学習の支援と教育評価~理論と実践の協同~
佐藤 浩一 著
内容
目次
はしがき ◆第Ⅰ部 学習の支援◆ 第1章 記憶と知識【理論編】 ◇1節 記憶の多様性 ◇2節 人は何に注意を向けるのか ◇3節 反復練習の問題点 ◇4節 記憶の定着を促す学習法 ◇5節 認知的スキルの学習 ◇6節 ウイリアム・ジェームスの言葉 ●コラム1-1 意外と大切な具体例の選択 ●コラム1-2 図表を使うときの注意点 ●コラム1-3 知識はネットワークになっている 【実践編】 ◇7節 児童生徒に身につけさせたい力,知識と技能 ◇8節 記憶と知識を加味した教材研究の視点 ◇9節 記憶と知識をふまえた指導のあり方 第2章 学習の転移【理論編】 ◇1節 学習の転移―その重要さと難しさ ◇2節 転移を促す学習 ◇3節 負の転移への対応 ●コラム2-1 宿泊体験学習から日常生活への転移 ●コラム2-2 数学は理屈か,暗記か? ●コラム2-3 2つの学習観 【実践編】 ◇4節 生きる力と学習の転移 ◇5節 転移を促す取り組み ◇6節 転移を意識した目標の設定と授業展開 ◇7節 転移を意識した指導のあり方 第3章 協同学習【理論編】 ◇1節 協同への期待 ◇2節 協同の難しさ ◇3節 グループ学習と協同学習 ◇4節 効果的な協同を促す条件 ◇5節 協同学習の多様さと共通点 ●コラム3-1 何でも多数決 ●コラム3-2 カルロスからの手紙 ●コラム3-3 協同が嫌われるとき 【実践編】 ◇6節 協同し探究することが,思考力・判断力・表現力等をはぐくむ ◇7節 協同し探究する授業の実践 ◇8節 協同学習が機能するための指導のあり方 第4章 メタ認知【理論編】 ◇1節 メタ認知とは ◇2節 様々な学習場面とメタ認知 ◇3節 メタ認知をはぐくむには ◇4節 メタ認知と自律的学習 ●コラム4-1 役割分担と手がかりの利用で読解力を育成する ●コラム4-2 自分のつまずきをモニターする「つまずき発見チェックリスト」 【実践編】 ◇5節 児童生徒に身につけさせたい力,メタ認知 ◇6節 思考力・判断力・表現力等とメタ認知 ◇7節 メタ認知をはぐくむ授業の実践 ◇8節 教師自身がメタ認知を高める努力を,そして,授業の中で少しの工夫を ●コラム4-3 博物館長の教え「展示物を観覧者の立場から観よ」 ◆第Ⅱ部 教育の評価―真正の評価を目指して―◆ 第5章【理論編】 真正の評価とは何か ◇1節 エバリュエーションとアセスメント ◇2節 「真正の評価」の目指すところと,その問題点 ●コラム5-1 重力に関する誤概念,素朴理論 第6章【理論編】教育評価に及ぼす観察者効果,実験者効果への配慮 ◇1節 ホーソン効果と研究授業の関係 ◇2節 クレヴァー・ハンスの事例とテストリテラシー ◇3節 ピグマリオン効果,ハロー効果などの履歴効果の問題 ◇4節 教育心理学,臨床心理学的な観点からの提案 ●コラム6-1 フレーム問題 第7章【理論編】 教育評価における統計学的知識の重要性 ◇1節 教育者は回帰効果に注意する必要がある ◇2節 教育目標を設定する際の統計学的知識の重要性 ◇3節 信頼性と妥当性 ◇4節 まとめ―新しい評価に向けて ●コラム7-1 相関係数からみた回帰効果 ●コラム7-2 重回帰分析の注意点 ●コラム7-3 ハイ・ステイクスなテスト ●コラム7-4 評価者は何人ぐらいが適当か? 信頼性を向上させるために ●コラム7-5 信頼性と妥当性の関係 第8章【理論編】 ルーブリック作成のヒント―パフォーマンス評価とポートフォリオ評価 ◇1節 はじめに ◇2節 「基準」と「規準」の違いについて ◇3節 ルーブリックの作成にあたっての注意点 ◇4節 パフォーマンス評価について ◇5節 ポートフォリオ評価について ◇6節 まとめ ●コラム8-1 4つの尺度 ●コラム8-2 内包と外延 ●コラム8-3 オープンエンドな課題 ●コラム8-4 1枚ポートフォリオ法 第9章【実践編】 これからの学習評価の考え方を授業に生かすために ◇1節 これからの学習評価 ◇2節 これまでの学習評価についての経緯をふまえて ◇3節 学力の三要素と学習評価の四観点の概略 ◇4節 評価計画の見直しによる授業改善の推進 第10章【実践編】 真正の評価による授業の改善・充実を目指して ◇1節 真正の評価を目指す試み ◇2節 テスト問題とその結果の活用 ◇3節 パフォーマンス評価の試み ◇4節 妥当性・信頼性の向上に向けて ◇5節 真正の評価を指導に生かす ◆第Ⅲ部 理論と実践をつなぐために◆ 第11章 実践から学ぶ ◇1節 惹きつけられる授業,学習者の立場に立った授業 ◇2節 授業を観るポイント 第12章 理論から学ぶ ◇1節 理論や研究を専門書などで学ぶとき,どんな点に気をつけて読むことが必要だろうか ◇2節 理論と実践それぞれにはどういう独自性があるのか ◇3節 統計的な資料は,どう読み取ればよいのだろうか 第13章 仮説を立てる ◇1節 実践から研究仮説を立てるには,どう考えていけばよいか ◇2節 研究題目(研究仮説)を収斂させ,明確化するためのポイント ―筆者による院生指導を振り返って 第14章 理論を実践に活かす ◇1節 理論から考えるか,実践から考えるか―協同学習を例に ◇2節 理論と実践の両輪をつなげて回すために ◇3節 授業における個人差の問題 第15章 実践を検証する ◇1節 実践の有効性を検証するには,どういう方法があるだろうか ◇2節 質問紙を設計するときの留意点 ◇3節 質問紙やテスト結果などの分析方法 ◇4節 実践が主で検証は従 第16章 実践を報告する ◇1節 実践や実践研究の報告の仕方 ◇2節 引用文献リストの作り方 附 録 文 献 人名索引 事項索引
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