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レペルトワール~ミシェル・ビュトール評論集~<2> 1964

ミシェル・ビュトール  著

三ツ堀広一郎, 荒原邦博, 中野芳彦, 岩下綾, 上杉未央, 塩谷祐人, 倉方健作, 三枝大修, 福田桃子  翻訳
石橋正孝  監修
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価格 \4,950(税込)         

発行年月 2021年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 349p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/フランス文学
ISBN 9784864882378
商品コード 1033855566
NDC分類 954.7
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年01月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033855566

著者紹介

ミシェル・ビュトール(著者):ミシェル・ビュトール(Michel Butor 1926‐2016)
フランスの小説家、詩人、批評家。ヌーヴォー・ロマンの作家の旗手のひとりと目される。1956年、小説第二作『時間割』(L’emploi du temps)でフェネオン賞(le Prix Fénéon)を受賞、翌年1957年第三作目の『心変わり』(La Modification)でルノドー賞(le Prix Théophraste Renaudot)を受賞し注目を集めた(主人公に二人称代名詞を採用した小説作品として有名)。1960年に四作目の『段階』(Degrés)を発表後は小説作品から離れ、1962年『モビール──アメリカ合衆国再現の習作』(Mobile: Étude pour une représentation des États-Unis)を皮切りに空間詩とよばれる作品を発表し始める。画家とのコラボレーション作品が数多く、書物を利用した表現の可能性を追究し続けた。文学をはじめ絵画、音楽などを論じた評論集『レペルトワール I~V』(本書、以下五巻で完結)がある。
三ツ堀広一郎(翻訳):三ツ堀広一郎
1972年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は現代フランス文学。訳書に、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(共訳、幻戯書房)、ドミニク・ラバテ『二十世紀フランス小説』(白水社)、レーモン・クノー『ルイユから遠くはなれて』(水声社)、フィリップ・ソレルス『本当の小説 回想録』(水声社)がある。
荒原邦博(翻訳):荒原邦博
1970年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第四大学大学院博士課程DEA修了、博士(学術)。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。専門は近現代フランス文学、美術批評研究。著書に『プルースト、美術批評と横断線』(左右社)、『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(共著、水声社)、訳書にJ・ヴェルヌ『ハテラス船長の航海と冒険』(インスクリプト)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(共訳、幻戯書房)がある。
中野芳彦(翻訳):中野芳彦
1982年、愛知県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学後、パリ第七大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学商学部専任講師。専門はフランス近代詩、特にヴィクトル・ユゴー。共著・共訳に、『混沌の共和国──「文明化の使命」の時代における渡世のディスクール』(ナカニシヤ書店)がある。
岩下綾(翻訳):岩下綾
1979年、東京都生まれ。パリ第四大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学准教授。専門は16世紀フランス文学(フランソワ・ラブレー)。訳書にG・ヴィガレロ編『感情の歴史I』(共訳、藤原書店)、E・コバスト『100の神話で身につく一般教養』(共訳、白水社)、A・イズリーヌ『ダンスは国家と踊る——フランス コンテンポラリー・ダンスの系譜』(慶應義塾大学出版会)がある。
上杉未央(翻訳):上杉未央
1984年、愛媛県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第四大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、東洋大学経営学部講師。専門は20世紀フランス文学(ポール・クローデル)、バレエ。共著に『ポール・クローデル 日本への眼差し』(水声社)がある。
塩谷祐人(翻訳):塩谷祐人
明治学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、明治学院大学教養教育センター専任講師。専門はフランス現代文学、亡命者の文学。訳書にアンカ・ミュルシュタイン『バルザックと19世紀パリの食卓』(白水社)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(共訳、幻戯書房)、編著書に『対訳フランス語で読む「恐るべき子どもたち」』(白水社)がある。
倉方健作(翻訳):倉方健作
1975年、東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学後、同研究科で博士号(文学)取得。現在、九州大学言語文化研究院准教授。専門はヴェルレーヌを中心とする近代詩。共著に『カリカチュアでよむ19世紀末フランス人物事典』、『あらゆる文士は娼婦である│
19世紀フランスの出版人と作家たち』(以上、白水社)、訳書にポール・ヴェルレーヌ『呪われた詩人たち』(幻戯書房)、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI[1960]』(共訳、幻戯書房)、ピエール・ブルデュー『知の総合をめざして 歴史学者シャルチエとの対話』(共訳、藤原書店)がある。
三枝大修(翻訳):三枝大修
1979年、千葉県生まれ。ナント大学博士課程修了、博士(文学)。現在、成城大学経済学部准教授。専門は近代フランス文学。共著に『モダニズムを俯瞰する』(中央大学出版部)、『フランス文学を旅する60章』(明石書店)、『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(水声社)。共訳書にミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(幻戯書房)、ミシェル・レリス『オペラティック』(水声社)、ジュール・ヴェルヌ『蒸気で動く家』(インスクリプト)がある。
福田桃子(翻訳):福田桃子
1978年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、パリ第四大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学経済学部准教授。専門は19世紀・20世紀フランス文学(マルセル・プルースト)およびフランス映画。訳書に、ミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(共訳、幻戯書房)がある。
石橋正孝(監修):石橋正孝
1974年、横浜生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第八大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、立教大学観光学部准教授。専門は19世紀フランス文学(ジュール・ヴェルヌ)。著書に『大西巨人 闘争する秘密』(左右社)、『〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険──ジュール・ヴェルヌとピエール゠ジュール・エッツェル』、『Michel Butor : à la frontière ou l’art des passages』(共著、ディジョン大学出版局)、『あらゆる文士は娼婦である─19世紀フランスの出版人と作家たち』(共著、白水社)など。訳書にミシェル・ビュトール『レペルトワールI [1960]』(監訳、幻戯書房)、『ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクションII 地球から月へ 月を回って 上も下もなく』(インスクリプト)、レジス・メサック『「探偵小説」の考古学──セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで』(監訳、国書刊行会)がある。

内容

「長編小説(ロマン)と詩」を筆頭に、長編小説をめぐる原論的考察を中心とする前半の理論篇、ラブレー、セルバンテス、ラクロ、シャトーブリアン、バルザック、ユゴー、マラルメ、プルースト、そしてビュトール自身を対象とするモノグラフィからなる後半の応用篇という二連画(ディプティック)が、いつしか長編小説(ロマン)の似姿となり、みずからを超克していく――小説を超える小説(シュルロマン)としての文芸批評、ここに開幕!

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