- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
内容説明
なぜ、世界で大きな比重を占める人びとと文明に、私たちは無知なのか。図像イメージもまじえて、四つのポイントから、天国と地獄、聖と俗、時間と空間、神秘と科学、生活と風俗など、イスラームの文化と思想の回廊をめぐる。ムハンマドとは誰か、「世界史」には収まらない歴史の軸とは何か、独特のモラルや美意識はどこからくるのか…。イスラーム万華鏡―隣人を知るために。
目次
序 イスラームと現代(イスラーム文化―その普遍性と特殊性;アラビアにおける精神革命と現代―ムハンマドの場合)
第1の扉 生と死の思想(イスラームにおける死後の世界;イスラームにおける天国の表象;イスラームにおける地獄の表象)
第2の扉 魔術・科学・習俗―イスラームという意識(イスラームと魔術;預言者の医学;イスラームにおける聖遺物;イスラームの暦と年中行事;トルコの世俗主義とヴェールの問題)
第3の扉 預言者・追随者・天使―イスラームの根(預言者の奇跡について;ムハンマドの奇跡と『コーラン』;神の友、アブラハムの物語;ハサン・アルバスリーとイスラーム思想の起源;イスラームにおける天命と審判;イスラームにおける天使・悪魔・妖鬼)
第4の扉 聖者・聖女・スーフィズム―イスラームの心(スーフィズムと人間の尊厳性;イスラームの聖女ラービア・アダウィーヤ;イスラームの聖者マウラーナー・ジャラール・アッディーン・ルーミー;『精神的マスナヴィー』の物語)
著者等紹介
竹下政孝[タケシタマサタカ]
1948年生まれ。専攻、イスラーム思想史。1986年、シカゴ大学にてPh.D取得。1995年より、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 微分積分学 (改訂版)