内容説明
介助という実践のなかから、他者との距離感を計測すること、そして、できることなら、この社会の透明性を獲得すること…。「まるごとの経験」としての介助の只中で考え続けてきた、若き社会学者による待望の単著。
目次
序章 介助、その「まるごとの経験」
第1章 介助者のリアリティへ
第2章 パンツ一枚の攻防―介助現場における身体距離とセクシュアリティ
第3章 ルーティンを教わる
第4章 アチラとコチラのグラデーション
第5章 「慣れ」への道
第6章 出入りする/“介助者”になる
おわりに―「社会の介助性」にむけて
著者等紹介
前田拓也[マエダタクヤ]
1978年生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学。現在、神戸学院大学人文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。