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最澄と天台教団(講談社学術文庫 2609)
木内 堯央
著
発行年月 |
2020年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
197p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/宗教/仏教 |
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ISBN |
9784065190005 |
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商品コード |
1031433091 |
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NDC分類 |
188.4 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2020年04月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031433091 |
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著者紹介
木内 堯央(著者):1939年、東京生まれ。大正大学大学院博士課程修了。大正大学仏教学部教授、天台宗如意輪寺住職を務め、2002年、没。おもな著書に、『伝教大師の生涯と思想』『天台密教の形成』『日本における天台宗の形成』『日本における天台宗の展開』『悲願に生きる』『天台宗入門―人と教え・儀礼』、共著に『仏教の教えを築いた人々―高僧・名僧列伝』など。
内容
令和3年6月、天台宗の開祖である伝教大師・最澄の1200年大遠忌を迎える。平安時代に真言宗を開いた空海とならび、日本の仏教史で大きく語られる最澄の評伝と、その後の弟子たちの活動、さらに江戸時代に至るまで日本史の中で天台宗が果たした役割をコンパクトに学ぶ良質な概説書。
最澄が生きた時代、仏教は単に「信仰」の対象だっただけではなく、学問そのものであり、社会制度を支える思想であり、律令国家を成り立たせ、安定させる機能をも期待されていた。僧侶は思想・教養を備え、宗教的に訓練されたいわば国家公務員として位置づけられているなかで、最澄ほど、律令制度の中で十分に機能する僧侶のあり方を追究してやまなかった僧はいない、とすらいえるのである。そして比叡山からは、円仁・円珍をはじめ、良源、源信、徳川家の信任を得た天海らの高僧を輩出して、天台宗は国教にひとしい地位を占めた。また、最澄以来培われた一乗仏教の思想からは、いわゆる鎌倉新仏教が派生していったことから、比叡山・天台宗は「日本仏教の母胎」とも呼ばれる。最澄と天台教団を軸に、日本仏教の1200年の歴史を読み直す。巻末解説を、著者の子息で大正大学特任准教授の木内堯大氏が執筆。〔原本:教育社刊、1978年〕