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天皇退位何が論じられたのか~おことばから大嘗祭まで~(中公選書 104)

御厨 貴  著

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価格 \2,200(税込)         

発行年月 2020年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,406p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論
ISBN 9784121101044
商品コード 1031463318
NDC分類 313.61
基本件名 天皇制
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年04月3週
書評掲載誌 産経新聞 2020/04/12、日本経済新聞 2020/05/23
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031463318

著者紹介

御厨 貴(著者):御厨貴

1951年(昭和26)東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授、東京大学教授を経て、東大先端研客員教授(名誉教授)、放送大学客員教授。サントリー文化財団理事、サントリーホールディングス株式会社取締役。東日本大震災復興構想会議議長代理(2011年4月~12年2月)、復興庁復興推進委員会委員長代理(2012年2月~13年3月)、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」座長代理(2016年9月~17年4月)などを務める。著書に『明治国家形成と地方経営』(東京市政調査会藤田賞)、『政策の総合と権力』(サントリー学芸賞)、『東京』、『馬場恒吾の面目』(吉野作造賞)、『権力の館を歩く』『平成の政治』(共著)などがある。

内容

2016年7月のNHK「天皇退位スクープ」、翌月の「天皇ビデオメッセージ」から3年余。すでに新天皇が即位し、元号も「令和」となった。当初、そもそも憲法に定められていない「退位」は可能なのか、天皇の「意志」によって制度が変えられることがあってよいのか、と政府・識者が困惑したにもかかわらず、国民世論の支持により、一代限りの退位を可能とする特例法が成立した過程については、記憶に新しいだろう。しかし、たとえば「象徴」とは何なのか、天皇の「公務」とは何か、新たなコンセンサスが生まれたわけではなく、女性天皇を容認するか否かについても、棚上げになったままである。


 本書は、この3年間に、誰が、どんなことを言ってきたのか、その論点を整理し、積み残した課題を提示するものである。今回の有識者会議(天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議)の座長代理を務めた編者が、3年分の雑誌論文、インタビュー、新聞記事などから、自身の主張とは相容れないものも含めて、意味があると認め、選んだものを論点ごとにまとめて掲載し、それぞれについてコ
メントを付す。イデオロギーなき時代の混沌とした思想状況も浮かび上がる。

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