内容説明
長年の現地調査と膨大な一次史料から明らかにする中国における莎土比亜(シェイクスピア)受容史。
目次
序章 中国のシェイクスピア受容略史
第1章 中国シェイクスピア受容の黎明
第2章 林〓(しょ)のシェイクスピア観
第3章 戯劇協社『ヴェニスの商人』公演(一九三〇年)をめぐって
第4章 上海業余実験劇団『ロミオとジュリエット』公演(一九三七年)をめぐって
第5章 国立劇専とシェイクスピア上演―第一回公演『ヴェニスの商人』(一九三七年)を中心に
第6章 国立劇専『ハムレット』公演(一九四二年)をめぐって
第7章 昆劇『血手記』(一九八六年)と越劇『十二夜』(一九八六年)―中国伝統演劇によるシェイクスピア上演
第8章 戯劇工作室『ハムレット』(一九九〇年)―実験演劇としてのシェイクスピア
附章 日本のシェイクスピア受容略史
著者等紹介
瀬戸宏[セトヒロシ]
1952年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科中国文学専修博士課程修了。博士(文学)。中国現代文学演劇専攻。摂南大学外国語学部教授。早稲田大学演劇博物館招聘研究員。主な著書として、『中国話劇成立史研究』(東方書店、2005、2006年度日本演劇学会河竹賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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