制度的企業家
内容
目次
第1部 背景(制度的企業家のディスコース-「埋め込まれたエージェンシーのパラドクス」の超越 反省する制度派組織論の行方-制度的企業家から制度ロジックへ) 第2部 制度的企業家の理論的基礎(イノベーションを創出する制度のはたらき-シャープの緊急プロジェクトを作動させる官僚制 制度的同型化を通じた戦略的リアクション-携帯電話産業における標準にもとづいた異種混合の競争(1979〜2010年) 言語的統制としての制度的リーダーシップ-組織目標に触発された利害を調整する臨界的決定 新制度派組織論と新制度派経済学の葛藤を超えて-系列取引における効率性の追求を通じた歴史的変遷 制度としての組織ルーティンのデザイン-航空機整備マニュアルにもとづいた遂行的実践と指図的デザイン) 第3部 制度的企業家の展開(イノベーションの源泉としての正当化-育児支援・介護業界の事業創造プロセスにみる行為遂行性の類型 制度的戦略のダイナミズム-オンライン証券業界における企業間競争と市場の創発 組織フィールドとしての産業クラスター-制度に利害を見出した人々が形成した扇町クリエイティブ・クラスター 制度に埋め込まれた企業家のネットワーキング-イーブイ愛知のコンバージョンEV事業で結ばれた地域の中小事業者 イノベーションの闘争モデル-生き残りをかけて進化する大学発ベンチャー) 第4部 制度的企業家の方法論(なぜ法規制はベンチャー企業の制度的障壁になるのか-行為戦略の観察による制度分析の可能性 言説間の(再)接続と切断としての制度化-フリーランス研究における騎士・従僕・英雄言説 企業家語りに潜むビッグ・ストーリー-企業家を演じる経営者のナラティブ・アプローチ 制度と実践の学としての経営学)
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