環境法研究<創刊第1号(2014/4)> <特集>福島第一原発事故と環境法
内容
目次
特集:福島第1原発事故と環境法 ◆1◆ 原子力安全を巡る専門知と法思考 交告尚史 1 はじめに Ⅰ 問題意識―対論義務から最善知探求義務へ Ⅱ 原発訴訟の争点 Ⅲ 耐震設計を巡る専門知 Ⅳ 科学技術水準への対応 Ⅴ 司法審査の在り方 おわりに ◆2◆ 原子力規制の特殊性と問題 首藤重幸 35 はじめに―ユートピアの消滅 Ⅰ 原子力規制と残存リスクへの疑問 Ⅱ 原子力規制組織 Ⅲ 原子力行政と原子力安全協定 おわりに―原発訴訟の動向 ◆3◆ 原子力利用リスクの順応的管理と法的制御 下山憲治 59 はじめに Ⅰ 原発の安全確保と安全性向上 Ⅱ 科学・技術水準への順応と法的不安定性 Ⅲ 安全目標と原子力リスクの制御 おわりに ◆4◆ 高レベル放射性廃棄物処分場に関する規制 下村英嗣 83 はじめに Ⅰ HLWの処分の仕組みと一般的問題 Ⅱ 環境防護基準設定を時間軸と行政の専門性 Ⅲ 科学的判断と政策的判断 Ⅳ 立地選定における専占と分権の問題 おわりに ◆5◆ 福島第1原発事故が環境法に与えた影響 大塚 直 107 はじめに Ⅰ 原発安全規制等に関する法の不備とそれに対する対処 ―原子力法の改正 Ⅱ 原発事故によって発生した環境問題への対処 ―環境法の制定,改正 Ⅲ 原子力法の環境法体系への編入 おわりに 【判例研究】 ◆6◆ 水俣病認定訴訟最高裁判決の検討 畠山武道 137 Ⅰ はじめに Ⅱ 公健法の仕組み Ⅲ 本稿が取り上げる水俣病訴訟 Ⅳ 「水俣病」の意義および症状 Ⅴ 損害賠償訴訟における因果関係の立証 Ⅵ 52年判断条件に関する評価 Ⅶ 損害賠償額の算定 Ⅷ 公健法と水俣病 Ⅸ その後の措置による「水俣病」の変化 Ⅹ 最高裁判決の検討
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