家族研究の最前線<3> 子どもと教育
内容
目次
序章 近代家族から読み解く子どもと教育………小山静子 第1部 近代家族の揺籃 第1章 初期近代イングランドの家政論における家政の統治と子どもの「教育」………柴田賢一 第2章 家族による子どもの健康管理のはじまり ――イギリス初の貧困児向け無料診療所(一七六九~一七八一)………野々村淑子 第2部 近代家族への道 第3章 「水上生活者」の家族と子どもの教育 ――一九〇〇~三〇年代の東京の河川・運河を舞台に………山本敏子 第4章 近代家族規範の形成と児童虐待問題の登場 ――一九三三年に児童虐待防止法が制定されるまで………広井多鶴子 第5章 満州農業移民事業宣伝誌にみられる植民地的男性性………海妻径子 第3部 近代家族における子ども・母・教育 第6章 二十世紀初頭のドイツにおける母の日と教育………小玉亮子 第7章 フランス出産奨励運動の子ども観と家族 ――二十世紀前半における「多産化への教育」………河合務 第8章 蘭領東インド・イスラーム社会における「近代家族」と子ども観 ――雑誌『アイシャの声』(一九二六~一九四一)に焦点をあてて………服部美奈 第4部 近代家族の定着 第9章 韓国における子どもの教育と家族………李璟媛 第10章 里親委託の再編と「子どものニード」の前景化 ――一九六〇年代初頭の家庭養護促進協会発足と「愛の手運動」の軌跡から………土屋敦 第11章 「作るもの」「育てるもの」としての「よい」子ども ――「健全育成」と母子保健法………小山静子
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