内容説明
これまでに発掘された幾多の縄文人骨について、さまざまな埋葬属性を考古学的に精査し遺伝的形質や骨変病のあり方など人類学的知見とリンクさせて検討することから、縄文時代の墓制および墓制を通してみた社会を考察。長年にわたる野心的研究の成果を問う。
目次
序章 縄文墓制論の回顧と展望
第1章 埋葬属性の定義と分類
第2章 埋葬姿勢と土壙規模
第3章 埋葬小群と頭位方向
第4章 墓制と装身具・副葬品
第5章 墓制とライフヒストリー
第6章 特殊な葬法による墓制
第7章 縄文階層化社会論をめぐる墓制の検討
第8章 墓制からみた縄文時代の社会
著者等紹介
山田康弘[ヤマダヤスヒロ]
1967年東京都生まれ。1990年筑波大学第一学群人文学類卒業。1994年筑波大学大学院博士課程歴史人類学研究科退学。1994年熊本大学文学部助手。1996年土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム学芸員。1999年島根大学法文学部助教授。2007年国立大学法人島根大学法文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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