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罵倒文学史

石橋正孝　翻訳

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価格 \3,520（税込）

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発行年月	2011年01月
出版社／提供元	東洋書林
言語	日本語
媒体	冊子
ページ数／巻数	352
ジャンル	和書／人文科学／文学
ISBN	9784887217805
商品コード	1000022470
本の性格	学術書
新刊案内掲載月	2011年02月4週
商品URL	https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1000022470

内容

①単行本②19世紀フランス、ジャーナリズムの発展と出版部数の増加を背景に、現代より遥に狭い世界だった文壇内部は、作家同士の嫉妬と憎悪が渦巻いた時代だった。エゴが極度に肥大し、自分こそが最も優れていると信じて疑わない彼らは、己の不遇を哀れみ、他人の成功を不当と感じ、ささいなことでいがみ合い、足を引き合い、疑心暗鬼に陥った。――そして、作家ゆえに、その憎悪の念を「見事な」表現で残したのである。

プロローグ奴をおれのペンで串刺しにしてくれようぞ! 嵐を呼ぶ三角関係-あなたを殺したい、殺害してやりたい文人たらし-はっきりいって、彼らは…エゴイストばかりですよわが同輩の栄光-なんだと、この糞餓鬼…じゃあ、おれの本は一体どうなるんだ? 明日の一面-ふてえ野郎といえば、それは彼のためにあるような言葉今宵、劇場にて-君はこの上なく不公平にして恩知らずな男だ軍資金-金を儲けられない作家は全員負け組である今の立場とかつての身分-やっとユゴーがくたばった、ゾラ万歳! 丸屋根の下で-白痴の巣窟、因習に凝り固まった無能どもの群れ政治参加-フランスくたばれ、祖国なんぞくたばってしまえ!〔ほか〕

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