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内容説明
被害者にも加害者にもならず、社会で生きていくために教えておきたいこと。教える方法、もちろんあります。「いいこと」と「悪いこと」の区別、発達障害の子どもたちはちゃんと覚えられます!社会のルールはこう教えよう。実績のある支援者と保護者に学ぶ社会の一員に育てるための方法。
目次
1 「世の中への恨み」をどう解きほぐしていったか。(「このままではいけない」;「叱ってはいけない」というアドバイス ほか)
2 性の話―被害者にも加害者にもならないために(ルールを教えることの大切さ;ささいなことが「犯罪扱い」につながる ほか)3 「他人に迷惑をかけない子」に育てる(大家族は、すでに社会;老人介護を乗り切れた理由 ほか)
4 重度の知的障害がある子にきちんと「社会のルール」を教える(知的障害が重くても、使える能力はある;ノースカロライナに渡る ほか)
5 他害行為がなくなっていくとき、何が起きているか?(家族すら遠ざけてしまう問題行動の人たちと接して;強度行動障害が治っていくとき何が起きている? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
丸坊主
3
本文より。『すべての方がこれで治っていくというのはにわかには信じられないけど、でも治っていった人もいるというところに希望を持ちます』 言葉を持たず障害がより重い方々に対する支援にも、希望を与えるヒントが詰まっています。支援マニュアルではないけれど、セオリーや外してはいけないポイントを教えてくれています。それを生かせるかは私たち次第です。よく観察して想像して、使えるものはなんでも使わねば。 2015/07/10
hgwReo
3
成功例だけが挙げられていることには気をつけなければならないけれど、特性に応じた躾を施されて幸せに育っている「自閉っ子」もいるらしい、という事実は覚えておいてもいいかもしれない。問題行動のある人間を社会が受け容れ難いのも、我が子を加害者(迷惑をかける人)にしたくないという親の願いも確かなリアル。「ネタバレ」には肯けた。地に足を着けて暮らすにはわきまえも必要だもの。2012/08/27
みるこ
2
インタビュー形式でわかりやすい。他人に迷惑をかけない子に育ってほしい、その他人には私も含まれます!名言だな~2012/08/19
ゼラニウム/フウロソウ科
1
本を読むのが好きっていうのは財産になりますね。何か壁に当たったとき、そこから学ぶものは多いから p562023/05/20
しゃま
1
分かりやすくて面白かったです。保護者、支援者の方にお薦め。2013/01/27