宮本常一著作集<50> 渋沢敬三
宮本 常一 著
内容
目次
目次 第一部 渋沢敬三 民族学の組織者 はしがき 第一章 渋沢敬三の世界 一 渋沢敬三が開いた学問 1 アチックミューゼアムの方針 2 民族学の“指揮者” 3 早川孝太郎と花祭の調査 4 実証の学としての民族学 5 共同調査と独自の研究 6 日銀副総裁時代 7 庶民生活資料の収集 8 九学会連合と二学会連合 二 渋沢敬三が育てた人材 1 中心を一歩退く 2 在野研究家の発掘 3 アチック出身の経済史学者 4 アチック出身の民俗学者 5 その他のアチック同人 三 渋沢敬三が残した文化的遺産 1 著作リスト 2 「絵引は作れぬものか」 3 日本最大の収集家 四 渋沢学の特質と現代的意義 1 資料採集と「探鉱」 2 生活のありのままをつかむ学問 3 生活構造全体の比較 4 文書資料の吟味 5 開かれた民族学をめざす 6 アチックの理念 7 概念的資料と生の資料 8 『日本魚名の研究』 9 日本人と魚類のかかわり 五 渋沢敬三と柳田国男 1 血縁関係 2 二つのエピソード 3 柳田への隠れた援助 六 財界人渋沢と学者渋沢 1 挫折した動物学者への道 2 蔵相就任と日本復興 第二章 渋沢敬三の生涯 一 渋沢敬三の少年時代 1 「日本資本主義の父」の直系 2 幼少時代 3 芸術家肌の父篤二 4 ジョン・ラボックの影響 二 アチックミューゼアム誕生まで 1 二高時代 2 アチックの開設 3 海外勤務 三 渋沢敬三とその友 1 中山正則 2 土橋喬雄・有賀喜左衛門・岡正雄 四 渋沢敬三と旅 1 東北・南島・花祭の採訪 2 中部・中国・四国を中心に 3 戦後の旅行 4 旅と渋沢学のかかわり 五 農民とのつながり 1 没落とにわか百姓 2 農業指導者たちとの交わり 3 「百姓の動きで日本の将来がわかる」 六 その晩年 1 衰えぬ学問への情熱 2 昭和三八年一〇月二五日 第三章 渋沢敬三の著作解題 一 総説 二 各論 1 アチックの成長 2 『豆州内浦漁民資料』序 3 所謂足半(あしなか)について 4 『民具問答集』まえがき 5 絵引は作れぬものか 6 所感 7 塩――塩俗問答集を中心として 8 式内魚名 9 延喜式内水産神饌に関する考察若干 10 テグス小史 11 日本広告史小考 12 西表島にて 13 九百二十五万六千人の心 14 ラテンアメリカ諸国を視察して 参考文献 補遺一 回想談による少年時代 補遺二 渋沢敬三の思想と学問 一 コンダクターとして育つ 二 資料発掘者として厳正な態度 三 ヒューマニスト 四 学者としての観察眼 五 物質文化の解明 六 塩と魚名についての構造的研究 七 『延喜式』の構造的・技術史的研究 八 絵巻物の研究 九 釣漁の技術史的研究 一〇 学問の体系的組織づくり 補遺三(削除分) 編者註 第二部 師を語る 一 渋沢敬三先生をしのぶ 二 偉大な後衛――渋沢敬三先生をしのぶ 三 渋沢先生との出あい 四 渋沢敬三先生と地方史研究 五 渋沢敬三先生と旅 六 渋沢敬三先生 七 渋沢敬三先生を偲ぶ 八 渋沢先生と九学会連合の調査 九 渋沢先生と私の上京 一〇 渋沢先生の御遺業 一一 渋沢先生と民具 一二 写真集『日本の民具』刊行案内 一三 渋沢先生の学問――貴重な遺産「日本常民生活絵引」の刊行 一四 常民文化研究のオルガナイザー・渋沢敬三 一五 アチックミューゼアムの歩み 一六 渋沢敬三――下積みへの温かい目―― 一七 渋沢先生のパージ・ニコボツ時代 一八 『魚名集覧』のことから 一九 ナポレオン三世のブドウ酒 二〇 離島振興の先達 渋沢敬三先生 渋沢敬三年譜 付1 渋沢敬三著作譜 2 アチックミューゼアム(日本常民文化研究所)出版書一覧 編者あとがき 田村善次郎 初出一覧
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