内容説明
2009年3月、現代哲学/思想を代表する知性が一堂に会し、ロンドンで開催されたシンポジウムをほぼ完全収録。資本主義/グローバリズムが蔓延するこの世界の蒙昧を撃ち、来たるべき時代への共闘を呼びかける、アクチュアルなドキュメント。
目次
序 共産主義の理念(コスタス・ドゥズィーナス;スラヴォイ・ジジェク)
共産主義の“理念”(アラン・バディウ)
現在にわが身を曝す 共産主義の仮説―哲学にとっては可能な仮説で、政治にとっては不可能な名称か?(ジュディス・バルソ)
左翼主義の仮説―テロルの時代の共産主義(ブルーノ・ボスティールス)
二度目は茶番として…―歴史的実践学と反時代的現在(スーザン・バック=モース)
アディキア―共産主義と権利‐正義について(コスタス・ドゥズィーナス)
共産主義―リアか、ゴンザーローか(テリー・イーグルトン)
悟性の共産主義、意志の共産主義(ピーター・ホルワード)
共産主義における共(マイケル・ハート)
共産主義、語(ジャン=リュック・ナンシー)
共産主義―概念と実践についての省察(アントニオ・ネグリ)
共産主義なき共産主義者たち?(ジャック・ランシエール)
文革が共産主義を終わらせたのか?―現代における哲学と政治についての八つの所見(アレッサンドロ・ルッソ)
抽象の政治学―共産主義と哲学(アルベルト・トスカーノ)
弱い共産主義?(ジャンニ・ヴァッティモ)
われわれの未来のために論ずる―現代中国における知的政治(汪暉)
始めからやりなおすには(スラヴォイ・ジジェク)
著者等紹介
ドゥズィーナス,コスタス[ドゥズィーナス,コスタス][Douzinas,Costas]
ロンドン大学教授。専攻は、法理論、美学、政治哲学
ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ][Zizek,Slavoj]
哲学者、思想家。リュブリャナ大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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