フィクションのエル・ドラード<br> 方法異説

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フィクションのエル・ドラード
方法異説

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784891769611
  • NDC分類 963
  • Cコード C0397

内容説明

太平洋と大西洋の両方に海岸線をもつ架空の国を舞台に、独裁者・第一執政官を主人公に据え、デカルト的理性のパロディとして「啓蒙的暴君」というラテンアメリカ世界の類型的独裁者の堕落・腐敗を象徴的に描き出す、カルペンティエール随一の傑作長編。

著者等紹介

カルペンティエール,アレホ[カルペンティエール,アレホ] [Carpentier,Alejo]
1904年、スイスのローザンヌに生まれる。父はフランス人、母はロシア人。主にハバナで教育を受けたものの、家庭内にはフランス文化が色濃く、パリへ留学することもあった。建築家を志すが挫折。1924年から文化雑誌『カルテレス』に寄稿を始め、政治運動にも参加、マチャード独裁政権から27年に投獄を受ける。1928年から39年までパリに滞在し、シュルレアリスムや前衛音楽に影響を受けた。一時ハバナへ戻った後、1945年から59年までベネズエラのカラカスに滞在し、『この世の王国』(1949)などの長編小説を刊行した

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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pyoko45

11
ガルシア=マルケス『族長の秋』などと共に「三大独裁者小説」にされているらしいが『族長の秋』が幻惑されるようなエピソードの乱れ撃ちに圧倒されたのに対して、本作はうっとおしいほどの固有名詞の連射に困惑された。ここに本作の中心人物であるフランスかぶれの独裁者に対する数々の皮肉が込められており、息の長い文体と相まってすごいとは思うが、注釈皆無のもとで一つひとつを掬い取るのはかなりつらし。話じたいは直線的で、飛び抜けてエキセントリックなエピソードはないものの、アイロニカルな嗤いが漂う堅調なつくりで楽しく読んだ。2016/11/03

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