シモーヌ・ヴェーユ回想録―20世紀フランス、欧州と運命をともにした女性政治家の半生

シモーヌ・ヴェーユ回想録―20世紀フランス、欧州と運命をともにした女性政治家の半生

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784904111987
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0036

内容説明

アウシュビッツからの奇跡の生還…。欧州はもとより世界を舞台に活躍した政治家が綴る歴史の真実、正義、人間の尊厳、女性の自由獲得のための闘いの記録。

目次

ニースの子ども時代

地獄
再出発
司法官
保健大臣として
欧州女性市民として
再び保健大臣に
シリウスの視点
変革の動き
正義の人々の光

著者等紹介

ヴェーユ,シモーヌ[ヴェーユ,シモーヌ][Veil,Simone]
1927年~。アウシュビッツからの生還者で、国民から最も愛され信頼されているフランスの良心を代表する女性政治家。パリ政治学院卒業後、法務官僚を経て、ジスカール・デスタン大統領時代の保健大臣、直接選挙で選ばれた欧州議会の初代議長や欧州議会議員、ミッテラン大統領時代の第2次保革共存政権の社会問題・保健・都市問題大臣、憲法院判事等を歴任。2010年からフランス・アカデミー終身会員。1974年に人工妊娠中絶の自由化を実現し、女性の自由の象徴的存在となる

石田久仁子[イシダクニコ]
パリ政治学院卒業。フランス総領事館(翻訳担当)、フランス大使館財務部(翻訳担当)勤務を経て、現在日仏女性研究学会事務局代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Willie the Wildcat

43
民族を直接・間接的に問われる続ける立場。受け止め、切り開く姿勢。根底に政治家では法律家の視点。自身が直面する制度上の差別と偏見も、変化のうねりと化す。印象的なのが「人道の罪への時効」の件。ヴェーユ氏の哲学であり人権の軸。”べき論”が道標。ホロコースト経験者だからとか、女性初のxxxだからではなく、1人の人間としての生き方に共感。巻末の著者演説1つ1つも心に響く。蛇足だが、SHOAHにももれなく人権の重み。2016/12/30

やいっち

22
日本では、女性議員の活躍はまだまだという感が強い。  それでも、男性のみの議会では、限界があることは歴然としている。  女性だから何でもOKというつもりはない。ただ、女性が議会に占める割合が一定程度以上に増えないと、影響力を行使するのも難しい。  その分かりやすい事例が国(厚生労働省)が導入しようとしている喫煙規制:「厚生労働省が受動喫煙対策を強化する健康増進法の改正について、焦点となっている飲食店は店舗面積150平方メートル以下なら喫煙を認める新たな案を検討していることが分かった」2017/11/18

Mana

0
シモーヌ・ヴェーユは中絶の自由化を実現したフランスの政治家。ユダヤ人でアウシュビッツからの生還者。本書は主に生還後の政治活動について。読みやすくてつい著者に感情移入していっちゃう。人間性について色々考えさせられたりもするけど人の優しさも知ることができる。2011/08/11

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