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集いと娯楽の近代スペイン~セビーリャのソシアビリテ空間~
アルベルト・ゴンサレス・トゥロヤーノ
著
岡住 正秀,
畠中 昌教,
椎名 浩,
辻 博子,
塩見 千加子
翻訳
発行年月 |
2011年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
263p,20p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/英独仏以外のヨーロッパ史 |
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ISBN |
9784779116582 |
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商品コード |
1003947525 |
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NDC分類 |
236 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2011年11月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1003947525 |
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著者紹介
アルベルト・ゴンサレス・トゥロヤーノ(著者):執筆者
アルベルト・ゴンサレス・トゥロヤーノ(Alberto González Troyano)
セビーリャ大学文学部教授 専門:スペイン文学・文化史
イサベル・ゴンサレス・トゥルモ(Isabel González Turmo)
セビーリャ大学文学部 専門:文化人類学、食文化
フランシスコ・バスケス・ガルシア(Francisco Vázquez García)
カディス大学文学部教授 専門:スペイン・フランス現代哲学およびセクシュアリティの文化史
アンドレス・モレーノ・メンヒバル(Andrés Moreno Menjibal)
著作家:音楽・演劇の評論、バスケス・ガルシアと売春に関するいくつかの共著
ホセ・ルイス・オルティス・ヌエボ(José Luis Ortiz Nuevo)
著作家:フラメンコをテーマとする多くの作品で知られる。クリスティーナ・オヨ=フラメンコ協会の理事
岡住 正秀(翻訳):1949年福岡県生まれ、北九州市立大学文学部教授:スペイン近現代史
著書・論文等: 『スペイン文化事典』(共著、丸善、2011年)、『たたかう民衆の世界』(岡住正秀、中野博文、久木尚志編著、彩流社、2005年)、『スペインにおける国家と地域』(共著、国際書院、2002年)、「アグロタウンにおける民衆労働者のアソシアシオン—セビーリャ県コンスタンティーナ(1900−23年)—」(『スペイン史研究』14号、2000年)、『ラティフンディオの経済と歴史―スペイン南部大土地所有制の研究 (農政研究センター国際部会リポート) 』(アントニオ・ミゲル ベルナル著、食料・農業政策研究センター 編集、太田尚樹・立石博高・中塚次郎・岡住正秀・中川功訳、食料・農業政策研究センター国際部会、1993年)、『グラナダの南へ—スペイン農村の民俗誌』(G.ブレナン著、共訳、現代企画室、1992年)。
畠中 昌教(翻訳):久留米大学経済学部准教授:スペイン観光地理学 共著に『日本・スペイン交流史』(坂東省次・川成洋編、れんが書房新社、2010年)などがある。
椎名 浩(翻訳):熊本学園大学非常勤講師:スペイン中世・近世史 共著に『スペイン検定』(南雲堂フェニックス、2008年)、『日本・スペイン交流史』(坂東省次・川成洋編、れんが書房新社、2010年)、『スペイン文化事典』(丸善、2011年)などがある。
辻 博子(翻訳):北九州市立大学非常勤講師:スペイン現代史 共著に『スペイン人はこう話す!―気持ちを伝える視覚表現150』(青木文夫・辻博子・マリアエルナンデス・ビセンテアジャ、芸林書房、2004年)などがある。
塩見 千加子(翻訳):元関西外国語大学准教授(在セビーリャ):スペイン現代史・アンダルシア研究
内容
アンダルシアの特異な人間関係と共生の多様な文化と形に光を当てる!
テルトゥリア(クラブ)、カフェ、居酒屋、売春宿、劇場、オペラ、フラメンコ・・・・・・
セビーリャについては、多くのことが語られてきた。旅行者や文学者たちは、テルトゥリアや居酒屋をはじめ、ともに語らい、ともに飲み、食べる公の出会いの場、さらに売春宿の利用、芝居やオペラ見物に出かける情熱などについて多くを語り、これらはフラメンコの歌と踊りの伝播にとって決定的な役割を果たした。しかし、さまざまなソシアビリテ空間がどのように機能し、なぜそうなのか、またセビーリャ文化のなかでいかに定着したのか、といった諸側面は表層的に語られたにすぎなかった。本書は、セビーリャ社会の本質を成す、多様なソシアビリテ空間の結びつきを歴史的文脈のなかに位置づける労作である。