・2001年、共著『介護福祉のための倫理学』弘文堂・2007年ほか。

内容

誕生から親なき後まで、トイレ・入浴介助、ファッション・好きなことなど生活のエピソードから、障がいってなんなのか? 障がいの軽重って? この子の人生は? 福祉とはケアとは…を語り合う。母が語ることが多い、「障がいがある子の生活」を父親が語ることが、まずもって珍しい。ただただ「たいへん」、ただただ「がんばってます」話ではなく、日々の生活での互いの存在を、哲学する人がじっくりと、だけどやっぱりバタバタ・ちょっと首をかしげ、困ったなーと思って綴る。
娘と自分の関係、娘と社会との関係をじっくり眺めてみると、他者・社会とのかかわりがあれば、「障がい」が障がいでなくなっていく、個々の努力のみに障がいの「克服」をゆだねるのではなく、社会が「障がい」をみんなでどう取り込んでいくのかがカギなのだ、と思いいたる父たち。
障がいがある子どもをもつ親だけでなく、どう子どもとかかわったらいいか、悩んでいる人たちにも参考になる話題が満載。哲学はこむずかしいものではなく、「哲学ってこういうもんなんだ」と、哲学する楽しみも。父たちの素朴な語りに、耳を傾けてください。

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