感想・レビュー
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KA
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巽孝之「SFとしてのアジア:アジアSF前史──ディック、ロビンスン、チャンへと至る歴史改変想像力」を読んだ。おもしれー。風呂敷の広げ方がハンパない。来年準備してる『春までに日本語』論文、これくらい広げなきゃダメだ。再読必須だなこれは。そして加藤有佳織「日系カナダ人と先住民の交差──ジョイ・コガワの小説から考える」。日系と先住民文学に詳しい加藤さんの強みが生きた論文。ぜひ加藤さんには「アジアン・アフリカン・アメリカン」の主人公が「インディアン」に間違われる『スノウ・クラッシュ』論を書いてほしい。よろしく!2022/02/22