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トリエステの亡霊~サーバ、ジョイス、ズヴェーヴォ~
ジョーゼフ・ケアリー
著
鈴木 昭裕
翻訳
発行年月 |
2017年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
5p,321p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/その他の文学 |
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ISBN |
9784622085409 |
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商品コード |
1023981148 |
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NDC分類 |
970.2 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年03月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023981148 |
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著者紹介
ジョーゼフ・ケアリー(著者):1927年生まれ。コネティカット大学、英文学・比較文学の名誉教授。
内容
アドリア海に面した港湾都市トリエステ。この町の名は、須賀敦子の本を通してよく知られている。オーストリア=ハンガリー帝国支配下、過ぎし日の栄光と繁栄が消え残る20世紀初頭、ここに三人の詩人と小説家がいた。「イタロ・ズヴェーヴォ、ジェイムズ・ジョイス、ウンベルト・サーバ……私がトリエステに到着した時点では、もちろん、彼らが亡くなってからずいぶんたっていた。リテラリー・トリエステ。そのテーマで私は本を書くつもりだった。ヴィジョンを喚起する力があったなら、私には本でできた町が見えていたことだろう。『老年』『トリエステとひとりの女』『ジアコモ・ジョイス』『ポームズ・ペニーチ』『ゼーノの意識』、そして、これらの本に関する本。私はまだ読んだことがなかったが、奇妙な名前をもった作家たちの本。ベンコ、ズラタペル、バズレン、ミヒェルシュテッテル、ジョッティ、ストゥパリヒ、マリン……。ようするに本書は、亡霊の町について亡霊が語ったゴースト・ストーリーである。それは、ほとんど本を通じて知ったにすぎない過去を思い出しながら、温かな暮らしが流れてゆく姿を見る物語。そのムードは、めまぐるしく姿を変える幻影のよう。ただし、マ・ノン・トロッポ。ほどほどに」(本文より)歴史・言語・芸術の枠をこえ、ミステリーの雰囲気とマニアックな学識をただよわせる、文学紀行の名品。