レイシズムを考える

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レイシズムを考える

  • 清原 悠【編】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 共和国(2021/05発売)
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  • サイズ A5変判/ページ数 440p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907986384
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C0036

内容説明

社会を覆い尽くそうとしている、レイシズム、ヘイトスピーチをはじめとする各種の差別を、わたしたちはどう考え、どう対抗すればいいのか。気鋭の研究者21名によるさまざまなアプローチを通して、この腐った現実に楔を打ち込む決定的な論集。主要ブックガイドを附す。

目次

第1部 差別とは何か(日常をとりまくレイシズム;一世紀前の「ヘイトの時代」から考える―アメリカ南部におけるリンチとその歴史的背景;レイシズムの精神分析―ヘイトスピーチを生み出す享楽の論理;レイシズムの社会心理学的研究;差別とは何か;資本主義・国民国家・レイシズム―反レイシズム法の意義と限界)
第2部 差別を支えるもの(ヘイトスピーチとナショナリズム;ヘイトクライム、あるいは差別の政治化について―アレントの全体主義からレイシズムを考えるための試論;国籍と戸籍;日本型ヘイトスピーチを支える一九五二体制―「在日特権」を生み出す戦後日本の入管法制;「左翼的なもの」への憎悪―ヘイトスピーチを増幅させるもの;ネット右派の起源―九〇年代後半のネット右派論壇の成り立ち;多様性を祝う―『仲良くしようぜパレード』が喚起した感情/情動)
第3部 差別に抗する(差別否定という言説―差別の正当化が社会にもたらすもの;朝鮮人差別克服のための闘い―日本朝鮮研究所の反差別語闘争を中心に;公的レイシズムとしての環境レイシズム―環境正義運動の示唆する社会変革への視座;ヘイトに立ち向かう社会的免疫力―オーストラリアのイスラムフォビアの事例から;リベラリズムにおけるヘイトスピーチへの対抗策―ミルとローティからの応答;ヘイトスピーチに対する大学の対応のあり方;トランスナショナル・ヒストリーとしての美術史に向けて―プリティッシュ・ブラック・アートを中心にレイシズムに抗するアートを考える;プロパガンダの中の「日本人」―文学研究とレイシズム批判の接続に向けて;戦後補償問題に取り組む社会運動―歴史に埋め込まれたレイシズムに向き合うことの意味)

著者等紹介

清原悠[キヨハラユウ]
1982年生まれ。立教大学兼任講師。専攻は、社会運動論、メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鴨長石

3
左翼よりの人々が今どのようなことに関心を持っているのかがよくわかるという意味では有意義な書籍だと思う。ただ、差別はよくないというのが大前提であるはずなのに、敵対する意見を持つ人々に対しては「右翼という摩訶不思議な存在」などという(おそらく無意識的な)差別的表現を用いてしまっている。差別をなくすことがゴールであるなら、なぜヘイトスピーチのようなことが起こるのかというのを、より内情に寄り添いながら対話的姿勢で臨まなければならないと思う。本書の種々の論考のように一方的に断罪するようなものでは、解決にはほど遠い。2021/06/15

Go Extreme

1
差別とは何か:日常をとりまくレイシズム 1世紀前のヘイトの時代から考える 精神分析 社会心理学的研究 資本主義・国民国家・レイシズム 差別を支えるもの:ヘイトスピーチとナショナリズム 国籍と戸籍 日本型ヘイトスピーチを支える1952年体制 左翼的なものへの憎悪 ネット右派の起源 差別に抗する:差別否定という言説 朝鮮人差別克服のための闘い 環境レイシズム 移民と宗教フォビア ヘイトスピーチ・大学の対応のあり方 トランスナショナル・ヒストリーとしての美術史 プロパガンダの中の日本人 戦後補償問題・社会運動2021/06/28

poUoq

0
あくまで簡易な記述が多い。梁英聖の52年体制の説明は良い復習になった。新自由主義がレイシズムの代替、ブースト、偽装として蔓延し、経済的弱者も含めて「殺す」作用を持っていることが改めて理解できた。2022/02/06

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