内容説明
埋蔵文化財保護行政の成り立ちや、法制度と実際の業務内容等を、考古学研究の視点から具体的に解説した業界初の入門書。考古学を仕事にする人、したい人必読!
目次
第1章 そもそも埋蔵文化財ってなに?
第2章 遺跡は発掘調査しないとわからない
第3章 文化財保護法を読んでみよう!
第4章 発掘調査の費用負担は誰が、そしてどこからどこまで?
第5章 文化庁の通知や報告はどれほど重いのか?
第6章 そもそも国指定史跡ってなに?
第7章 埋蔵文化財の保存と活用ってなに?
第8章 埋蔵文化財と考古学
附章 文化財保護法(抜粋)と関連年表
著者等紹介
水ノ江和同[ミズノエカズトモ]
1962年福岡県生まれ。1988年同志社大学大学院博士後期課程中退。福岡県教育委員会、九州国立博物館、文化庁を経て、同志社大学文学部教授、博士(文化史学)。2015年日本考古学協会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やま
9
埋蔵文化財にかかわる人向けの本でした。興味深いけれど、いち考古ファンには少し距離があり感じ。埋文がおかれた状況は分かりました。2021/12/14
うしうし
5
本書の性格上、仕方ないと思えるのだが、読後感は「学問をして教養を得た」というよりも、「就職のための知識を得た」という感じ・・。平易な言葉で書かれた良書であるが、「面白いか?」といわれると面白白くはない。ただ、文化財関係の仕事に従事してきた著者ならではの考えや人間性が窺える部分もあり、その辺りはリスペクトできる。 *博物館などの解説パネルは、展示の趣旨・内容に関するものは120~150字、個別の遺物解説などは60字程度がベスト。(p115)2021/04/16
もるーのれ
2
埋蔵文化財保護行政の仕組みが分かり易く解説されている。この業界に携わる人間として、しっかり理解しておかねば。今普通に業務に携わっていられる状況もこれまでの調整の賜物だと思うと、頭が下がる。2020/12/31
takao
1
ふむ2023/01/09