丸善のおすすめ度
性を管理する帝国~公娼制度下の「衛生」問題と廃娼運動~
林 葉子
著
発行年月 |
2017年01月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
7p,536p,12p |
---|
大きさ |
22cm |
---|
|
ジャンル |
和書/社会科学/社会学/社会問題・社会運動 |
---|
|
|
ISBN |
9784872595604 |
---|
|
商品コード |
1022526568 |
---|
NDC分類 |
368.4 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2017年02月4週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022526568 |
---|
著者紹介
林 葉子(著者):1973年生まれ。 2008年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。 現在、大阪大学男女協働推進センター特任講師。 主な著作に、「生理衛生教科書に見る人体の表象―「人種」と性差の男女別教育」小山静子編『男女別学の時代―戦前期中等教育のジェンダー比較』(柏書房、2015年)、「『満洲日報』にみる〈踊る女〉―満洲国建国とモダンガール」生田美智子編『女たちの満洲 多民族空間を生きて』(大阪大学出版会、2015年)、「公娼廃止後の廃娼運動―売春防止法制定過程における女性議員の役割」出原政雄編『戦後日本思想と知識人の役割』(法律文化社、2015年)などがある。
内容
日本における公娼制度とその存廃をめぐる議論の歴史を、徹底的な史料の裏付けのもとに再検討、学術的に、世界史的な視野から捉え直す。近代公娼制度が帝国の軍隊を維持するための性病対策であったことを重視し、それに関する「衛生」論が、階層を問わず、当時の人々に広く浸透していった経緯を明らかにした。廃娼運動が進められていく過程で形作られた家族観や、娼婦への人権侵害に関する議論の時代的変化についても詳述する。