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立法者・性・文明~境界の法哲学~

谷口 功一  著

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価格 \2,970(税込)         

発行年月 2023年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 272p,5p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/法律/基礎法・法哲学・法思想史・法社会学
ISBN 9784560093764
商品コード 1036507532
NDC分類 321.1
基本件名 法哲学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年11月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2023/11/11
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036507532

著者紹介

谷口 功一(著者):1973年、大分県別府市生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京都立大学法学部教授。専門は法哲学。主な著書に『日本の水商売』(PHP研究所)、『ショッピングモールの法哲学』、編著に『日本の夜の公共圏』、訳書にシェーン『〈起業〉という幻想』、ドレズナー『ゾンビ襲来』(以上、白水社)他。

内容

この20年間はどんな時代だったのか? 浮かび上がってくるのは、「公共性」・「性」・「文明」という巨大な問題群だ。
著者は第一論集『ショッピングモールの法哲学』で、1970年代以降の政治理論、とりわけ正義論の枠組みを「郊外」という具体的な場で再考してみせた。社会の境界で考えるという基本姿勢は第二論集である本書でも変わらない。
著者の大きな転換点となったのは2003年のいわゆる「性同一性障害」特例法の立法運動だ。そこで拓けた地平は、法を根幹から見つめ直すだけでなく、法と政治、法と社会の関係を問い直すものだった。
こうした視座は「立憲主義」が時代のキーワードとなった2010年代に計り知れない意味を持った。ジェンダー/セクシュアリティ、移民/難民はじめ、よりいっそう先鋭化していく問題について、政治的、社会的足場を重視しつつ、分析することを可能にしたのだ。
著者は、スナック研究を軸に「夜の公共圏」を提唱したことで知られる。もちろん、そこにも「公共性」・「性」・「文明」という問題が貫かれている。社会の最前線を走り抜けてきた法哲学者の「旅の記録」。

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