内容説明
恋の駆引き、情欲、邪恋、嫉妬。近親相姦、多重相姦、姦通、凌辱。さらには政略結婚、野心と裏切り、策謀…美徳と悪徳の限りない対立が生み出す、十一の短篇による凄絶なピカレスク絵巻、ありとあらゆる欲望の変奏曲。
目次
小説論
ジュリエットとローネーあるいはアンボワーズの陰謀、歴史物語
ふたつの瀬踏み
ミス・ヘンリエット・ストラルソンあるいは絶望の果て、イギリス物語
ファクスランジュあるいは野心のあやまち
フロルヴィルとクールヴァルあるいは宿命論
ロデリックあるいは呪縛の塔、寓話的コント
ロレンツァとアントニオ、イタリア物語
エルネスティナ、スウェーデン物語
ドルジュヴィルあるいは美徳の罪びと〔ほか〕
著者等紹介
私市保彦［キサイチヤスヒコ］
１９３３年、東京に生まれる。東京大学卒業後、同大学大学院修士課程修了。武蔵大学名誉教授。専攻、フランス文学
橋本到［ハシモトイタル］
１９５８年、新潟市に生まれる。武蔵大学人文学部卒業後、立教大学大学院博士前期課程修了、青山学院大学大学院博士後期課程満了。現在、法政大学教授。専攻、フランス文学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ミンガラ
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サドの表本は面白くない。やはりサドの魅力は裏本に ある2014/11/09
