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笑いの哲学(講談社選書メチエ 729)
木村 覚
著
発行年月 |
2020年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
244p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/実験心理 |
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ISBN |
9784065202937 |
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商品コード |
1031770009 |
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NDC分類 |
141.6 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2020年08月3週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2020/08/29、日本経済新聞 2020/09/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031770009 |
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著者紹介
木村 覚(著者):1971年生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了。専攻は美学、ダンス研究。日本女子大学教授。
15年以上、日本のコンテンポラリーダンス・舞踏を中心としたパフォーマンス批評を行っている。2014年より「ダンスを作るためのプラットフォーム」BONUSを始動。
主な著書に『未来のダンスを開発する――フィジカル・アート・セオリー入門』(メディア総合研究所)、『大野一雄・舞踏と生命――大野一雄国際シンポジウム2007』(共著、思潮社)、『スポーツ/アート』(共著、森話社)などがある。
内容
笑いについての考察は古来さまざまに試みられてきた。西洋哲学においては笑いの底に人間の「突然の得意=優越感」あるいは「小心さ」を見た。また「笑いの空間」と「差別の空間」が重なり合うところで起きていることも意識されてきた。
では、笑いという現象を解く一個の原理があるのだろうか。
笑いとは平穏な日常の破裂である。独特の状況や人間関係のなかから生まれる。また、笑いとは生ものである、刹那的である等々、笑いという現象はいろんな側面からその特徴を見出すことができる。
本書では西洋哲学の知見から現代日本における「お笑い」さらに広く芸術まで、笑いの現場を視野に入れつつ秩序、掟への揺さぶりとしての笑いの可能性を縦横に考察する。